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乳ガンになった話を書いておく。  作者: 雷鳥文庫


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胸のテープのかぶれ。それから放射線治療も始まるよ。

 診察の次の日から湯船に入れるようになりました。

「傷の経過は良好です。テープは自然に剥がれるまでそのままで。」

との事です。


 それから四日後。

痒くなってきましたし、赤くなってきました。

テープ被れです。

そして、次の日から湿疹が。

日記に書いていた覚書です。

挿絵(By みてみん)

横の赤い線が傷口。

縦に貼ってあるのが傷を押さえるテープ。

そのテープとテープの隙間と、何故かテープを貼っている場所の上に赤い湿疹が出来ています。


痒かった。


それから五日ほどあと、自然にテープが取れました。

腋の方もです。


ああ、良かった。


少しずつ湿疹も治まってきましたよ。



 二月の七日。

乳腺外科の診察に行きました。

「順調ですね。今日はこの後、放射線科に回って予約をとって帰ってください。」

「わかりました。」

「胸のかぶれの薬と、ヘパリンが入ったクリームを出しますね。

放射線治療は保湿が必要です。」

「はい。」


それからヘパリンが入ったクリームは処方薬がなくなってからもずっと、市販薬を買って塗っています。

今日まで毎日。


後述しますが、やはり放射線治療の後の皮膚は乾燥したりするんですよ。


「今、胸は中に板を入れたみたいに固くなっていると思いますが、そのうち柔らかくなります。しこりではないですからね。」


なるほど。

今はほとんどありません。


「それから人間ドックの胸の超音波は、受けてもガタガタの画像が見れるだけなので。」


わかりました。

それから胸の超音波はここの〇〇病院でしか受けてません。

(マンモも。あれもレントゲンですからね。こちらの病院のみにしてます。余計な被曝はしたくないですから。)


他の検査は健診でやっております。


それから。

「今は手術の直後だから腫れてます。そんなに胸の大きさは変わらないですが、そのうちしぼみますから。

ひとまわり小さくなりますね。」


「ははは、そうですか。」



―――今は傷の所は凹んでますねえ。


 そして放射線科に行きました。

「はい、では早速明日来てください。」


わあ。早い。


二月八日。

放射線治療の所に行きました。


え?こんな所にあるの?

そうかあ、漏れないように?放射線が?

地下なのですが、そこに行くエレベーターが決まっています。

放射線検査の部屋が並んでいる、廊下の奥です。普通人が行かない目につかないところなんです。


ええ…。暗いし空気重い…。


そして受付がありました。

診察室に呼ばれます。


「まず、CTをやりましょう。」


なんと。この地下の部屋にもCTの機械がありました。

待ち時間無しでサクサク検査が受けられます。


それから先生の説明がありました。


「ええとですね。んー、貴女の場合…25回やります。土日祝日を除いて毎日来て下さいね。月曜日から金曜日まで。」

「はい。」

忙しいなあ。


「治療はですね、二月十四日から三月の二十二日までですね。

途中に祭日がありますから。」

そこでカレンダーを渡されます。

金曜日に赤丸がついていて、医師の診察日らしいです。


「この日以外はね、放射線治療を受けてそのまま帰宅していいですからね。

来たら最初に受付で着替えとロッカーキーを受け取って下さい。

初日にはまず、照射する場所を決めます。

マジックで書きますから。」


「わかりました。」

この後CTの画像を見て、当てる場所を決めるそうです。

その時には主治医で、手術医の女医先生も同席されるとか。


「とにかく、間を空けてはいけません。いいですね、欠かさず通ってくださいよ!開けても土日の二日くらいなんです。」

「はい。」

「僕らだってゴールデンウィークの時だって年末年始だって来てるんですから!」


いや、まだ二月?

先生たちが大変なのはわかりました。

(しかしその憤りをワタクシに言われましても)


「まあこういう御時世ですから(コロナ禍)、高熱が出たらその時は言ってください!」

「あっ、ハイ。」


それからの名言。


「い(・)い(・)で(・)す(・)か(・)?(・)コ(・)ロ(・)ナ(・)よ(・)り(・)ガ(・)ン(・)の(・)ほ(・)う(・)が(・)、(・)怖(・)い(・)ん(・)で(・)す(・)か(・)ら(・)ね(・)っ(・)!(・)!(・)」


そうなのか。


コロナよりもガンの方が怖い。



時々思いだして噛み締めました。



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