いざ行かん新たな海原
さぁ!!待ちに待たせた第2章の幕開けです!!!
えぇ〜……長い間サボ……ゲフンゲフン。お休みしてしまい申し訳ございませんでしたm(_ _)m
まぁ忙しかったし?ちょっと冒険したいな〜って思い新しいやつ書いたし?設定資料の加筆修正とかしてたから?まぁ更新できなかったよね〜
………全部言い訳です。ごめんなさいm(__)m
それでは気を取り直して、第2章スタートさせましょう!!!!!
さてさてクロイツ達はどんな働きをしてくれるのかな〜
この章から物語が大きく動いていきますよ〜(°▽°)
ちなみに、第2章から読んで貰っても問題ないですよ〜!!
前知識なくても楽しめるようには書くつもりですし。でも……本当のこと言えば、第1章から読んでほしいな〜
第1話 いざ行かん新たな海原
帝国領のとある宙域にて、3隻の軍艦が三角形の形に並んで航行していた
「艦長、目標宙域までおよそ3光年。先行させています小型偵察機のデータによると、当該宙域に敵艦なしとの事です」
「わかった。そのデータを後続の3隻にも伝えておけ」
「はっ!!了解しました」
「……全く面倒な仕事を押し付けられたもんだ。なぁ?アルベルト」
「はっ!!しかし、これは特殊作戦軍総司令官から直々のご命令でございます。断る事は出来かねますが……」
「だから面倒だし厄介なんだよ。はぁ〜…無事に終われば良いんだが……」
他には誰もいない宇宙を帝国軍艦3隻は真っ直ぐだ進んで行く
彼らがクロイツたちと遭遇するまで後、3日。その事は彼らもクロイツ達もまだ知らない
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ここは、任務着任前の巡洋艦フェルムートの一角。これから訓練航行へと出発する為に、必要な物資等を乗組員全員で収容していた
一月前、突然移動を言い渡されたクロイツは、艦の自室である艦長室へと必要最低限の私物を運んでいた
「……さてと、これで必要最低限の荷物は運び終えたな。これからまた宇宙に行くのか…」
「おいクロイツ。作業終わったか?なら少し手伝ってくれ」
「えぇ〜少しゴロゴロさせてくれよぉ…前の鑑より艦長室広めだから堪能したくなるじゃーん」
「そんなのは後でにしろ!物資が多くて人手が足りてねぇーんだから手ぇ貸せ!!」
イヴァンによって強引に自室から連れ出されたクロイツは、引き摺られるように艦の廊下を連れていかれた
1時間後、艦への物資積み入れが終わり作業に従事していた乗組員達はヘトヘトの様子で地べたに座り込んでいた
「ふぅ〜…ようやく終わったよ。こんなの人がやる事じゃないだろ……ロボット使えってんだ」
「まぁまぁ仕方ないって。急遽、全機緊急メンテナンス入ったんだから俺らでやるしかないだろ…」
「んまぁそうだがよ……」
作業でヘトヘトになっていた乗組員達は、口々に愚痴を溢しながらお互いを労っていた
その頃、普段から動かないクロイツはというと……
「もぉ〜ヤダァー!動けなーい!!!イヴァ〜ン、マッサージしてーーー」
「………テンメェ〜役に立っちゃいなかったろーが!!何が疲れただポンコツ艦長!働いてから言わんか!!!」
「そんな事言うなよ〜ちゃんと働いたじゃーん…」
「運んだの段ボールをたった4箱だろうが!そんだけで疲れるか!!」
「酷いな〜……仮にも僕、艦長だよ?そんな口聞いても良いのかな〜?」
「…ハレル総司令から働かせろとの業務命令を受けているんだが、それでも言うか?」
「すいませんでしたーーー!!!!」
「もうお前は自室に戻って良いぞ。ゴロゴロするなり好きにしてろ」
「ぃヤッター!!!!ゴロゴロ〜ゴロゴロ〜」
本艦の乗組員で1番疲れていたのはイヴァンだった
平時においては全く役に立たない艦長の相手をしながら、物資積み込みの陣頭指揮をしなければならなかったからだ
そんな事もつゆ知らず。クロイツは不満タラタラで肩に当たったいた。そんな彼にキツく当たらないのは、幼馴染だった頃からの慣れか、はたまた諦めからだったのか。それはイヴァン本人にしか分からないことである
物資積み込みが終わった巡洋艦フェルムートは、訓練航行へと出発する時間が迫ってきた
さっきまで力仕事をしていた乗組員達は、疲労の溜まった身体にムチを打ちながら、出航準備へと取り掛かった
「これより訓練航行へと出発します。皆さん気を引き締めてください。……こんな感じで良いですか?クロイツ艦長」
「ん?あぁ、良いんじゃないかな?」
(((( 適当かよ……))))
副官であるレータは簡単な訓示を艦内放送を使って行った。彼女は初めての訓示だということで、不安で一杯だった。その為、艦長のクロイツに確認を取ったらこの返事である
みんながクロイツに思った事は同じだった
一番、気を引き締めてほしいのは艦長だと全員が胸の中で叫んでいるに違いない
「さて、訓練航行に出発しますか。…船体固定アーム解除。外部接続ケーブル切断。サブエンジン点火!!メインエンジン始動開始。微速にて高度1000mまで上昇せよ」
