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G.G.M 〜グレートゴーレムマスター〜  作者: 甲羅に籠る亀


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62話

 ゴーレムたちの様子を確認するとゴーレムたちは集団で行動しているようだ。機械人形を倒すのにも集団で戦っても時間がかかるし少数での行動なんてまだ無理なのだろう。


 でも集団で移動することで敵モンスターにも発見されやすくはなっているはずだから慎重に進む必要がありそうだ。


 「戦うみたいだな。」


 丁度良いところに機械人形の集団とゴーレムたちが遭遇した。これから機械人形8体との戦闘が始まる。


 先頭を歩いていたのがゴーレム2号機だったから機械人形たちがアサルトライフルで射撃を行なっても防ぐことに成功した。


 でもゴーレムたちは狭い路地を移動していたせいで通りの機械人形たちに向かって攻撃をするのが難しそうだ。


 これからどうするんだ?と思っていたところでレムが指揮強化の指揮棒を振るっているのが視界に入った。


 すると、ゴーレム3号機たちが盾役のゴーレム2号機の背中によじ登ってゴーレム2号機の肩に到着すると機械人形たちに向けて酸弾で攻撃を開始する。


 大盾を超えるように山なりに酸弾を放つゴーレム3号機たち。その酸弾は機械人形たちに放たれるが機械人形たちは数の少ない酸弾を軽々と回避してしまう。


 これじゃあいつまでもゴーレム3号機の酸弾が機械人形たちに命中しない。と思っていたところでレムがまた指揮強化の指揮棒を振るった。


 すると、ゴーレム3号機たちの動きが変わって酸弾を放つのをやめて酸を放水するように機械人形たちに向かって放水を行ない始めた。


 ゴーレム3号機たちと機械人形との距離もあるせいで放水される酸は途中で拡散されて広範囲に少ない量の酸が撒かれることになる。


 これもレムの計算の内だったのだろうか。


 広範囲に放水されて散らばって撒かれる酸に機械人形たちは回避も出来ずに人工皮膚をゆっくりと少しずつ溶かされている。


 それでも機械人形の身体にかかる量が少ないせいもあって、機械人形の機械の身体が露出している場所はほとんどない。


 しかも放水しているゴーレム3号機の魔力の消耗も大きいせいでゴーレム2号機の肩に乗ったゴーレム3号機たちは交代して別のゴーレム3号機たちが酸を放水し始めてもいた。


 これだといつまで経っても機械人形たちとの戦闘が終わりそうにない。


 そう思っているとまたレムが指揮強化の指揮棒を振るってゴーレムたちに指示を出し始めた。


 守りを固めていた先頭のゴーレム2号機が大盾を構えたままで前進を開始する。


 このまま路地から出てゴーレムたちは通りに出る気なのだろう。


 酸を浴びているのに気にした素振りも見せない機械人形たちの銃撃が続いている中でようやく路地から先頭のゴーレム2号機が出てきた。


 その後ろから続々とゴーレム2号機たちが出てきて陣形を作るように壁になり、その壁の内側にゴーレム1号機とゴーレム3号機が路地から出て来る。


 そうして路地から半分以上のゴーレム1号機とゴーレム3号機が出て来たところで、ゴーレム3号機はゴーレム2号機の肩に乗って酸を放水して機械人形たちに酸を浴びせ始めた。


 路地から出て距離が縮まった甲斐もあって放水される酸の機械人形にかけられる量も増えて段々と機械人形たちは人工皮膚を溶かされて金属の身体を露出する個体が増えてきた。


 このまま遠距離戦になるのかと思われたが機械人形たちがアサルトライフルを捨てたことで近接戦闘が始まることになる。


 伸縮ブレードを手に持った機械人形たちが一斉に壁になっていたゴーレム2号機たちとの距離を詰めてきた。


 それを見て隣のレムは指揮強化の指揮棒を振るってゴーレムたちに指示を出す。


 ゴーレム2号機たちはお互いに大盾の隙間のないように壁になっていたが、レムの指示を聞いてお互いに離れ始めた。


 そこにアサルトライフルを持ったゴーレム1号機たちが隙間から出てアサルトライフルを構えると迫って来ている機械人形たちに向かって射撃を開始する。


 アサルトライフルから浴びせるように撃ち込まれる弾丸に迫って来ていた機械人形たちは衝撃で機械の身体を歪ませながらゆっくりとしか前進出来なくされていた。


 その間に近接武器持ちのゴーレム1号機たちがゴーレム2号機の壁を飛び出す準備をしている。


 ゴーレム1号機のアサルトライフルによる一斉射撃が止んだところでゴーレム1号機たちが前に飛び出してきた。


 機械人形たちもアサルトライフルの射撃が止んだことで動き出しているが、ゴーレム1号機のアサルトライフルで受けたダメージがあるからか機械人形たちの動きが悪くなっている。


 そんな動きが悪くなった機械人形たちにゴーレム1号機たちは飛び付いて引き倒すとそのまま拘束して機械人形たちを動けないようにした。


 それでも抵抗する機械人形たちを更にゴーレム2号機たちの一部が大盾を置いて胴体を押さえ込むことで機械人形たちは逃げることが出来なくなった。


 こうなれば機械人形たちはもう何も出来ずに肩や股関節の関節を破壊して動けなくさせてから胸部の魔力バッテリーか頭部の頭脳を破壊されて機械人形たちは全滅した。


 でも戦いはまだまだ続くようだ。


 通りの視界が通る場所での戦闘のせいでまだ距離はあるけど機械人形たちが集まって来ていた。


 「マスター、急いで機械人形を回収したいです。箱庭をあの場所に繋いでくださいませんか。」


 「分かった。すぐ繋ぐ。」


 俺はレムに言われてすぐに箱庭の出入り口をゴーレムたちのところに繋げた。


 ゴーレムたちは動かなくなった機械人形たちを引き摺るようにして箱庭の中に持ち込むとすぐに箱庭の外に出た。


 俺は箱庭内の庭に置かれている機械人形たちのところに向かうことにした。


 今なら機械人形たちもドロップアイテムに変化していないから解体してより多くのアイテムが手に入るはずだ。


 機械人形たちの武器は持ち込んでいないから解体して手に入るのは魔鉄や小型魔力バッテリーや魔石だろう。


 特に魔鉄や魔石はゴーレムを作るのに必要だから欲しいし、小型魔力バッテリーもゴーレムたちが使える形に変更させられるから欲しい。


 出来ればアサルトライフルや伸縮ブレードを回収してくれれば、こちらもゴーレム用に改めて作り直せるから欲しかったけど仕方ない。


 とりあえずアイテムボックスに機械人形たちを収納して解体を済ませるといえにもどつてレムの隣で今も戦っているゴーレムたちの様子を確認することにした。

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