028:扉の先にあったものは
扉の先にあったものは、小部屋だった。
1マス分の部屋だ。つまり、5m×5m×5mの立方体。流石にこの部屋で戦闘が可能だとは思えない。背後の扉が自動的に閉まった。閉じ込められた! と思う間もなく、小部屋に変化が訪れた。
空っぽだった小部屋の中央部に突如、台座が生えた。
ニョキッと腰ほどまでに伸びた台座はとてもシンプルなものだった。装飾の類いはなく、ただ上に置かれるモノを飾っておくだけの簡素な代物。同時に、薄暗かった小部屋の中央部にスポットライトが当てられた。台座の上に置かれたものを強調するための演出だろう。
その演出は思いの外、俺に効果があった。思わず声が出るほどだ。
「おぉー!」
その台座の上に置かれている物が光によって鈍く光を放つ。
それは黄金だ。
ネズミモドキを模したスタチューが黄金の輝きを放ってそこに鎮座していた。
全長は60cmほどだ。一般的なネズミの姿ではなく、これまで何十匹も相手にしてきたネズミモドキの姿を模していた。鼻の先、大きな耳、ぶくぶくに丸まった肉体から尻尾の先まで、その全てが黄金で構成されている。
と、思われた。傍から見る限りの話だ。
ぶっちゃけた話、黄金の塊などテレビやネットの画像や動画くらいでしか見たことがない。こうして目の前に存在しているそれが、単なる金メッキなのか金そのもので構成されているのかなど、素人の俺には判別できなかった。
にもかかわらず、それは異様な程の存在感を放っていた。
今にも動き出しそうな程に精巧な作りをしている。まさか、そこら辺のネズミモドキに金箔を塗りたくって作ったわけじゃあないよな? もしくは、あれか。メタル系粘液モンスターの如く、この黄金のネズミモドキもボーナスエネミー的なヤツだったりするのか?
その場合、嬉しいのか嬉しくないのか、よくわからんな。金属化したネズミモドキとかどうやって倒せばいいんだよ。毒針で急所を狙えってか? まあ、動く気配は今のところ無いので一安心ではあるが。
「黄金の輝きを放つネズミモドキのスタチューか。……ん? スタチューってどんな意味だっけ」
自然と浮かんだ単語だったが、肝心の日本語の意味を忘れていた。
『立像や彫像って意味だね』
「サンキュー、カレン。で、これを持って帰ればいいってことだよな?」
カレンに尋ねるつもりで呟いたわけではないので返事はいらない。
持ち上げた途端、トラップが発動しませんように。俺は慎重にネズミモドキの金塊を持ち上げた。いや、持ち上げようとした。
「んぐ、なんじゃこりゃ。重すぎるぞ」
40kgくらいあるんじゃないか? 見た目からは想像できない程にずっしりとした重さがあった。金塊ってこんなに重かったのか。初めて知ったよ。確か、金の比重ってどれくらいだっけ。1:20とかだっけか? やべ、覚えてないぞ。
『およそ19.3g/cm3だね』
物知りカレンさんありがとう。
つまり、すげー重いってことだけはわかる。確か体積の問題なんだよな。耳とか尻尾とかを抜きにして、単純に頭と胴体だけで考えてみるとだ。
50cm×40cm×40cm=80,000cm3……だと? え? つまり、19.3倍すると1,544,000g≒1.5トン?
