従者の服
前回の巨人プレイをお願いされたマリコちゃん
ギルドの酒場の打ち上げに参加。変態に告白される。変態が光る。
深夜に帰宅して歯を磨いたりしてからベットに横になる。騒動の疲れかぐっすり寝れた。
目を覚ますと日が出ていていつもより寝坊して起きる。
リビングに行くとカノンちゃんがご飯作ってたので顔を洗ってからカタリナちゃんを起こしに行く。
ヤヴァイ……カタリナちゃんの寝顔超可愛い……。
流石舞台の主演の寝顔である。ほっぺたをつんつんして起こす。ほっこりする。
そしてご飯を食べならがの定例ミーティングをする。
「昨日休めなかったし今日こそ休みにしよっか?」
「意義なーし」
「異議無しです」
とりあえずゆっくりしたい。
新しい加護の力とかもためしたいけどとりあえずだらだらしたい。
でも加護っと考えた瞬間あることに気づく。
「っあ! カノンちゃんの回復魔法の力が昨日上がったって言ってたよね? それでカタリナちゃんのお父さんの怪我完治できない?」
「っえ!」
「多分できるんじゃないかな!? マリコちゃんの加護のおかげか治癒魔法上手くなったっぽいし」
カタリナちゃんが私を見る。やめて! すごい眼力です!
「マリコさん! 是非とも父の怪我の治療に!」
「もちろん構わないよ。ご飯食べたらさっそく行こう」
「このカノンさんにお任せあれー」
***
そんな訳で女神教の教会の敷地に入る。
そこを進むと昨日の打ち上げの時に全裸になって告白してた人が首から下を麻袋に入れられて転がされていた。またコイツか……。
立て札があったので読んでもらうとこの者露出教の疑い有り公衆の面前で自ら露出した罰を与えるっと書いてあるそうだ。
せっかく昨日カノンちゃんが治癒したというのにまたボコボコだ。
さすがに告白してボコボコにされたのに麻袋に入れられてまたボコボコにされたというのは可愛そうだ。
カンちゃんが練習っと言い適当に詠唱して治してあげる。
男は意識を取り戻すと麻袋を突き破り両足を出すと私達に礼を言いそのまま歩いていった。
その後ろ姿は恐怖! 妖怪麻袋っといった感じだった。
気を取り直して教会に隣接する診療所へ行きカタリナちゃんのお父さんと面談する。カタリナちゃんが一番に入りお父さんに声を掛ける。
「おはようお父さん」
「おはようカタリナ、昨日は魔物の大群が来て大変だったんだって? カタリナも行ったのかい? 無事そうでなによりだよ」
「はい、私もそれなりに戦えるようになりましたから。そちらにいるマリコさんとカノンさんのおかげです」
「カタリナがすっかりお世話になってしまってすみません。お噂は聞きましたよ。マリコさんキノコを食べると大きくなるそうで、昨日は大活躍だったと」
体がピクって動く。私がキノコで大きくなること町で噂になってるの!? しかもまだお昼くらいだっていうのにもうカタリナちゃんのお父さんが知ってるの!?
