ルナリアさんとAI
「ダンジョンが出来ることになった経緯なんだけれども、
ルナリアさんが今一番熱を入れてる世界が行き詰ったことがきっかけなんだ。
ルナリアさんがアルファターナさんに言い出したの。
『あそこの放置されてるものを素材に使いたいから頂戴』って、そう僕たちの世界」
「で、アルファターナさんが興味を持って覗いてみたわけ。
本体のアルファターナさんから見た世界は時が川の流れのようになっていて
先までスムーズに見えたんだって。
これアルファターナさんたちから認識できるようなサイズまで育つ魂はいないってことらしいよ」
「じゃあ、なんでここにしたのかと思って分体を送って見てみたんだって。
そうしたら文字を読むように時の流れが見えたんだけど個人名は見えなかったみたい。
やっぱり認識できるサイズまで育つ魂はないってことなんだけれども興味深い単語があったんだ。
それは『科学』。」
「ルナリアさんが今頑張ってる世界って魔法科学の世界なんだって。
そこのAIの成長が行き詰ったから刺激がほしかったみたい。
で、新しい魂を連れてきたいんだけど科学を受け入れて定着する魂が少ないんだってさ。
科学が発展することってすごく珍しいんだって。」
「っていうのも魔法が発達するとそれで雑に色々できちゃうから。
魔法と科学が分離しなくって混ざったまま発展して錬金術になっちゃう。
科学はよくて錬金術の中のマイナーな1ジャンルでおわっちゃうことがほとんどみたい。
まあルナリアさんの世界の科学とこの世界の科学はまたちょっと違う形らしいんだけどね」
「で、アルファターナさんは考えたんだ。
じゃあこの世界が科学の発展と共に失った魔法をまた与えたらどうなるんでしょう? って
そしたら本体からも未来が見えなくなった。
つまりアルファターナさんから見て認識できるような成長を遂げる魂が生まれる可能性ができたんだ。
その時にじゃあそっちの方がいいのでは?
って考えたアルファターナさんがルナリアさんに提案して出来たのがダンジョン。
正確にはこの世界に受け入れやすいであるダンジョンにしたのはメイちゃんだけどね」
「そして今の状況になったんだってさ」
【るな】【へー、原始人が私の世界にくることになったきっかけってそんな感じだったんですね】
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