文字通り、桁が違うぞ。
ということはだ。このスタチューは全てが金で構成されていないことがわかる。もしくはガワだけで中身が空っぽのケースか。
『正解、正解! 2000cm3の金塊でガワだけ作ったネズミモドキの立像だよ。流石に、中身まで埋めちゃうと重すぎちゃうもんね。軽すぎず、重すぎずで良い感じでしょ?』
くっそ重いっての。
『あ、わりと強度高めで作ったから乱暴に扱っても大丈夫だよ。文字通りの金塊ってわけじゃないからね。そんなに柔くはないから安心して』
適当に放り投げても壊れないってのなら有り難い話だ。設計者の恩情に感謝の意を称したいところだが、問題はそこじゃあない。重いんだよ。
「マジで、これを持って帰らないといかんのか? ホントに? 冗談ではなく?」
『ふふーん、シズクの好きにすればいいんじゃないかなぁ? 別に発見したものを何でもかんでも持ち帰るのが探索者ってわけでもないんだしさ』
ぐぬぬ、煽ってくれるじゃないか。
俺はその場で軽く準備体操をした。これから重たい物を持ち上げるのだ。念入りに身体を温める必要がある。気合を入れすぎてギックリ腰にならなければいいけど。
それでも俺はやや気合を入れてソレを持ち上げた。
「ふんぬっ」
ネズミモドキの立像ではなく、小学6年生くらいの小柄なカレンを持ち上げる脳内イメージで挑んだ。40kgって大体そんな感じだよな?
うん、重い。脳内イメージの意味はなかったわ。
それでも初めから重いとわかっていれば、必要な力加減で挑むことはできる。カレンに見初められる前の俺ならば、持ち上げることすら叶わなかったかもしれない。
だが、今の俺なら話は別だ。
俺は全身の力をフルに使って、黄金スタチューを持ち上げた。そして、あらかじめ口を緩めておいたネズミ袋の中へゆっくりと収めていく。腰を痛めないよう慎重に、丁寧に下ろした。
「はふぅ」
無事、ネズミ袋の中に収まって安堵の吐息が勝手に出た。続いて、そのネズミ袋を背負うべく、ある程度、重心の位置を調整してからグッと足腰に力を込めて一気に立ち上がった。なんとか立ち上がることには成功したが、あまりバランスを上手く保てない。ちょっと油断すると背中から倒れそうになる。
「……これは、なるほど。うん、重いわ」
なんだろうな。これが人間の子どもとかだったら背負いやすいんだろうけど、ネズミ袋の重心が下すぎて動きづらい。しばらく、動いてみて慣れるしかなさそうだ。俺は小部屋の中をちょこちょこと歩き回ってみた。
台座を中心に右回り、左回りと足早に、小走りに、軽くステップを混じえて背中の重さに慣れていく。とりあえず、歩くことに支障をきたさない程度にはなったが、流石に<ステップ>や<突進>を意識すると移動先で大分バランスが乱れた。
おそらく、これ以上は俺のステータスが向上しないと改善する見込みはないと思われた。というわけで重たい荷物を背負っての練習歩行は終えた。
ここからが本番だ。
「今のところ、気配はないな」
閉じられた扉は、触れるまでもなく扉前に立つと自動で開いた。
まだ小部屋からは出ない。念の為に、もう一度付け耳シリーズを装着し直して各種のモドキが近くにいないことを確認した。部屋を出た途端に湧いて出たりしないだろうな? 仮にそうなったとしたら俺はどうすべきか。
焦らないこと。何が起きても冷静に対処する。
「こんな当たり前のことしか思い付かないな。まあいい、行くか」
俺は小部屋から一歩足を踏み出した。完全に小部屋を後にすると、背後の扉がシュンと閉まる音が聞こえた。
「……良し、今のところ変化なしだ」
と、思いきやだ。
凄まじい違和感が俺を襲った。迷宮の雰囲気が変わっている。確かにネズミモドキ、イヌモドキ、ウサギモドキの気配は周囲に感じない。それでも、何かがいる。俺の感覚がそう警句を告げた。
慎重に行こう。
