51話
魔鉄と鋼鉄で作成されたゴーレム1号機たちが蟻塚の大部屋の柱の監視をする為に必要な武装の用意も行ない、俺は作成されたばかりのゴーレム1号機たちにボスモンスターの女王蟻と戦ったゴーレムたちに情報を渡すように指示を出した。
既にゴーレム1号機ならゴーレム1号機同士で、ゴーレム2号機ならゴーレム2号機同士で、ゴーレム3号機ならゴーレム3号機同士で、ゴーレム4号機ならゴーレム4号機同士でお互いの情報交換は終えているようなので、ゴーレム1号機とゴーレム2号機とゴーレム3号機とゴーレム4号機の1機ずつから情報を魔鉄と鋼鉄で作られているゴーレム1号機たちは貰っていた。
そうして情報を得た魔鉄と鋼鉄のゴーレム1号機たちはそれぞれの武装を身に付けて箱庭から大部屋の柱の監視に向かった。
大部屋の柱の監視にゴーレム1号機たちが向かっている間に、そうこうしている間にゴーレムたちはお互いの情報を交換し終えていた。
「とりあえずもう今日はやる事はないかな。ゴーレムたちに休息を取らせることにして明日からどうするかでも考えるか。」
予定としては中級の魔核で作られたゴーレムコアとゴーレム魂魄を搭載した新しいゴーレムを作るくらい。
「あ、そうだ!これも必要だ。すぐに調べで行くべきだな。」
俺は魔鉄で作った際のゴーレムの性能と鋼鉄で作られた際のゴーレムの性能の確認を行なっていくことにした。
幸いに魔鉄と鋼鉄で作られたゴーレムはあるので、それを基にした情報を確認すればゴーレムの性能の確認は簡単に出来る。
魔鉄のゴーレム1号機と鋼鉄のゴーレム1号機の性能の比較を行なった。
そうして比較して分かったのは鋼鉄は魔鉄よりも防御力が高いだけで、他の性能に関しては魔鉄の方が上だとと言うことだった。
性能を比較して分かったことだけど、魔鉄も鋼鉄もどちらで作ったとしても若干の違いがあるくらいだからそれほどこだわらなくても良いかもしれない。
だから作るとしたら魔鉄と鋼鉄で半々からいが丁度いいのかもしれないけど、作る際の魔力が多く必要なのは魔鉄だから考えてしまう。
魔鉄でゴーレムを作ろうとすると魔鉄ゴーレム2機で鋼鉄ゴーレムが3機作れるくらいには魔力消費に差がある。
それくらい魔力で作る際の差があるけど今の俺はボスモンスターを倒したこともあってレベルも上がっているし、更に魔力回復速度上昇の腕輪を装備していることで早く魔力の回復をしてくれている。
だからゴーレムを魔鉄で作ったとしてもそこまで大きな痛手にはならないはずだ。
「それはそれとして結構レベルも上がったよな。もう28レベルまで上がってるし、これってどれくらい高いんだろう?」
今も通信が繋がっているからスマホやパソコンでSNSやYouTubeを見ることが出来るからレベルを晒している人のレベルを知っているけど、そう言う人たちはせいぜい高くても5レベルくらいだ。
けどそう言うレベルを晒している人たちとは違って本当にレベル上げのみに集中している人ならもっと高いはずだ。
俺はゴーレムマスターと【魔力の源泉】のお陰でゴーレムで数を使った異界探索と【魔力の源泉】による膨大な魔力のごり押しでモンスターと戦っている。
ジョブとスキルがマッチしているお陰でここまで1人でもなんとかなっているところがあるけど、そんな俺みたいにジョブとスキルがマッチしていて強い人だって世界全土を見ればもっといるはずだ。
そう考えれば俺よりも強い人が居てもおかしくはない。俺よりも高いレベルの人だっている可能性はある。
「まあ気にしてもしょうがないけどね。」
もう今日は何もやる事はないからゆっくりと休むことにした。でもその前にボスモンスターと戦ったゴーレムたちの情報をボスモンスターと戦っていないゴーレムたちにも渡さないとな。
俺は異界の出入り口を守っているゴーレムたちと家を守っているゴーレムたちに情報交換をさせる為にゴーレムたちに指示を出した。
それから俺は異界の攻略を祝してこの日は豪勢に夕食を豪華な物にして食べたりとゆっくりと過ごした。
そして翌日。
俺は朝早くから起きて朝支度を済ませると大部屋のボス部屋の柱を監視しているゴーレムたちの様子を確認してみた。
「変わってる様子はなさそうだ。」
ゴーレムたちも大部屋の様子も変わったことはなく、俺はよく見る為にゴーレムに指示を出して柱をよく観察してみる。
「少し黒い部分が増えた?」
本当に増えたような気がするくらいに柱の黒い部分が増えていた、と思う。
このまま時間経過でこの白い柱が黒くなっていくことで何かしらの変化が起こるのだろう。
大部屋のゴーレムたちに監視に戻るように指示を出して、俺は朝食の準備をすることにした。
異界が発生してから腐りやすい食べ物から食べていき、もうすぐに腐るような食べ物はなくなった。
けど、その分だけ食べられる物が少なくなったということでもある。
今日の朝食はコーンフレークだ。それも賞味期限が近くなった牛乳をかけて食べていく。
そうして朝食を終わらせて俺はスマホやテレビやパソコンを使って情報収集を行なっていた3機のゴーレム1号機たちに指示を出していく。
ゴーレム同士の情報交換をさせていく間に俺は家の外に出てゴーレム4号機たちに集合をかけた。
家の周りの敷地を飛び回って警備しているゴーレム4号機10機を残して、残りの90機のゴーレム4号機に指示を出す。
指示の内容はゴーレム4号機に町の様子を確認して貰うことだ。
家に繋がる道路は1つしかなく、その道路を進めば町にたどり着くのだが、その町には異界があるらしく、次の目標はその異界を攻略するのを目標にしている。
90機のゴーレム4号機が一斉に飛び立って町のある方向に向かって飛んで行くのを見送った俺は家に戻った。
家の中ではもう3機のゴーレム1号機たちがお互いの情報を交換し終わっていたところだった。
俺は改めて箱庭の出入り口を開いて3機のゴーレム1号機に箱庭内のゴーレムたちとお互いに情報交換をするように指示を出す。
俺が寝ている間に宝箱から手に入った本を箱庭組のゴーレムたちが、スマホやパソコンで調査して知った情報をゴーレム1号機たちがお互いに交換していることだろう。




