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G.G.M 〜グレートゴーレムマスター〜  作者: 甲羅に籠る亀


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55/58

55話

 次々にロボットに破壊され続けるゴーレム4号機を回収して修理を行ない再び町にある異界の出入り口を探させていく中で、俺はゴーレム4号機の中でロボットから攻撃を受けている個体の映像を確認することにした。


 両手持ちの武器であるアサルトライフルを使ってロボットは空を飛んでいるゴーレム4号機を狙っているようだ。


 狙いを定めて放たれ続けている弾丸をゴーレム4号機は回避している。しかし段々とゴーレム4号機は捕捉されていき最終的に撃ち落とされることになってしまった。


 「なるほどな。」


 どうやってロボットにゴーレム4号機たちが撃ち落とされることになるのかを今の映像を見て理解した。


 射程の長いアサルトライフルで狙われているのもあるけど、5メートルくらいのロボットのサイズのアサルトライフルだから弾丸の大きさもあって、一撃でも受ければそれだけでゴーレム4号機は破壊されたのだろう。


 それにどんどん破壊されるゴーレム4号機の数が増えていることからロボットの数も増えて来ている。


 それと、人と姿の変わらないモンスターもロボットの近くに多くいるのが映像でも見えたので、多分だけどロボットが酸砲蟻や騎士蟻の枠で兵隊蟻の枠に人と姿の変わらないモンスターなのではないかと思われる。


 1番の雑魚モンスターでもアサルトライフルを持って攻撃をしてくることを考えるに、このモンスターたちが現れる異界は難易度が蟻の異界と比べても上位だと思う。


 「はぁー、今回の異界は本当に厄介な異界になりそうだ。」


 まだ異界の出入り口すらも見つけていないのにこのモンスターの難易度を考えると、異界の主であるボスモンスターはどれだけ強いモンスターなのかと頭を抱えそうになってしまった。


 せめて1体だけでもモンスターを倒して情報が欲しいところだけど、あのロボットを今のゴーレムたちだけで倒せるのか不安になる。


 流石に蟻の異界のボスモンスターだった女王蟻よりは弱いと思うけど、アサルトライフルやロケット砲の攻撃にどれだけゴーレムたちは耐えられるのだろうか。


 ゴーレム2号機なら大盾で防御していれば耐えられそうな気はするけど、流石にあのロボットのロケット砲に耐えられるのかは自信がない。


 「見つけた!」


 異界の出入り口を探していたゴーレム4号機の中の1機が異界の出入り口を発見した。


 その映像が送られてきたのですぐに確認すると、異界の出入り口は蟻の異界の出入り口と大きさが違うだけでほとんど変わりはないことが分かった。


 しかし問題なのは異界の出入り口を守るようにロボットや人と姿が変わらないモンスターが多数防衛していることだ。


 ロボットだけでも10機は防衛に参加しており、人と姿が変わらないモンスターは数えるのも億劫になるほどに防衛に加わっているのが映し出されている。


 「あ、ちっ。破壊されたか。」


 もう少し映像をしっかりと確認したかったところだけど仕方がない。でもこれでどこに異界の出入り口があるのかは分かった。


 あとは先ほど破壊されたゴーレム4号機を回収して修理し、異界の出入り口を発見したゴーレム4号機の情報を他のゴーレム4号機たちに送ればいいだけだ。


 そうすれば90機のゴーレム4号機たちを異界の出入り口に送り込むことで、あのロボットや人と姿が変わらないモンスターの防衛網を突破させる。


 そうすれば異界の中に1機でもゴーレム4号機が入れば、そして異界の中に箱庭の出入り口を繋ぐことが出来れば、ロボットや人と姿が変わらないモンスターが異界の出入り口を守っていても俺の勝ちみたいなものだろう。


 そうと決まれば俺は今も探索を続けている全てのゴーレム4号機たちを回収して修理と魔力の補給を行なっていく。


 「レム、随時魔力の補給と修理を終えた4号機は情報の交換をお互いに行なわせてくれ。」


 俺は修理を終えて魔力補給も終わったゴーレム4号機たちにレムから指示を出させながらゴーレムの修理と魔力補給を行なっていった。


 90機もあるからお互いの情報交換をするのも時間が掛かってしまったが、それでもようやく情報交換を終わらせると次の指示をレムに出して貰う。


 「レム、それじゃあ4号機たちに異界の出入り口に突入するように指示を出してくれ。俺は4号機が1機でも異界に入ったらすぐにでも箱庭の出入り口を繋がるように集中するから。」


 レムは頷くとゴーレム4号機たちに指揮強化の指揮棒を振るうことで俺からの指示をゴーレム4号機たちに指示を行ない始めた。


 ゴーレム4号機たちが箱庭の出入り口を潜って現実世界に出ると、そのまま1機のゴーレム4号機が発見した異界の出入り口を目指して集団で飛行して行く。


 90機もの数のゴーレム4号機たちが飛んでいる映像を確かめながら俺はいつでも箱庭の出入り口を開けるように準備を行なった。


 「見えてきた。ちっ、先頭の4号機たちが破壊されてる。」


 異界の出入り口が見えてきたところでロボットたちからのアサルトライフルの一斉射撃がゴーレム4号機たちを襲った。


 先頭を移動していたゴーレム4号機たちがロボットたちのアサルトライフルの餌食になってしまい次々に破壊されて墜落してしまう。


 そこでレムからの指示なのかゴーレム4号機たちは一斉に散開することで散らばってそれぞれが異界の出入り口を目指して突撃して行く光景が映像に映し出される。


 あの数のゴーレム4号機たちを狙い撃ちするのは簡単そうだ。けど、ゴーレム4号機たちはロボットや人と姿が変わらないモンスターのアサルトライフルを回避行動を取ることで回避することが出来ている。


 それでも流石に全機がロボットや人と姿が変わらないモンスターのアサルトライフルを回避することは出来ずに破壊されてもいた。


 俺は破壊されたゴーレム4号機を回収してすぐに修理を行なえば、ゴーレム4号機は修理を終えて魔力補給を終えた個体から飛び立って箱庭を出て行く。


 「壊されるのが早過ぎる。このままだと全機破壊されるぞ。」


 回収して修理を行なってゴーレム4号機は飛び立って箱庭を出て異界の出入り口を目指しているけど、もう異界の出入り口に突入しようとしているゴーレム4号機は残り20機もないほどにゴーレム4号機はロボットや人と姿が変わらないモンスターに破壊されてしまった。


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