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G.G.M 〜グレートゴーレムマスター〜  作者: 甲羅に籠る亀


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75/84

75話

 あれから俺は今回のゴーレムたちによる物資確保で回収した物資の確認を済ませるのに時間をかなり使っていた。


 そんな中でレムが俺を呼びに来た。


 「マスター。わんちゃんが目を覚ましたみたいなので見に行っても良いですか?」


 「ああ、いいぞ。行って来なよ。俺はまだ時間がかかりそうだからさ。」


 「ありがとうございます!それでは行ってきますね。」


 レムが嬉しそうな足取りで出て行くのを見送ると、俺はアイテムボックスの中の物資の確認を行なうのを続けていく。


 それから時間が経った頃。


 「はぁ、それにしても多い……これ、今日中には終わるだろうけど……まだ掛かりそうだな。」


 ようやく半分以上の確認と解析が必要そうな物資の解析を行ないながら過ごして時間が経った。


 「そう言えばまだレムは戻って来ないけど、まだ犬のところにいるのか?」


 犬用の箱庭に意識を向けてレムの周囲の映像を確認する。


 「懐いてる、のか?」


 映像ではレムが3匹の子犬を抱き抱えている映像が脳裏に映し出されていた。


 子犬たちは抵抗らしい抵抗はしていないでレムに抱っこされているが、あれは懐いているから抱っこされているのか、それとも抵抗しても意味がないから脱力して抱っこされているのだろうか。


 まあ、それはそれとして子犬たちを抱っこしているレムは幸せそうな表情をしているように俺からは見える。


 「レムは良いとして他の1号機は何をやってるんだろ。確認するか。」


 犬用箱庭にも猫用箱庭にも2機のアンドロイド型のゴーレム1号機が管理することになっている。


 人と姿が一緒の方が犬や猫も怯えたりしないだろうと言う配慮でだ。


 そんなゴーレム1号機たちが何をしているのかを確認してみると、どうやらトイレやペットフードなどの用意をしているようだ。


 それももうそろそろ終わるみたいだしトイレの場所や水飲み場やペットフードの入った皿が置かれている場所を犬や猫に教えるのだと思う。


 「あそこまで可愛がってるみたいだし邪魔しちゃ悪いからレムはあのままにして置くか。」


 俺はまだやらないといけない続きを行なっていくことにした。


 それからアイテムボックスの整理が終わるまで時間が掛かってしまったせいでいつもなら夕食を食べている時間が1時間以上過ぎて、ようやくアイテムボックス内の確認と解析の両方が終わった。


 「ふぅー、終わった……疲れた。」


 ようやく終わったことで一段絡と畳の上に横になって身体を伸ばしていると視界に人の足が見えた。


 「レムか?」


 「はい、マスター。夕食は盛り付けるだけですけど、どうしますか?」


 「あーー、うん。お願い。起き上がったらリビングに向かうから。」


 「分かりました。それでは用意しますね。」


 レムが去って行くのを見上げながら見送ると、少しだけ寝転がりながら身体を伸ばして立ち上がるとリビングに向かった。


 リビングに着いたらテーブルには飲み物の用意は済んでいた。


 「喉が渇いたし飲むか。」


 ポットに触れると冷んやりと冷えている緑茶が入っており、俺はコップに緑茶を注いで一気に飲んでいく。


 「喉が渇いていたからすごく美味く感じるな。」


 コップに入った緑茶を一気飲みしている間にレムがお盆に料理が盛り付けられた皿を乗せてテーブルに並べていた。


 「手伝おうか?」


 「いえ、大丈夫ですよ。マスターは座って待っていてください。」


 「それじゃあ待つとするか。」


 俺はテーブルに並べられた料理を見る。


 今日はいつもよりも豪勢な料理だった。


 「これってゴーレムたちが回収してきた物を使って作ったのか?」


 「はい。幾つかは家の冷蔵庫の方に入れていたのでそれを使いました。」


 それから俺はレムが作った料理をすべて食べて行くことになるのだが量が少し多過ぎて食べ切れなかった。


 「マスター、残しても大丈夫ですよ。明日の朝にリメイクしますから。」


 「そうか?それなら残すよ。ご馳走様。」


 今までは食料を少しでも残す為に野菜や穀物などの作っている物は多かったが、久しぶりに肉や魚介類を腹一杯食べれて幸せを感じた。

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