「あはは……。昨日はちょっとがんばりすぎちゃいまして……。皆もがんばってカノンちゃんも魔法が上達したので、回復魔法でカタリナちゃんのお父さんが完治できないか試してみようという話になりまして。今から試してみても構いませんか?」
デカくなる話をしたくないので逸らすついでに本題に入る。
カタリナちゃんのお父さんが「何から何まで申し訳ない」っと言いカノンちゃんが早速適当に詠唱してみたらピッカーっと光って治りかけてた焼けどの痕が綺麗になった。
「カノンさんすごいですよ……傷痕も消えて関節の痛みも消えました……。完治してます……。あぁ働きたくない……。」
「お父さん!! 最後本音が出てますよ!」
カタリナちゃんが突っ込む! カタリナちゃんのお父さん結構ダメな人なのかもしれない。ちゃんと働いてもらわねば。
「カタリナちゃんも冒険者でがんばってるんですからちゃんと働いてください」
「ははは……冗談ですよ。私はドールマスターで人形の作成や修理でそれなりに仕事はありそうですから、劇中もクロとシロの二体の人形を操ってたんですよ」
「でもお父さん……劇場が焼けてしまって人形も仕事道具も無いのにどうやって働くんですか?」
「おぉぉ……考えたくない……」
「ねーマリコちゃーんカタリナちゃんのお父さんも我が家に住んでもらう?」
私が考えてると回答する前にカタリナちゃんのお父さんが言う。
「流石に若い子ばかりの家に泊まるのは世間体が……当分は他の残ってる団員の家に転がり込んである程度お金溜まったら工房でも持とうかね。カタリナ、不便を掛けてすまん」
「気にしないでくださいお父さん。マリコさん達との生活は楽しいですから。それに一杯稼いでいつかまた劇団ミラを復活させましょう」
カタリナちゃんがお父さんに手を差し出しがっちり握手をする。
カタリナちゃんが冒険者になって稼ぎたいって言ったのも生活のためもあるけど劇団の再立ち上げのためなのかな。
そして丁度お昼頃だったのでご飯を食べに行くことにした。
帰り際にカノンちゃんが「あっ昨日の騒動でギルド多分人手不足だから仕事一杯あると思うよー」っと言いカタリナちゃんのお父さんも早速行ってくるといってたので仕事の問題も当面はなんとかなりそうだ。
「じゃーお昼だしご飯食べいこっかー」
「近いし風僕でいいんじゃない?」
カタリナちゃんを連れて行ったことが無かったので「風僕?」っと聞かれたが行けば分かるよーっと教会から近いやたらと店の名前が長い宿屋、風の声が聞こえるかい? 僕には聞こえるよ……君を幸せにしてあげてと言っている……のランチを食べに行く。
今日のランチメニューは謎の魔物肉のスープとパンだった。
謎の魔物肉は、十中八九昨日の魔物だろうけど野菜たっぷりで塩コショウが効いて普通に美味しかった。
ランチを食べ終わって服屋に向かう。
前回買ったものは半分カタリナちゃんにあげてしまいハードローテーションで着まわしてる状態なのでもうちょっと予備が欲しい。
お店の扉を開けると相変わらず角刈りマッチョなおっさんがいた。
「あらぁ、お前さん方、例のアレ……できてるわよ」
「あぁーすみませんすっかり忘れてました。今日は普通に服買いにきましたので少し拝見させていただきますね」
すっかり忘れてた……。その場のノリで巫女服お願いしたんだっけ。
あの時のおっさんのテンションの高さに引き、家に帰ってから巫女服で戦闘はないんじゃね? っと思い至り私の中でもう要らないものとして確定してたりする。
店主を放置して皆で一緒に服をキャッキャしながら選ぶ。
取りあえず普段着と下着3セットを選びついでにホットパンツも3着ほど選んだ。
ホットパンツは、スカートの下に履けば大きくなってもパンチラしないようにとの配慮である。白色の可愛いのがあって良かった。私は白が好きなのだ。
そのあと冒険者用の服も見てみる。
前回は気づかなかった可愛い白いフードの付いたコートを発見して羽織る。
「これはいいよ! 胸元の皮紐や金具も私の好み! 丈も長すぎず短すぎずスカートにも合いそう! 白って汚れ易いから冒険には不向きだけど気に入った! これはもう買うしかない!」
「マリコさんとっても似合ってますよ」
「うんうんわたしの白ビキニとおろその色だしそれいいよー」
これなら本当に冒険する人って感じではないけどネットゲームに出てくる冒険者っぽくなれる!
