第25話 久々の再会
魔法戦争 チェインストーリーそれは因果を紡ぐ救いの物語
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第25話 久々の再会
行きに通って来た洞窟は崩壊してとてもじゃないが通れる気がしなかったので少し回り道になるが森の中を通り抜けることになった
「へえ、そのローシャって人も随分強いのね」
何も話さないのも気まずいので歩きながら今までの思い出について語っていた
「次に会った時に必ず倒すって言ったんだ、だから負ける気は無いよ、でも少しだけ不安かな...」
「それは今まで助けてくれた仲間だから?それとも負けたら約束を破っちゃうから?」
「どちらかといえば後者かな、仲間だからこそローシャさんの願いを聞きたいんだ、それに仲間を倒したとしてもその願いを背負って進めばいいって気づいたからね」
ダムザとの戦いは熾烈を極めた、その中で100回のうち1回あるか無いかの偶然を掴んで勝利した僕に出来るのは彼の願いを願う事くらいだった
でもそれも参加者としては間違っては無いと思う、誰かを倒すというのは相手の何もかもを否定することとはわけが違うのだから
「その考えは良いわね、でもあんまり背負い過ぎないことよ、全部まともに背負ってたら11人倒せた時にその重さで倒れちゃうわよ」
「うん、ほどほどにしとくよ」
そんな感じで呑気に会話をしながらジュエリーガーデンのすぐ近くまで来た時、草陰から見たことない魔獣が現れた
「この見た目、13番目の幻想種っ!」
見た目は奴とそっくりだがその数は7数頭いて大きさは通常の魔物程度だった
「きっとあいつを倒した時にあたりにばら撒かれた魔力を吸って普段の魔獣が姿を変えたんだよ、気をつけて」
「魔獣相手に容赦するつもりなんてハナからないわよ、多重展開-プロメテウス、ヴァン、アクア!」
3元素が魔獣を襲う、通常の魔獣であればその鱗片に当たっただけでも消滅するであろう威力、だが彼らはそれを耐えてこちらへ向かってくる
「やっぱりいつもより強い、<氷天を穿つ槍-ラグナザード>!」
氷槍は魔獣を砕く、だが一対一では話にならない、もっと広範囲の魔法でかつ出力を上げないと...
「その人らはうちの客や、傷つけるなら容赦しないで<以って輝け-ニーアズ>!」
光だ、とんでもない魔力を持った光が魔獣だけを呑み込み消滅させる
「ローシャさん!」
「久々やな智也!それでその人は誰なん?」
「アスタロト=メディカよ、今は智也と共闘関係にあるから安心しなさい」
「彼女の事なら大丈夫ですよ、僕が保証します」
「それならええんやけどな、生憎部屋は智也分しか無いねんけどそれでもええか?」
「お邪魔虫は外ででも寝るわよ、あなたに用があるのはこいつだけだし私は近くで適当に過ごしてるわ」
メディカは足早に去っていく
「なんや悪いことしてもうたな、後でメディカのおる場所に結界の1つくらいは作っといたるか」
「わざわざありがとうございます、せっかく会えて早々悪いんですけど、明日決着をつけませんか?」
「ええで、うちもそろそろ決めなあかんと思ってたところや、役割はもう果たしとるしな、そうや智也に渡さなあかん物があるんやった」
ローシャはポケットから何かを取り出す
「これって封魔結晶...結局これに何かあったんですか?」
「詳しいことは秘密や、だけどそれを絶対に手放したらあかんで、うちだと思って大切にポケットにでも入れといてや」
「爆発したりしないですよね?」
少し不安になって尋ねる
「うーん、爆発は多分しないやろうけど突然光ったりはするかもしれんな」
ローシャはからかうように笑う
「光ったらローシャさんの顔を思い浮かべときますよ」
「そんな事はしなくてええねん!光ったら本気出すんやで、理由はその時になったらわかるはずやから」
ローシャは少し頰を赤らめて歩き出す
「ちょっと、待ってくださいよー」
僕は慌てて後を追いかける
ゆるキャン△はいいぞ




