↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/37

瀬上秋人の初配信

カチカチカチカチ。

静かな部屋の中で音だけが響く。

テレビとゲーム機と本棚と骨董品(パソコン)がおかれた自分の部屋の中で

ひたすらにキーボードを叩いていた。


「でーきたっ」

独り言を言って立ち上がる。

「初音ー」

呼びかけながら妹の部屋に向かう。

さあ、初配信の相談だ。



「お兄ちゃんこれ本当に話すの? 」

話す内容をまとめた物を見た目を初音がまん丸にして聞いてくる。

「初心者向けだと思うけどだめかー? 」

「正直、だめとかいいとか分からない」

「じゃあ、ちょっと時間をかけて考えてみてよ」



結局、初音はやることに同意した。

今は配信前の準備中。

場所は黒神ダンジョンの入り口付近。

僕のイメージといえばここだからだ。

これから話す内容は人によって感じ方が違いすぎる内容だ。

せめて可愛いを準備して衝撃を緩和する。

恰好はダンジョンから出てきたときの黒のワンピース。

近所の猫に集まってもらう。

来る人はいないとは思うけどダンジョンに入る人の邪魔にならないように

配信の画角は黒神ダンジョンの入り口を左に猫と僕と初音を右に。

結城さんの家の猫もいる。


チャンネル構成は僕のチャンネルがメインチャンネル。

初音のチャンネルがミラーだ。

初音に僕の身分の証明をしてもらうための構成。

さあ、配信だ!


立った状態の僕はゆっくりと喋りだす。

「はじめまして、配信をご覧くださってありがとうございます。

 初音ちゃんの5周年記念を聞いてくださった方なら

 声で気付いているかもしれませんがジェーンです」

ここで一礼。

コメントは流れない。何故なら禁止してあるから。

「なんでコメント禁止なんだろうと疑問に思われているかもしれません。

 理由を説明すればこれから話すことは聞いたことが主軸であり

 疑問を僕に聞かれても解答できることはほぼないからです。」

ちょっと間を置いて再び話し出す。

「ついでにいうならばこの話を聞いた時に僕が感じたことがあるからです。

 この話を信じれる信じれない信じないは人によって違うし

 聞いた人にとって何が正しいとか間違っているとかどうすればいいのかとかが

 全員違っててそういうのが溢れ出て多分コメントができると混沌としちゃうなって」

再びちょっと間を置いて話す。

「ここで改めて自己紹介をさせていただきます。

 ジェーンちゃん改め瀬上秋人と申します」

「本物ですよー」

初音の合いの手が入る。

「僕がダンジョンから出てきたときにすごく驚いたことが二つあります。

 一つは世間がダンジョンを受け入れていたこと。

 もう一つがインターネットを使った技術がすごく発達していたことです」

気合を入れて話す。

「では、これから話すことの主題をいいます。

 僕が初めてWeTubeで見た動画のタイトルをそのまま引用しますね」

 

「瀬上秋人です。ダンジョンの真実をお話します! 」


僕の初配信が始まった。

楽しんでいただけると嬉しいです

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ウマのマスク被れば面白かったかも
[一言] 次回 また偽物かー 本物やんけ! そうはならんやろ… なっとるやろがい!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。