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驚きの事実

昨日の更新したときに後書きで、「次は6日(日)です!」って言ったけど、GWなので特別に更新します!

なんか、すいません(^◇^;)


思いつきで動くのが私グルクンですのでご理解よろしくお願いしますw


というわけで、前回の続きです!


前話で後半急いだところがあったので、今回はしっかりとやっていきます!!


それでは、第25話をどーぞ!!!!!


        第25話 驚きの事実



 部屋から連れ出されたドワールは、大人しく憲兵に連れられていった。


 壮大に喚き散らさず大人しく連行されたところは褒めてやりたいと思ったクロイツとレータだった。

 

 2人は憲兵によって連れていかれた事を確認すると、第五小会議室をあとにして、資料が山積みの調査本部へと戻った。


 ドワールの一連の反応を見ていたクロイツは、経理課の不正が彼一人の犯行であるとは思わなかった。それを踏まえてレータにある事を伝える。


「レータ少尉、もう一度5年前の人事データを見せてくれないか?少し気になることがあってね」


 そう言われるとレータは、タワーになっている資料から人事データを取り出して、クロイツに渡した。


 クロイツは、レータから人事データを受け取ると経理課に限らず全ての課に目を通し始めた。その頃、レータはいつものように提出された資料と、にらめっこをしていた。隣に置いてある膨大な資料を意にもせず黙々と作業を行なっていた。


 そろそろ終業時間が近づいてきた。そんな時、クロイツは核心を持ったような表情を浮かべながら、レータへと話しかけた。


「そろそろ終業時間だな。レータ、私は凄いことに気がついたよ」


 自信に満ち溢れた声でクロイツに話しかけられたレータは、何事かと思いながらも資料を見ていた顔を上げて、彼に振り向いた。


「さっき連行されたドワールは、単独犯じゃなかったんだ。他にも5人、共犯者がいる。それも同じ課ではなく物資配給課を含めた3つの課にね。明日からは、残りの5人を調べることにしよう」


 予想もしていなかった言葉に、レータは驚きを隠せない。しかしレータは冷静に考えてクロイツに助言した。


「しかしクロイツ少佐、証拠もドワールの証言もない限り彼らに事情聴取を行うことは不可能ですよ?」


 そう言われたクロイツは、そんな事は分かっていると言わんばかりに言葉を続けた。


「だから、ドワールに証言してもらうのさ。さぁ今から行くよ!準備して」


 そう言うとクロイツは、おもむろに扉を開けて駆け出していった。突然のことにレータは慌てつつもクロイツの後を追いかけた。


 クロイツとレータの2人が来たのは、総司令部から少し離れた憲兵隊本部だった。そこにある取調室にドワールは居た。


「やぁ!久しぶりだねドワール少佐。如何お過ごしかな?」


 煽るような言葉を吐きながら取調室の扉を開けるクロイツの後から少し息を切らすレータが入ってきた。


 クロイツの言葉を聞いたドワールは、うんともすんとも言わずにただ下を向いているだけであった。


 それを見ながらもクロイツは、質問を始めた。


「ドワール少佐、少し聞きたいことがある。今回の不正についてだが、貴方だけの犯行じゃないよね?他にも共犯者がいるはずなんだが教えてくれないかい?」


 その問いかけがあって初めてドワールは反応を示した。顔を上げたドワールは、顔面蒼白であった。普段から流していた脂汗はなく、唇まで真っ青になっておりまるで死人のような表情をしていた。


 そして、クロイツの問いかけに口を籠らせながらも答えた。


「こ、これは俺だけの犯行だ。共犯者など存在しない。全部俺がやったことだ。例え居たとしても仲間は裏切らない」


 お約束通りの答えが返って来たがクロイツは諦めない。


「今更そんなこと言ったって調査は終わらないよ?資料を見てると共犯者がいた事は分かっているんだ。貴方の口からその共犯者を教えてくれないか?」


 そう言われたドワールは、首を横に振ると固く口を閉ざした。


 クロイツは呆れた顔をしながらも、どうにか共犯者の名前を引き出そうとうんと粘る。


「どうしても喋らないのか…。それなら君の犯行という事で超法規的な手段を取らざるを得ないね」


 つい遊び心で大それたことを言ったクロイツに、レータは本気で驚いた。


「ク、クロイツ少佐、そんなことはっ!!」


 冗談が通じていないレータに、クロイツはアイコンタクトで合図を送った。


 クロイツの真意を知ったレータはこれ以上何も言わなかった。そしてコクリと頷くと取調室から出て行った。


 クロイツの脅しを受けたドワールは、もちろんその言葉を信じていなかった。やれるものならやってみろという感じだ。しかし、その感覚をぶち壊されるとは思いもしていなかった。