意気揚々とカウンターに置いてさっき選んだ普段着と一緒に購入すると店主が「せっかく作ったのに……」っとボソっと呟くので作ってもらった巫女服も見せてもらうことにする。
「すみません……この前説明させて頂いた巫女服見せていただけますか?」
そう言うと店主は目を爛々として「これ自信作なの!」っと言いそれを私に見せる。私はそれを見て戦慄する。
「どうしてこうなった!? これ魔改造巫女服だよ!! なんでこんなに露出の高い服作っちゃったの? っていうか胸とか下半身とか隠すパーツすらないじゃん!」
「女神教の子が着れるようにギリギリのラインまで布を減らしているのよ! 胸とかは白ビキニがあればいいでしょ」
おぉなんということでしょう……。この店主、巫女服の袖の部分だけとガーターベルトみたいに吊り下げるような赤い袴を作りました。その上無駄に掛襟っぽいネクタイみたいなのもあり、匠の心遣いが駄目な方へ全力一直線……。
そもそも白ビキニの上から着る服とか私お願いしてないし。
呆れて帰ろうとしたらカノンちゃんが魔改造巫女服を摘む。
「これ可愛いかも……」
「いやいや止めといた方がいいって」
「ちょっと着るだけだからー」
止めてみたけど結局着たいらしく更衣室で魔改造巫女服を着ることに……。なんでこうなった。
着替え終わったカノンちゃんが更衣室から出てくる。
「マリコちゃーんできたよーどぉー?」
「似合ってはいるんだけどちょっと……」
「カノンさんお似合いですよ」
「うう……やっぱりアタイの目に狂いはなかったわ」
カノンちゃんは、スレンダーなモデル体形なので魔改造巫女服を見事に着こなしている。 でもこれアカンヤツや……。
ダンジョンに行く時の白ビキニアーマー姿には、慣れたけどこれは完全に衣服っぽさがあるので卑猥に見えてしょうがない。
本人が気に入っちゃってるしそれ卑猥ですとは言い辛いし。困った。
如何した物かと考えていたらできに感動したらしい店主が「タダでいい。持ってってくれ……」っと涙を流しながら言う。
カンちゃんが「ありがとう! 大事に使うねー」と返事してもらうことになった。
さすが小銭拾いのカノンちゃんまたタダでゲット。
いやちょっと待って魔改造巫女服エルフ少女と一緒に歩くのはまだ心の準備期間が必要だよ。
「それは神に仕える従者の服だから着るのは特別な時だけにしようね」
私が作り笑顔で言うとカノンちゃんは特に文句言うこともなく「分かったよー」とその場で無限収納で収納する。危なかった。
もう少しでアレと一緒に歩くことになるところだった……。窮地を脱して肩をなでおろす。
「マリコさん……私も神に仕える従者の服が欲しいです……」
今度はお前かー! カタリナちゃんが私をちょっと潤んだ眼差しで見つめる。やめて! 貴方の眼力は半端ないの!
「店主さんすみません。今カタリナちゃんが着てる服を白を基調に赤をアクセントにしたもので作ってもらえませんか?」
「あらぁその銀猫姫の衣装はうちで作ったものだから簡単に作れるわ。そうね、明後日にはできるわ。代金は上下と靴下とかの小物も入れて一万円ね」
「ではそれでお願いします」
そう、魔改造されなければ良いのだ最初から普通の服を作らせておけば問題ない。
流石に白と赤の服は目立つけどそれならまだ我慢できる。
カノンちゃんとお揃いで左右に魔改造巫女少女に立たれたら私の精神衛生上問題が発生だよ。
店主に注文し終わった私達はそのまま靴屋や雑貨屋で楽しい時間を過ごしてから夕食の材料を買って家に帰った。
帰り道の途中で妖怪麻袋が中央通りを駆け抜けて行ったけど気にせず帰る。
しかし明後日にはカタリナちゃんの銀猫衣装巫女服カラーを取りに行かなきゃだし。
気が進まないイベントが多数発生してしまったようだ。
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