83話
でも胸部の装甲は先ほどのゴーレム5号機の斬撃で切り裂かれて量産型強襲機械兵の内部機構が露出している。
この露出した量産型強襲機械兵の内部機構を攻撃すれば倒せる可能性がありそうだ。
映像ではゴーレム5号機は再び斬撃を量産型強襲機械兵に向けて繰り出した。
斬撃は量産型強襲機械兵の胸部に向けて放たれている。最初の斬撃を与えた場所を狙ってゴーレム5号機は斬撃を行なったようだ。
しかし斬撃は量産型強襲機械兵の最初に付けた傷痕には命中せずにその上の装甲を切り付けることになる。
これで更にゴーレム5号機の腕の関節に負担がかかったことだろう。
それとまだ腕を動かすことは出来るとゴーレムマスターの力では分かっているけど、そう何度も量産型強襲機械兵の装甲を切る行為は行なえない。
でも今回のゴーレム5号機が行なった斬撃でも量産型強襲機械兵の装甲を切り裂いて内部の機械が露出している。
これで弱点と呼べる箇所は2箇所に増えた。
このまま上手く装甲に出来た傷痕を沿って斬撃を与えられれば量産型強襲機械兵を倒せそうではある。
再度ゴーレム5号機が伸縮ブレードで斬撃を行なう前に量産型強襲機械兵の残っている腕を振るって攻撃を行なってきた。
何も持っていない腕だけど量産型強襲機械兵の腕は重く硬いのでそれだけで凶器になるだろう。
そんな一撃を量産型強襲機械兵はゴーレム5号機に行なってきたのだが、ゴーレム5号機は量産型強襲機械兵の腕を軽々と回避してしまう。
まるでここに攻撃が来るのが分かっていたかのように回避したゴーレム5号機は量産型強襲機械兵に向けて剣を振るった。
今の量産型強襲機械兵はゴーレム5号機に攻撃を行なったせいで回避行動を取ることは出来ない。
そのお陰でゴーレム5号機の斬撃は狙い通りに量産型強襲機械兵の胸部装甲の傷痕に綺麗に入り込んで量産型強襲機械兵の内部を破壊していく。
途中でゴーレム5号機の斬撃はまだ切り裂けていない装甲に止められてしまったが、装甲の内側でバッテリーが爆発したからか量産型強襲機械兵の内部機構はかなり破壊されていた。
だからだろう。量産型強襲機械兵は機能を停止して崩れ落ちるようにして動かなくなってしまった。
ゴーレム5号機の斬撃がバッテリーに命中して爆発したのが量産型強襲機械兵のトドメになったのだろう。
完全に量産型強襲機械兵が停止して動かなくなったことでいつの間にか機械人形は他のゴーレムたちに破壊されていたから戦闘は終了した。
あとは倒した機械系モンスターの残骸を回収して箱庭の中に持ち運ぶだけになった。
この戦闘を聞き付けて他の機械系モンスターが集まって来ないうちに倒した機械系モンスターの残骸を回収して貰いたい。
俺は一番持ち運ぶのが大変だろう量産型強襲機械兵の側に大型の箱庭の出入り口を開いて置いた。
これでゴーレム部隊のゴーレムたちもそこまで移動せずに大型のモンスターである量産型強襲機械兵の残骸を回収してくれる。
量産型強襲機械兵をゴーレム5号機やゴーレム2号機が中心になって箱庭の中に持ち運ぼうとする中で他のゴーレムたちが機械人形たちの残骸を集めて運びやすくしていた。
そうして最初に箱庭に持ち運ばれた量産型強襲機械兵が箱庭の地面に置かれるのと同時に俺は置かれた量産型強襲機械兵の元に移動した。
量産型強襲機械兵の残骸に触れてアイテムボックスの中に収納するのと同時に解体まで行なっていく。
そこから更に続々と運ばれてくる機械人形の残骸の多くを先ほどの量産型強襲機械兵の残骸と同じようにアイテムボックスに収納して解体を行なった。
それが終われば今回の戦闘で消耗したゴーレム5号機を中心に消耗しているゴーレムたちの修理を始めていく。