 部屋から出たレータは、ガタイのいい傷だらけの憲兵を連れて戻ってきた。その男の手にはスタンガン機能が付いた特殊警棒が握られていた。


 それを目の当たりにしたクロイツは、やり過ぎだろ…と内心思ったが、連れて来たからには仕方がないと気持ちを切り替えてドワールに体を向けた。


 傷だらけでガタイの良い憲兵が警棒を持って入ってきたのを見たドワールは、あまりの衝撃的な展開にクロイツが本気だったのかと思い直した。


 警棒を持った憲兵は、ドワールの座る席のすぐ側まで来ると、警棒に仕込まれているスタンガンをおもむろにバチバチ鳴らし始めた。


 その音が鳴るたびにドワールの体はビクッビクッと震わせる。冷や汗を大量に流しながらも、平常を取り繕うとするドワールを見てクロイツは再度、問いかけた。


「ドワール少佐、これが最後だ。共犯者は誰だい?私は本気だぞ。あいにく私の上官はハレル総司令官でね、君がいくら喚いたって揉み消されるのがオチなんだよ。もう素直に吐いた方が良いと思うんだけどね〜」


 無表情のままそう放ったクロイツの言葉に、ドワールは体をブルブル震わせながら、怯えるように答えた。


「わ、わかった。話す!全部話すから、拷問だけはよしてくれ!全て一から話すか!」


 クロイツの圧力に屈したドワールは、一連の不正を事細かに自供し始めた。もちろんこの自供はレコーダーに録音されており、取調室の映像も録画されている。


 彼が証言した内容には驚かされる事がたくさんあった。それを全て書くと恐ろしく長くなるので箇条書きでまとめてみたのが下記のものである。



・共犯者のいる課は、経理課、物資配給課、情報分析課、()()()()()()()()


・計画自体がされたのは8年前。実行したのが5年前


・計画から実行まで3年の期間を置いたのは、人事異動を都合よくする為に上層部への根回しをしていたこら


・この計画のリーダーは、半年前帝国の攻撃で殉死したネリ軍部大臣


・計画の目的はネリ軍部大臣(故)の懐を満たすためであった。そのお(こぼ)れをドワール達に上げていた。


・計画の実行部隊リーダーとして、半年前に殉死したマティス総司令官が指揮をとっていた。


・資金や物資を横流しするため、架空の会社を立ち上げ、そこに流す事でカモフラージュを行なっていた


・資金や物資を守るため、ネリ軍部大臣(故)の私兵に警備させている


・食料品や日用品以外にも武器弾薬等を私兵に警備の為、渡している


・手に入れた物資は、闇市で売りさばいて現金化していた


・現金化した資金は、【中立国家アルトワール連合】にて()()()()()()()()()()して口座に移した



 以上になる。あまりの事の大きさにクロイツは、驚いてしまった。まさか政府の中枢までもが関わっていた、むしろ首謀者だとは思いもしなかった。それに故人ではあるがマティス総司令官が関わっていたとは考えてもいなかった。


 たかが数名が私欲のために行なっていたと思っていた不正が、バックに思いもよらない大物がいた事に動揺が隠せない。このままではいけないと思ったクロイツは、気を取り直してハレル総司令官名で実行犯全員の拘束を命令した。


 そして、取り調べの結果を緊急通信で急ぎハレルに報告した。


 クロイツから一連の報告を受けたハレルは、気を失いそうになったが、どうにか踏みとどまった。ハレルは、クロイツに隠し場所を押さえる為に作った急襲部隊の指揮を任せることを伝える。


「…そうかわかった。クロイツ、この前新しく組織した部隊の指揮を君に任せるよ。この前言ったスペシャルゲストだ。頼んだよ」


 そのあとのクロイツとハレルのやりとりで、隠し場所を押さえるのは2日後となった。


 クロイツは、通信を切るとレータを連れて取調室を後にした。2人は総司令部内の調査本部へと返って来た。


 そこは相変わらずゴチャゴチャしていた。調査もほとんど終わりに近づいているので、手分けして片付ける事にした。


 ある程度整理し終わる頃には、夜中の12時を回っていた。残りの細々としたものは明日やる事にして、2人は帰宅することにした。


 翌日になって仕事を始めた2人は、最初に捕まえたドワールが服毒自殺を図ろうとしたとの報告を受けた。


 幸い一命は取り留めたが、当分病院から出ることはできないだろうとのことだった。


 死ななかったことに安堵した2人は、作業の続きを黙々とし始めた。


 朝から始めていた甲斐あって、全ての作業が終わったのはお昼になった時だった。他にやる事のない2人は、午後を休みにした。労働意欲のない男は、少しで働かない様にしようと努めることに精一杯であった。


 その男とは、銀河一のやる気なしクロイツ・アルティザンのことである。


 明後日は横領物資保管場所の急襲実行日になる。総司令部内の射撃訓練場に来たクロイツは、久しぶりに手にする銃を片手に射撃訓練を行なっていたと。


 その腕前は……

明日も更新するかも?


更新時間は朝の10時ですね。更新するならね!


もし更新するとなれば、Twitterでお知らせします!!


さて、次の話ではスペシャルゲストが登場しますよ〜


乞うご期待くださーい(^^)

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