基本通りに西側のエリアではネズミモドキの気配を注意しながら慎重に進む。時々、イヌ耳に付け替えてイヌモドキの気配を探った。どちらかといえばイヌモドキの方に注意を向けた方が良さそうである。中央エリアに辿り着くまではネズミ耳を、そこからはイヌ耳を装着する。
……予定だった。
「……シャァ」「なお?」「……フゥッ!」
「にゃ?」「フゥーッ」「シャァッ」
「……シャァーッ」「……フシャッ」「なーお」
いないはずの連中が西側エリアを跋扈していた。
道中で見かけたのはネコモドキだけだった。ネズミモドキ、イヌモドキ、ウサギモドキとは一度も出くわしていない。俺は瞬時に、方針を転換した。まずは単独行動、または2体編成のネコモドキを積極的に狩った。
ノーマル型に関してはウサギモドキを除いて恐れるに足らない。
重たい装備を背負っているせいで俊敏な動きはできない。だが、そんなの関係ねえ。俺には物干し竿くんがいる。あと、ツインガントレットも。
俺は素早く、物干し竿を突いて飛び掛かるネコモドキを瞬殺した。荷物が重いということは逆に重心が下がり、足腰に力を入れてドッシリと構えることを可能とする。
つまり、今の状態は物干し竿くんとの相性がバッチリ良かった。
「……良し、ネコ耳ゲットだぜ」
三匹目にしてネコ耳を一つゲットした。すぐさまそれを装着して効果を発動させる。
「……うへぇ」
文字通り、至るところにネコモドキが湧いていた。中央エリアに辿り着くまで全てを撃退すると確実に中型ネコモドキが発生する程の量だ。であるならば、全てを倒さずに進めばいい。簡単な話だ。
脳裏で感じ取ったネコモドキの位置と<マッピング>を融合する。ルート状に表示されたネコモドキを視覚的に把握し、最も遭遇する数の低い通路を選んで先へ進んだ。
ハプニングに備え、単独行動や2体編成のネコモドキについては手加減して殺さずに放置した。想定通りに進めるとは限らない。討伐数は余裕を持って残しておく必要がある。
3体編成のヤツらは殺していった。なぜなら、変則型が混じっていることが多いからだ。変則型をなまじ半殺しにすることで、予測不能の何かを起こさせないようにする。そういった考えを元にしている。
ここまで殺してきたネコモドキは9体。これでも抑えているつもりだが、中央エリアへ辿り着くのに必須な通路にわんさか湧いて出てくるのだ。全く、嫌になるね。
しかし、その甲斐あってか、無事にSポイントのT字路まで来ることができた。中型ネコモドキは発生していない。手加減戦闘を覚えていなかったら確実に湧いてただろうな。
だが、そこにはノーマル型のネコモドキ3体が堂々と待ち構えていた。
もうすぐセーフルームだ。折角なので<投擲>を意識して使い熟してみることにした。俺はまず、何に使うのかよくわからない円棒を左手に、物干し竿くんを右手に持ち替えた。
そしてこちらに気づいたネコモドキに全力で投げた。
「なぉ?」「ふぎゃっ」「ふしゃぁっ」
真ん中のネコモドキに見事命中。遠距離からの不意打ちに成功した。変則型のネコモドキはその場に残り、通常のネコモドキはこちらへ駆ける。俺はのんびりと歩きながら、物干し竿くんを左手に持ち替えると、ある地点でピタリと止まって、それを突き出した。
「ギャッ」
足元を狙うネコモドキを下段の一突きで殺し、横に振って遺体を跳ね除けた。遺体の脇を通って変則型のネコモドキと対峙する。変則型は1体になると逃走する確率が非常に高い。
「なお!」
と鳴いて変則型は尻尾を巻いて去っていった。それを最後まで見届けてからドロップ品を確認する。ポンっと音が鳴ったのは一つだけだ。円棒で倒したネコモドキの遺体がナックルクローとなって消え失せた。
転がっている円棒とナックルクローを物干し竿くんで器用にすくい取って拾い上げた。背負っている荷物が重いせいでいちいち膝を曲げたり、荷を下ろしたりするのが面倒で獲得した小細工だ。
