64話
ゴーレム2号機たちを先頭にして突き進んでいたゴーレム部隊を近寄らせまいとアサルトライフルを撃っていた機械人形たち。
それでも銃撃を受けて進むスピードは落ちても前に進むゴーレム2号機たちの後ろをゴーレムたちは付いて進んでいく。
そこにロボットのモンスターがロボットのモンスターのサイズのアサルトライフルで銃撃を開始した。
機械人形のアサルトライフルと比べ物にならないサイズの大きさを持つロボットのモンスターのアサルトライフルの威力は凄まじい威力を持っていた。
機械人形たちから銃撃を受けてもそこまでスピードが落ちなかったゴーレム2号機たちの進むスピードを落とすどころか銃弾1発の衝撃だけで足止めされてしまっている。
しかもだ。
ロボットのモンスターのアサルトライフルから続々と銃弾が放たれるせいで足止めされていたゴーレム2号機の大盾に大きな亀裂が走っていくのだ。
そのまま亀裂はどんどんと広がってゴーレム2号機の大盾は亀裂に沿ってバラバラにされてしまった。
こうなると大盾を持っていたゴーレム2号機は一溜まりもない。
ロボットのモンスターのアサルトライフルに無防備を晒してしまい、ゴーレム2号機はロボットのモンスターのアサルトライフルに身を晒して銃撃を受けてしまう。
大盾でも防ぎ切れなかった銃弾の嵐にゴーレム2号機のボディは凹みを作り亀裂が出来てそのままバラバラにされて倒されてしまった。
「まじか……。」
「マスター、回収を。」
「あ、あぁ…………。」
俺は倒されたゴーレム2号機とその後ろにいたことでロボットのモンスターのアサルトライフルの銃撃を受けてしまったゴーレムたちの回収を行なっていく。
ロボットのモンスターのアサルトライフルもロケット砲もどちらも簡単にゴーレムたちを倒し得る武器だったことが分かった。
ロボットのモンスターが1体いるだけで今のゴーレムたちでは到底倒すのが難しいモンスターだと言うことが。
ロボットのモンスターを倒すことを考えるのなら武器だけでなく防具もどうにかしないといけない。
ゴーレム2号機の大盾も新しく改良しないといけないし、するのなら魔鉄か鋼鉄の大盾を用意する必要があるだろう。
どちらも今の蟻系モンスターの甲殻を素材にした大盾よりも防御力も耐久力もあるはずだ。
鉄と同等の防御力と耐久力を持った蟻系モンスターの甲殻製の大盾を破壊されてしまうのなら魔鉄や鋼鉄のゴーレムボディなら簡単に倒されてもおかしくはない。
ゴーレム2号機の大盾も変えないといけないけど、ゴーレムたちのボディの方も変更して改修していく必要があるな。
「流石に弾切れか。それなら今のうちに少しでもロボットのところまで向かってくれれば。」
ロケット砲もアサルトライフルも弾切れになって装填する必要が出て来たからかロボットのモンスターからの攻撃が止まった今のうちにゴーレムたちはロボットのモンスターや機械人形たちとの距離を詰めていく。
そうして距離を縮めている間にゴーレムたちに援軍がやって来た。
上空からゴーレム4号機たちが参戦したことで空中からの射撃が機械人形たちに向けられて放たれる。
ゴーレム4号機たちは猟銃だから1発放った後にすぐに射撃を行なえないが、それでも上空からの射撃を受けて機械人形たちの動きが少しだけだが衝撃で怯んでしまっている。
その隙にゴーレム部隊はそれぞれ機械人形たちの元に向かって移動を行なっていく。
機械人形たちとの距離もだいぶ縮まってきたことでゴーレム2号機の大盾の耐久力も落ちて来ているが、あと少しで近接戦闘が行なえる距離までゴーレムたちは近寄れるだろう。
それまでにロボットのモンスターの武器の装填が終わらないのを願いたいが間に合うだろうか。
「あ〜間に合わなかった。これ大丈夫かな?」
「分かりません。それでもゴーレムたちには頑張って貰いたいところです。」
ロボットのモンスターが向けているのはアサルトライフルだ。
だいぶ距離が縮まったからロケット砲を使って爆発した時にロボットのモンスターにも被害が及ぶ可能性があるからだろう。
それでもロボットのモンスターのアサルトライフルは強力だ。
ゴーレム2号機の大盾でも防ぎ続ければ破壊されるし、ゴーレムたちの耐久力ではロボットのモンスターのアサルトライフルには耐えられない。
ロボットのモンスターのアサルトライフルにどれだけゴーレム2号機の大盾が耐えられるのかが問題になるだろう。
そして問題はもう一つある。
ロボットのモンスターの近くにいる機械人形たちの数が多いことだ。
こちら側だけでも10体ほどの機械人形がいる。
ゴーレム部隊を二手に分かれているせいでいつもの機械人形の倒し方である拘束して関節を破壊してから弱点を攻撃して倒すと言う方法は使えそうにない。
こうなると近接戦闘でどうにかするしかないだろう。
ゴーレム1号機3機で1体の機械人形を抑えることが出来れば良い方だ。ゴーレム3号機や大盾を破壊されてしまったゴーレム2号機も参戦すれば、ゴーレムたちと機械人形のどちらが勝つのか分からないだろう。
剣持ちゴーレム1号機が正面から、短剣持ちゴーレム1号機が隙を突いて、槍持ちゴーレム1号機が牽制に動く。
そうして1体の機械人形をゴーレム1号機3機で抑え込み、その間にゴーレム3号機が酸弾を放ったりしていた。
機械人形たちはゴーレム1号機を中心に戦っている間にゴーレム2号機たちがロボットのモンスターがアサルトライフルやロケット砲を使わないように行動していた。
ロボットのモンスターのアサルトライフルが向けられれば、ゴーレム2号機たちはアサルトライフルの射線を別の方向に向けさせる為にアサルトライフルに大盾をぶつけたりしていた。
ロボットのモンスターがロケット砲を使おうとした時はロボットのモンスターの近くに近寄ることで使わせないようにするし、もし撃たれてもロケット砲を射撃する為に猟銃持ちやアサルトライフル持ちのゴーレム1号機が待機している。
そんな風にゴーレム部隊はロボットのモンスターと機械人形たちの相手をしている間に反対側ではゴーレムたちが順調に機械人形の数を減らしていた。
ゴーレム4号機たちによる射撃を1体の機械人形に浴びせることで、機械人形よりもゴーレム1号機の数が上回ったことでゴーレム2号機による拘束も出来るようになり、このまま続けていけば問題が起きなければ機械人形たちを倒し切れるだろう。




