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G.G.M 〜グレートゴーレムマスター〜  作者: 甲羅に籠る亀


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56話

 今もゴーレム4号機たちは数を減らしながらも異界の出入り口を目指して飛び続けているけど、このままだと異界の出入り口に突入する前にゴーレム4号機たちは全滅してしまうだろう。


 このまま破壊されたゴーレム4号機を回収して修理してまた異界の出入り口に向かわせるだけで良いのだろうか。


 それとももっとゴーレム4号機の数を増やして物量で押し切って異界の出入り口に突入させられるようにゴーレム4号機を増やした方がいいのだろうか。


 色々と考えてしまうけど、どんな方法が異界の出入り口に突入するのに一番良いのだろうかと考えてしまう。


 「あぁ……。」


 とうとう最初に送り出したゴーレム4号機たちは全滅してしまった。


 最後はだいぶ異界の出入り口との距離も縮まっていたけどロボットの肩に設置されたロケット砲によって爆散してゴーレム4号機は破壊されてしまった。


 でもロボットや人に似た姿をしたモンスターもどいぶ銃弾を使っていたと思うから、このまま補給させずに何度もゴーレム4号機を突撃させればいずれは異界の出入り口に突入することも可能かもしれない。


 問題はゴーレム1号機やゴーレム4号機に装備させている猟銃と同じで魔力消費で銃弾を装填することが可能な装備をロボットや人に似た姿をしたモンスターが持っているのかだ。


 もし魔力消費で銃弾を補給することが可能な場合はロボットや人に似た姿をしたモンスターの魔力や魔力回復量次第ではいつまで経っても異界の出入り口の中に入ることは出来ないかもしれない。


 どちらにしてもこのままだと今のゴーレム4号機たちだけでは異界の出入り口の中に入ることすら難しそうだ。


 「うーん……もっと近い位置で出入り口を開くか?」


 そうすればもっと早いペースで修理の終えたゴーレム4号機を向かわせることが出来るようになる。


 でも近い距離過ぎるせいで箱庭の出入り口をモンスターたちに察知されるとそれはそれで厄介なことになるかもしれない。


 今の箱庭を守る力でロボットや人に似た姿をしたモンスターからの攻撃を防ぐことが出来るのかも分からないし、もし防ぐことが出来なかった場合にはロボットや人に似た姿をしたモンスターが箱庭の中に侵入することになってしまう。


 それを考えるとなるべく異界から離れた位置に箱庭の出入り口を設置して置きたい。


 今も箱庭から飛び立って異界の出入り口を目指しているゴーレム4号機が出ている箱庭の出入り口くらいの位置がちょうどモンスターも現れないところで丁度いい位置だ。


 まだ町に出ているモンスターの制圧が終わっていない中で、箱庭の出入り口をモンスターが活動している町の中に出すかを悩んでいたが決めた。


 建物の高い位置にそれも人の目が付かないところに箱庭の出入り口を設置させることを。


 そんな位置に箱庭の出入り口があれば人にもモンスターにも見つからないはず。


 とりあえず俺はレムに頼んで丁度いい理想的な箱庭の出入り口を設置可能な場所を探すように言った。


 頷くレムの姿を確認した俺はゴーレム4号機の修理を引き続き行なっていく。


 それから5分くらい経った頃に1つの映像がゴーレムマスターの力を辿ってレムから送られてきた。


 レムから送られてきた映像は1機のゴーレム4号機の周囲の映像だった。


 その場所はビルの屋上で四方が看板が立っているお陰で中央は視界から隠されているような場所だった。


 ここならビルの屋上の扉から誰かが入って来ない限りは誰にも気付かれないような場所だ。


 「ここなら確かにモンスターにも人にもバレない場所だな。良くやったぞ、レム。見つけた4号機にも褒めていたと伝えてくれ。それじゃあここにも箱庭の出入り口を作るぞ。」


 俺は新しく箱庭の出入り口をビルの屋上に設置することで、次からはここからゴーレム4号機たちを送ることが出来るようになった。


 このビルの屋上からなら森の中に設置していた箱庭の出入り口よりも早く異界の出入り口のところまで向かえるようになったはずだ。


 箱庭の出入り口を設置してこのビルの屋上から次々にゴーレム4号機たちが飛び立って異界の出入り口を目指して行くのを映像で確認した俺は森の中の箱庭の出入り口を解除しておいた。


 これでゴーレム4号機たちも早く異界の出入り口に向かえるようになったところで、ここからどうするのかを考えてみることにした。


 今なら新しくゴーレム4号機を作ることも可能だ。それも魔鉄か鋼鉄を使った最新のゴーレム4号機をだ。


 ゴーレム4号機を増やすか、それとも地上を他のゴーレムたちに移動させて地上と上空から異界の出入り口の侵入を目指すのか。


 どちらにした方が良いのかを1人で悩んでいるよりもレムにも聞いてみることにした。


 何故ならその方が良いと直感が言っているのでスキル【超直感】が発動しているのだと思う。


 「それでレム。4号機を増やすのと、他のゴーレムたちを地上から向かわせて地上と空中から同時に攻めて異界の中に侵入させるの、どちらが良いとお前は思う?」


 俺がレムに問いかけるとレムは悩むような仕草をしてから何やらジェスチャーをしていた。


 「ん?あぁ、喋れれないもんな。それじゃあ紙に書いて貰うか。」


 俺とレムは箱庭の中にある家の中に戻って家の中にある紙とペンをレムに渡して返答を書いて貰うことにした。


 「なるほどレムが指揮して空中と地上から攻めて異界に侵入させるのか。分かった。そうしよう。」


 そうしてレムが返答を書いているのを読ませて貰った結果、俺は地上からもゴーレムたちに攻めさせて地上と空中から同時に異界の出入り口に侵攻させることになった。


 方針が決まったことで今のビルの屋上だけだと地上を進むゴーレムたちを町に送り込めないからと地面にも箱庭の出入り口を設置することにした。


 なるべくビルの近くに箱庭の出入り口を作りたいからレムには近くに箱庭の出入り口を設置するのに良さそうな場所を探して貰うことにした。


 それから5分も経たずにゴーレム4号機を使って箱庭の出入り口を設置するのに良い環境の場所をレムは見つけてきたのでその場所に新しく箱庭の出入り口を設置する。


 これで地上からもゴーレムたちを送り込めるようになり、地上と空中から異界の出入り口を侵入するためにゴーレムたちを向かわせることが出来るようになった。

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