拾ったドロップ品は背負ったネズミ袋には入れず、腰に巻いた簡易ウェストポーチに押し込める。円棒は右手で持つこともあるし、背中とネズミ袋の間に押し込んでおくこともあった。すぐに使う予定があれば右手で持つことが多い。
この先はセーフルームへ一直線だ。
曲がり角は2回あるけどな。こういう時の表現はなんて言うんだろうな。一通? 直通? それとも直行か? なんて、どうでもいいことを考える余裕がようやく生まれた。
この道のりにネコモドキの気配はない。あとはこのまま進むだけでセーフルームへと辿り着く。しかし、あえてここでネコ耳からイヌ耳へと感知効果を切り替えた。
トコトコと自然体で先へ進むと。
イヌモドキ3匹の気配を感じ取る。いつもの奴らだ。イヌ耳のおかげで湧いた瞬間に感知できた。
「カレンはこういうお約束を絶対に変えないと思ったんだよなぁ」
最後の曲がり角から奴らはぬるりと現れた。
「ガルルっ」「ガルァっ」「……アウ?」
今回の探索で感知能力の重要さを身に沁みて理解したよ。
相手の位置取りを事前に知れるってのは戦う上でのアドバンテージが大きすぎる。もはや「次からはやっぱ感知能力系無しでいくね」なんて言われたら、カレンに土下座するくらいの覚悟はできていた。
重荷を背負っているので<突進・相棒突き>は使えない。しかし、俺には物干し竿くんがいる。堂々とした足取りで前へと進んだ。
セーフルームはすぐそこだ。手加減は必要あるまい。
変則型を除いて、こちらを認識するや否や爆発するように突っ込んでくる2体のイヌモドキ、その右側の個体に右手で円棒を<投擲>した。「ギャゥ」と悲鳴を上げるが死んではいない。ただ、その勢いが弱まり、足を止めただけだ。
片方は相変わらず距離を縮め、ある地点で飛び跳ねた。
それを難なく、物干し竿くんで仕留める。軽く振って遺体を払い、遅れてやってきた個体も同様に突いた。その瞬間、背後に中型イヌモドキが湧いたのがわかった。
のんびりドロップを待っている余裕はなさそうだ。
だが、円棒だけは回収させてもらおう。中型イヌモドキは既にこちらへ走り出しているが余裕で間に合う距離だ。
困惑顔のイヌモドキを物干し竿の一振りで追い払ってから、急いでセーフルームへ走った。走ると言っても小走り程度だ。扉に近づくと自動で開く。俺はあっさりとセーフルームへ帰還することができた。
無傷でだ。
そう、今回の探索で俺は傷を一つも負うことなく帰還できた。
……変わっちまったな、俺。
ビギナーダンジョンクリアの糸口も見えた。踏破するのは時間の問題だ。カレンの実体化待ったなしである。あの愛くるしい姿をすぐにでも抱きしめたい。
しかし、それよりもだ。
俺はちゃんと成長している。
この事実こそが、俺にとっては何よりも嬉しかった。中型イヌモドキの気配をすぐ背中に感じ取りながら、セーフルームへと踏み入れる。
扉は無情にもあっさりと閉められた。
中型イヌモドキは扉の先にいる男に対してどうすることもできず、敵意と殺意の対象が消え去ったことですごすごとT字路へと戻っていった。
今回の探索結果
* * * * * * ス テ ー タ ス * * * * * *
名前:中ノ森シズク 性別:男 年齢:19
成長率:大器晩成 才能:非凡 称号:ビギナー探索者
パラメータ(アスリート:10 達人:15 超人:20)
生命力= 12 → 13(探索後)
魔法力= 0 → 0
耐久力= 11 → 11
筋 力= 10 → 12
器用さ= 10 → 11
敏捷性= 10 → 10
知 力= 10 → 10
精神力= 13 → 14
幸 運= 30
欲望度= 50
カルマ= 100:善良
スキル:<耐える> <突進・相棒突き> <ステップ>
<休息術>new <平常心>new <激発>
<棒術>new <投擲術>new <マッピング>
探索回数:25 獲得経験値:777
* * * * * * ス テ ー タ ス * * * * * *
獲得経験値 777=505+116+56+100!
