表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
TS幼女が魂の位階を上げる努力をしながら配信をする話  作者: いのじ
魔法と科学と新世代の迷い子
33/37

結城綾乃としゃむ

「おじいちゃん、気付いてたの!? 」

思わず大きい声が出てしまう。


「そらー、お前。綾乃が亡くなったらいなくなって

 戻ってきたら帰ってきたしな」

おじいちゃんがしゃむを撫でながらいう。


「猫の一生は短い。10年経っても若々しいままじゃったら

 なんかあったんじゃろーくらいは思うわな」


なるほど。納得のいく話であった。

そして、しゃむがいなかった10年間死んでいた私が気付かなくてもおかしくない。

お父さんは気付いてたのかな?


あの配信以降しゃむは人の姿でもうろつくようになった。

可愛らしい着物や洋服を着ているけどだれのお下がりなんだろう。

近所では割と人気があり可愛がられている。

食べ物も人間と同じものを食べているようだ。


「玉ねぎとか大丈夫なの? 」

と聞いてみれば

「明かりに魚の油を使ってた時代じゃあるまいし、化け猫(ワガハイ)だってネギくらい食べるのだ」

と返答が帰ってきた。

「脂っこい食事をするのは綾乃が来た時くらいだったんじゃが種類が増えたの」

とおじいちゃんも笑っている。


あの配信以降ペット連れでダンジョンに行く配信が増えていたので影響はあったようだ。

とは言っても深くダンジョンを潜ろうなんてのは一部の物好きの所業なので

ダンジョン変異が起こるところが映し出されたことはないらしい。

そしてニュースを見ても色々と影響は出ている。


先日のお酒の席で初音ちゃんがため息をつきながら

「確かに内容はダンジョンに入る人に知っておいてほしい内容だとは思ったんだけど

 ちょっと濃すぎますよね」

とこぼしていたのを思い出す。


「しゃむ、今楽しい? 」

ふと思い尋ねてみる。

「楽しいニャ。日向ぼっこをしててもいいし田んぼや畑を手伝ってもいい」

しゃむが笑いながらいう。

「メイちゃん言ってたニャ。力があるからこそ選べる選択肢があるって」

と続けていた。

ダンジョン女神ちゃんは動物にも分け隔てない教育方針なんだと妙なところで感心をする。


「綾乃~」

しゃむが駆け寄りくっついてくる。

「綾乃もダンジョンで強くなるのニャ? 」

こちらを見上げながら尋ねてくる。

「ゆっくりとがんばるよ」

力をこめて返答をする。

「アキちー、言ってたニャ。

 ダンジョンはお金になるものが手に入って寿命も延びる。

 3Kだから最初は人気は出ないかもしれないけど

 広まれば時間を売ってお金を手に入れる普通のバイトより人気がでそうって」

アキちー、秋人さんだろうか。

猫に何を教えているんだと思わず口元が引きつった。

楽しんでいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