61話
結局あれから風呂場でもレムとヤルことになったりして風呂から上がるのに時間が掛かってしまった。
「あ、そう言えばどうなった!?」
俺はゴーレムたちがどうなったのかを確認しようとしたがその前にレムが答える。
「マスター、部隊は引き上げましたので被害はそこまでありません。それでも破壊されたゴーレムはありますので回収をお願いします。」
「そうなのか。分かった。すぐに回収する。」
俺はまずゴーレムマスターの力で破壊されているゴーレムたちを確認すると全ての破壊されたゴーレムを遠隔で回収してしまう。
「そうだ。レム、向かわせたゴーレムたち全機回収するか?」
「いえ、回収はしなくても大丈夫です。それよりも部隊が集合している場所に箱庭の入り口を作ってくれませんか。モンスターを倒して手に入った素材を確保してありますので。」
「分かった。けど、いつの間に倒していたんだ?」
「マスターを気持ち良くしている間にも指揮をしていましたから。」
「そ、そうなのか……。」
何処でそんな知識を得たんだと思いながらレムに気持ち良くさせられていたけど、あの時もゴーレムたちに指示を出していたのは思わなかった。
そんな事よりレムに言われた通りにゴーレムたちの様子を映像で確認すると、脳裏に映し出された映像では機械人形を倒したのだろうゴーレムたちが傷付いている状態で映し出されている。
俺は機械人形のドロップアイテムも持っているゴーレムたちのところに箱庭の出入り口を開いた。
すると、箱庭の出入り口を通ってゴーレムたちは箱庭の中に帰還するようだ。
「マスター、帰還したゴーレムたちの修理をお願いしてもよろしいでしょうか。」
「修理だな。分かった。じゃあ、ゴーレムたちのところに移動するぞ。」
レムを連れて俺は帰還したゴーレムたちのところに向かった。
破壊されて回収されたゴーレム以外のゴーレムたちは特にゴーレム2号機と2号機の持っている大盾が一番被害が大きいようだ。
ゴーレムたちの被害のほとんどが機械人形のアサルトライフルによる銃撃の痕が残されている。
でもそれ以外に斬撃を受けたゴーレム1号機もちらほらと見受けられるが、その大半のゴーレム1号機は近接武器持ちのゴーレム1号機たちばかりだ。
とりあえず俺は一時的にゴーレムたちを回収してから魔力を消費して武装も含めてゴーレムたちの修理を行なっていく。
「これで修理は終わったな。レム、何か他にやらないといけないことはあるか?」
「そうですね。1号機と2号機のボディとコア、それに武装の更新をお願いしたいです。コアに関しては中級の魔核が8つほどありますので、それを使ってください。」
機械人形を倒してドロップしたアイテムをレムが先ほどゴーレムたちに渡されて回収していたのを受け取ると、俺はアイテムボックスの中に収納してからこれまで集めた中級魔核も使ってゴーレムコアの更新を行なうことにした。
中級の魔核を使ったゴーレムコアに更新するゴーレムはゴーレム2号機のゴーレムから更新していく。
ゴーレムコアを中級にしたことでゴーレム2号機の使用可能な魔力量も増えて継続戦能力も上がっただろう。
特にゴーレム2号機は身体も大きくて常時使用される魔力の量も多いから魔力の回復量が増えて使える魔力が増えるのはありがたいところだ。
ついでに今ある魔力を使ってゴーレムのボディの方も魔鉄に変更して置くことにした。
鋼鉄よりは防御力が落ちるけど他の性能は魔鉄の方が上だから大盾を使った防御に関してはこちらの方が上だろう。
「こんなもんかな。それでレム。これからどうするべきだと思う?」
「そうですね…………機械人形を倒して中級のコアを持ったゴーレムを増やすのがいいと思います。魔鉄が手に入ることもありますから、それで魔鉄製のボディを持ったゴーレムも増やせますよ。」
「なるほどな……流石に今のゴーレムたちだけじゃ異界の入り口を守っているモンスターたちを突破するのが難しそうだもんな。」
あの時に見ただけでもロボット系モンスターがかなり居た。そのせいで今のゴーレムたちだと難しいのだろう。
俺としては無理矢理に突破して異界の中に入ればそこに箱庭の出入り口を開いてゴーレムたちに守らせようと思っていた。
その場合でも常にゴーレムたちが戦い続けないといけないし、攻撃され続けることになるからかなりの苦戦は免れないし破壊されるゴーレムがものすごくいだろう。それに箱庭の出入り口を守れなかった可能性が高そうでもある。
それなら充分にゴーレムたちの戦力を増やしてから異界の出入り口を守るロボット系モンスターたちを倒して異界の中に入る方がいいだろう。
その為にもロボット系モンスターを特に機械人形をゴーレムたちには多く倒して素材を集めて欲しい。
特に中級の魔核を集めてくれればそれだけでゴーレムたちを強化することが出来る。ゴーレムコアを作るのにも、下級から中級へと更新するのにも必要だから。
修理と改修を行なったゴーレムたちを箱庭に召喚した。
「それではマスター。ゴーレムたちを出発させますね。」
「うん、よろしく。」
レムが指揮強化の指揮棒を振るうことで強化されたゴーレムたちが箱庭の出入り口を潜って行くのを見送る。
最後のゴーレムが箱庭の外に出たのを確認すると、レムと一緒に俺は箱庭内の家に戻ってゴーレムたちがどんな風に活動するのかを確認することにした。
「あ、そう言えば重斬の大剣ってどうしたんだ、レム。」
「重斬の大剣ですか。それなら蟻の異界で2号機に使わせています。」
レムが言うにはゴーレム2号機に重斬の大剣を使わせているらしいが何故なのだろうか?
「なんでだ?機械人形にも効果的な武器になると思うんだけど。」
「それはですね。重斬の大剣を2号機に使わせることで情報収集を行なっているんです。流石に始めて使うとなると使い熟すのは難しいですからね。」
「そっか……それなら早く使えるようになるといいね。機械人形もそうだけど、あのロボットに有効的な攻撃となると早々ないだろうから。」
今のゴーレムたちの武装であのロボットを倒すとなると、ゴーレム2号機とゴーレム3号機が攻撃を行なうくらいしかダメージを与えられそうにないだろう。
重斬の大剣がどうなっているのかを聞いた俺は改めてゴーレムたちの様子を確認することにした。