討伐経験値 計116
討伐数×経験値
中型ネズミモドキ:1×10=10
ウサギモドキ: 3× 4 =12
イヌモドキ :15× 3 =45
ネコモドキ :12× 2 =24
ネズミモドキ:25× 1 =25
探索経験値 計505
取得物・相棒:5 取得物・長棒:5 取得物・円棒:5
遺体包容:5 遺体直視:5
北エリアマッピング:5
西エリア完全マッピング:10
北西エリア完全マッピング:10
カウンティング:10
完全戦闘: 5 計画戦闘:5 手加減戦闘: 5
感知向上: 5 感知探索:5 警戒探索 :5
方針転換: 5 囮活用 :5 ドロップ活用:5
精密運動: 5 討伐制限:5 戦闘回避 : 5
安全領域: 5 安全休息:5 完全休息 :10
創意工夫:10 先制探索:5 潜伏観察 : 5
作戦立案:10
作戦実行:10
不意打ち戦闘:5
完全不意打ち:10
投擲術撃破:5 投擲術妨害:5
遠距離攻撃:5 遠距離撃破:5
長距離攻撃:5 長距離撃破:5
イヌ部屋発見:10
ネズミ部屋発見:10
ネズミ部屋解除:10
迷宮平常心・スキル化:5
休息力・スキル化:10
棒術練習・スキル化:10
投擲術練習・スキル化:10
長時間探索:10
重負荷練習:5
重負荷探索:5
重負荷戦闘:5
積極的かつ果敢な戦闘:15
消極的かつ制限的な戦闘:15
中型ネズミモドキ初見撃破:30
中型イヌモドキから逃走:5
戦利品を所持して帰還:25
ネズミ部屋黄金の立像を取得して帰還:50
探索を無傷で終えてセーフルームに帰還:50
スキル名:<平常心>new
精神力10 生命力10
アクティブ&パッシブ:迷宮探索時
精神力:精神力安定&安定化促進
生命力:身体能力の安定行使
スキル名:<休息> → <休息術>new
生命力10 精神力10 耐久力10
知 力10 器用さ10 筋 力10
アクティブ&パッシブ:休息時
生命力:体力回復&治癒力向上
精神力:精神疲労回復
耐久力:肉体ダメージ回復
筋 力:肉体疲労回復
器用さ:警戒力向上
知 力:他の項目に補正効果&思索効果向上
スキル名:<棒術>new
生命力10 精神力10 耐久力10
知 力10 器用さ10 筋 力10
アクティブ&パッシブ:棒術使用時
生命力:肉体能力の上昇
精神力:集中力アップ
耐久力:肉体的な負担軽減
筋 力:筋力・威力アップ
器用さ:命中率・精密性アップ
知 力:思考力・応用力・熟練度の向上
スキル名:<投擲術>new
生命力10 精神力10 耐久力10
知 力10 器用さ10 筋 力10
アクティブ&パッシブ:投擲時
生命力:肉体操作・投擲技術の向上
精神力:集中力
耐久力:肉体的な負担軽減
筋 力:威力アップ
器用さ:命中率・精密性アップ
知 力:目算能力・距離掌握・威力推測
探索結果:追記
ビギナーダンジョンクリア!!:100!
「シズクっ! ビギナーダンジョンクリアおめでとうっ!」
「ほぇ?」
セーフルームへ戻ると、俺はカレンの温かくて柔らかな感触によって出迎えられた。カレンは俺を優しくギュッと抱きしめる。俺はその感触と甘い匂いに包まれて、唖然と立ち尽くすばかりであった。
//ヤンデレダンジョン依存度99%
//ヤンデレダンジョン好感度99%