クロイツは離陸する為の指示を出した。それに合わせて機関が作動する。さっきとは違ってピリピリとした空気が艦橋内を充満していた
「高度1000mまでおよそ30秒。当該高度障害物なし!そのまま上昇します」
「目標高度に到達後、管制官へ離陸許可の確認。許可が降りるまでサブエンジンで姿勢制御せよ」
通信士が管制官へ許可を取る為、しばらく待機することになった
通信士は管制官へと連絡を行う。1分程してようやく許可が降りた。それに伴いクロイツが号令をかける
「サブエンジン出力最大!メインエンジン点火!!重力場発生装置起動、惑星重力圏を離脱と共に1Gに調整。これより第2宇宙ターミナルに向かう。総員、衝撃に備えよ」
「サブエンジン出力最大。メインエンジン点火。目標、第2宇宙ターミナル!!」
クロイツの号令の後に副官のレータが復唱する。それを合図にメインエンジンから轟音が鳴り響き、ガタガタという振動が艦全体を襲った。
普通、惑星の重力に逆らうのは難しい。それを可能にするには膨大なエネルギーが必要となる。今、この艦はその重力から脱出しようとしている
最新鋭の艦なら重力圏脱出時に掛かるGを軽減する装置が搭載されているが、この艦は就航して50年もの月日が経つ為、そのようなハイテク機器は未搭載である
「…クッ!Gが凄いな……。みんなしっかり掴まれよ!!」
「ほ、ホント凄いですね。こんなに重くなるのは初めてです……」
「ク、クロイツ。これ大丈夫だろうな?バラバラにならないよな」
「イヴァン心配しすぎだよ。まぁ大丈夫でしょ。レータ、重力圏脱出までの残り時間は?」
「はい。およそ2分です。脱出次第、重力場発生装置起動します」
「よし。わかった。みんな、あと2分頑張って耐えてくれ」
エンジンの振動がガタガタと艦体を震わせながら、巨大な船は宇宙へと進んでいく
普段の生活では味合わない感覚に苦しみながらも、出来うる限りの作業をしていた
「重力圏脱出までおよそ10秒!……5秒前、4、3、2、1…脱出!!重力場発生装置起動!」
レータの迅速な操作によって重力場喪失のラグ無しであった
「ふぅ…無事に抜けれたな。それじゃあ、これより第2宇宙ターミナルに向かおうか。機関前進強速!」
「了解!!機関前進強速。…目標の第2宇宙ターミナルまでの距離およそ15万km。目標到着までの予想時間およそ10分」
「…さて、10分もあるなら自室でゴロゴロしてこうかなー。レータ中尉、何かあったら連絡してくれ。後はよろしく〜」
「え?あっはい!指揮引き継ぎます。……あっ艦長、ハレル総司令より連絡です。メインモニターに映します」
「うげっ!マジか……。わかった出してくれ」
タイミングが良いのか悪いのか、クロイツが艦橋から出ようとした時に地上のハレル総司令官からの通信である
ダラダラする気満々だったクロイツのテンションは駄々下がりだ
「よぉ〜クロイツ!それとフェルムート乗務員の諸君。無事重力圏から出れたみたいだな」
「ハレル総司令!!総員敬礼!…総員無事、重力圏脱出しました。艦や艦設備に異常ありません」
メインモニターに映し出されるハレル総司令官に全員総立ちで敬礼をする。艦長としてクロイツが簡単な報告を行った。
「ハハハッそう畏まらなくていいよ。別に業務関係で連絡した訳じゃないからね。いや〜暇だったもんだからつい……てへっ」
((( ……ん?えェェーーーーー!?!?)))
クロイツ達が驚いた理由は、この通信の主が所属艦隊司令官ではなく、大元の防衛艦隊総司令官から直々の通信である為、皆何か特別な任務があるのではないかと思っていた為である
しかし実際のところは、ハレルの暇つぶしであった
「いやいやいや……てへっじゃないでしょ!暇で任務中の艦に通信する総司令官がどこにいますか。本当にそれが理由なんですか?」
「ほら、ここに居るじゃないか!!……あれ?もしかしてダメだったかな?」
(((( ダメに決まってるでしょ!!!))))
「……じゃあ、通信切りますねぇー。お疲れしたー」
「え!ちょ、クロイツ?待って!ねぇ、待ってったら」
クロイツは、レータに向かって首の前で手を水平に振って『切れ』の合図を出した
それを受けたレータは、複雑な感情を抱きながらも艦長命令に従い通信を遮断した
「ちょっ!クロイツ⁉︎ 敵に不穏な動きがあるから気をつけr…………」
ハレルは叫びながらも最後に警告を告げた。言葉の最後の方はよく聞こえなかったが……
ハレルが暇つぶしのためにした通信の相手して疲れたクロイツは、大きな溜め息を吐いて艦長席へと座り込んだ
「あのおっさん何を考えてるんだか。しっかりと仕事をしてほしいよ……全く」
そんな言葉を呟いたクロイツに、艦橋内から冷たい視線が向けられていた
お前が言うなという冷たい視線が……
次回に続きます!!
次は第2宇宙ターミナル到着からいよいよ訓練航行へと出発です!!!!




