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G.G.M 〜グレートゴーレムマスター〜  作者: 甲羅に籠る亀


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45話

 それでもまだ地面を移動するゴーレムたちは多くが残っている。


 ボスモンスターの女王蟻モンスターが吐き出した蟻酸の放水の多くもゴーレム2号機たちが大盾を使って防いでくれたのでゴーレム4号機以外のほとんどのゴーレムには影響はない。


 もう空中を飛んで攻撃を行なうゴーレム4号機は大きく数を減らした。


 ここからは地面を移動するゴーレム1号機、ゴーレム2号機、ゴーレム3号機だけでボスモンスターの女王蟻モンスターと戦わないといけないだろう。


 蟻酸を吐き出すのをやめて体力を消耗したのか動きが鈍くなったボスモンスターの女王蟻モンスターを狙って近接武器持ちのゴーレム1号機たちが攻撃を行なっていく。


 剣や短剣で切り裂いて槍で刺突を繰り出すゴーレム1号機たちの攻撃が少しずつボスモンスターの女王蟻モンスターの甲殻を削るだけじゃなく、ボスモンスターの女王蟻モンスターの甲殻の薄い場所では甲殻を貫いて体液が流れ出ていた。


 これまでの第1陣、第2陣、第3陣のゴーレム部隊のゴーレムたちが行なっていた攻撃がようやくボスモンスターの女王蟻モンスターに通用するようになった。


 ここからダメージが通るようになったボスモンスターの女王蟻モンスターにダメージを与えて少しずつボスモンスターの女王蟻モンスターの生命を削って行けば倒せるだろう。


 これなら2巡目の第3陣のゴーレム部隊まで届かずに第2陣のゴーレム部隊でボスモンスターの女王蟻モンスターを倒せそうだ。


 とにかくようやくダメージが通るようになって近接武器持ちのゴーレム1号機たちは自分たちが戦闘不能になるのも気にせずに、ボスモンスターの女王蟻モンスターからの反撃もなんのそのと攻撃を行なっていく。


 そのせいで破壊される近接武器持ちのゴーレム1号機の数は多くなるが、それに比例してボスモンスターの女王蟻モンスターの身体には大きな傷口が多数出来始めていた。


 傷口から体液を流しながら攻撃をしてから近接武器持ちのゴーレム1号機たちを破壊していくボスモンスターの女王蟻モンスターからの攻撃からゴーレム1号機を守ろうとゴーレム2号機たちも奮闘する。


 攻撃対象を近接武器持ちのゴーレム1号機たちに決めたように行動するボスモンスターの女王蟻モンスターの攻撃をゴーレム2号機たちが防ぐ。


 ゴーレム2号機がボスモンスターの女王蟻モンスターの攻撃を防いでいる間に他のゴーレムたちがボスモンスターの女王蟻モンスターに攻撃を行なってダメージを与えていく。


 繰り返し繰り返しそんな攻防が起こる中で段々と防御を担当していたゴーレム2号機たちは消耗していた。


 ゴーレム2号機専用の大盾は傷付いているし、それにゴーレム2号機自体もボスモンスターの女王蟻モンスターの攻撃を大盾で受け止めている影響で関節部位に負担が掛かっていた。


 動けなくなるほどのダメージをゴーレム2号機たちは受けてはいないけど、このままボスモンスターの女王蟻モンスターの攻撃を受け止め続けて行けばゴーレム2号機は関節部位が壊されて動けなくなるだろう。


 そうすれば第1陣のゴーレム部隊は破綻してしまい、ボスモンスターの女王蟻モンスターの攻撃を防ぐゴーレム2号機が居なくなって他のゴーレムたちが破壊されていくと思う。


 もう第3陣のゴーレムたちから第2陣のゴーレムたちへと情報交換は終わらせているから第2陣のゴーレム部隊を向かわせる準備をしておくべきだ。


 俺は第2陣のゴーレム部隊に出撃の準備を行なうように指示を出した。これで第1陣のゴーレム部隊が全滅する前に第2陣のゴーレム部隊を向かわせることが出来るだろう。


 それに多分だけどこの第2陣のゴーレム部隊を向かわせれば、次でボスモンスターの女王蟻モンスターを倒せると思われる。


 何もなければだけど。


 ここまで順調に攻撃を続けてダメージを与えているからこそ、ゲームのように体力を減らされたボスモンスターの女王蟻モンスターが暴れ出してゴーレムたちを破壊されるなんてことが起きるかもしれない。


 そんな事を思っていたからかもしれない。ボスモンスターの女王蟻モンスターの動きが変わったのは。


 「なんだ?何をするだ??」


 甲殻を切り裂かれて体液を流して暴れていたボスモンスターの女王蟻モンスターの動きが変わった。


 蟻酸を吐く訳でもないのに大顎を大きく開いては閉じてを繰り返しており、音声は聞こえないが現場ではボスモンスターの女王蟻モンスターがカチカチと音を鳴らしているのだと思う。


 そしてこれから何が起きるんだと思って映像を見ていると大部屋の壁に無数の穴が空いてそこから大量の兵隊蟻や酸砲蟻や騎士蟻が出て来た。


 「仲間を呼ぶのか!!?」


 俺は驚いて声を出して叫んでしまう。


 これまで1匹だけで戦っていたボスモンスターの女王蟻モンスターが仲間を呼んだことに。


 蟻系のモンスターでそれも女王蟻のモンスターだから蟻系のモンスターを呼んでもおかしくはないが、それをここまでボスモンスターの女王蟻モンスターにダメージを与えた時に呼ぶなんて思いもしなかった。


 「これは第1陣のゴーレムたちだけじゃ駄目だ。第2陣と第3陣のゴーレムたちも向かわせるしかない。」


 俺は準備を終えている第2陣のゴーレム部隊を先行させると、第3陣のゴーレム部隊にすぐに準備を行なって大部屋に向かうように指示を出した。


 それと同時に破壊されてしまっている第1陣のゴーレムたちと武装の修理を急いで終わらせると、復活した第1陣のゴーレムたちも大部屋に向かわせる。


 今の大部屋では多数の蟻系モンスターに囲まれて攻撃される第1陣のゴーレムたちの姿があった。


 今のところゴーレム2号機がボスモンスターの女王蟻モンスターからの攻撃を防いで、ゴーレム2号機以外のゴーレムたちが集まって来ている大量の蟻系モンスターを相手している。


 それでも集まって来ている蟻系モンスターの数が多いせいでゴーレムたちが蟻系モンスターを倒していてもゴーレムたちに群がる蟻系モンスターの方が多くて少しずつゴーレムの数は減っていた。


 戦闘不能になったゴーレムは逐一ゴーレムを俺が回収して修理を行なってすぐに箱庭から蟻塚に向かわせてボスモンスターの女王蟻モンスターのいる大部屋に向かわせていた。


 そうこうしている間に準備を終えた第3陣のゴーレム部隊が箱庭から出発し、更に向かわせていた第2陣のゴーレム部隊が大部屋に到着した。

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