44話
鈍かった動きも普通に動けるようになってきた姿を見せるボスモンスターの女王蟻モンスターは体勢を低くして突撃してきた。
ボスモンスターの女王蟻モンスターの狙いは酸攻撃を行なうゴーレム3号機が多く配置されている場所だ。
でもこれまでのボスモンスターの女王蟻モンスターが行なう行動パターンを読んでいたのかゴーレム3号機たちが多くいる場所にはゴーレム2号機が2機配置されている。
ゴーレム3号機たちが多く配置されている場所に向かってボスモンスターの女王蟻モンスターが突撃をしてくるが、ゴーレム2号機2機で突撃してくるボスモンスターの女王蟻モンスターを待ち構える。
そうして待ち構えるゴーレム2号機2機のところにボスモンスターの女王蟻モンスターは突撃して大盾と衝突した。
大部屋ではゴーレム2号機たちの大盾とボスモンスターの女王蟻モンスターの頭部が衝突した音ですごいことになっている気がする。
それほどまでにボスモンスターの女王蟻モンスターの突撃の勢いはあった。それを待ち構えていたゴーレム2号機たちの大盾も地面に突き立てられていた。
そんな両者の衝突でゴーレム2号機たちは弾き飛ばされないようにしていたからこそ踏ん張ってボスモンスターの女王蟻モンスターの衝突を耐えた。
でもこのボスモンスターの女王蟻モンスターによる突撃でゴーレム2号機たちもそうだがゴーレム2号機たちの大盾にもダメージが入っているだろう。
ゴーレム2号機の大盾には凹みが出来ているし、ゴーレム2号機たちの動きもボスモンスターの女王蟻モンスターの衝突の前と比べて動きが鈍くなっている。
でもゴーレム2号機たちのお陰でボスモンスターの女王蟻モンスターの突撃は防げたし、だからこそ遠距離攻撃を行なっていたゴーレム3号機たちの多くが無事で済んでいる。
そうして突撃の勢いが完全に止まったことで動きを止めたボスモンスターの女王蟻モンスターに向かって大量の酸が放水されて浴びせていく。
大量の酸を全身に浴びせられて身体をくねらせて暴れるボスモンスターの女王蟻モンスターの元からゴーレム3号機たちの酸が当たらないようにする為にゴーレム2号機たちは離れていく。
酸を全身に浴びせられたことでボスモンスターの女王蟻モンスターの敵意は完全にゴーレム3号機たちに向くのだが、ボスモンスターの女王蟻モンスターがゴーレム3号機たちに何かをする前にボスモンスターの女王蟻モンスターの後方から近接武器持ちのゴーレム1号機たちが攻撃を仕掛けて行った。
ボスモンスターの女王蟻モンスターのお尻の甲殻の薄い部分を狙って攻撃を行なっていく近接武器持ちのゴーレム1号機たちの攻撃は確実にボスモンスターの女王蟻モンスターにダメージを与えていく。
甲殻が薄いからこそ一部の場所には甲殻の下までゴーレム1号機たちの攻撃が通ってボスモンスターの女王蟻モンスターの体液が傷口から流れ出している場所もある。
これまでの甲殻や関節部位へのダメージと違ってボスモンスターの女王蟻モンスターの内部に明確なダメージをゴーレム1号機たちは与えることが出来た。
でもそれを喜んでいる暇はなく体内まで攻撃が届いたことでより激しくボスモンスターの女王蟻モンスターは暴れ始めた。
地団駄を踏んで身体を振り回しながら暴れ回るボスモンスターの女王蟻モンスターの身体に接近し過ぎていたからこそ、近接武器持ちのゴーレム1号機たちの幾つかは破壊されて戦闘不能になってしまった。
それでもこれまでのボスモンスターの女王蟻モンスターとの戦いの中で明確にきちんとしたダメージを与えられたのは初めてのことだと思う。
これまでのゴーレムたちの攻撃でも確かにボスモンスターの女王蟻モンスターにダメージは通っていたはずだが、今回のゴーレム1号機たちの攻撃の反応を見る限りではかなりの痛手をボスモンスターの女王蟻モンスターに与えられたのではないだろうか。
まあそれはそれとしてここまでボスモンスターの女王蟻モンスターが暴れてしまうと近接武器持ちのゴーレム1号機たちは攻撃が行なえない。
今もゴーレム2号機たちの背後まで下がってボスモンスターの女王蟻モンスターが落ち着くのを近接武器持ちのゴーレム1号機たちは待っている。
でもボスモンスターの女王蟻モンスターがその位置から動かずに暴れているだけの状態は遠距離攻撃を行なえるゴーレムたちに取っては良い的になっていた。
次々に遠距離攻撃を行なうゴーレムたちの攻撃がボスモンスターの女王蟻モンスターに命中していく。
ゴーレム3号機の酸で劣化した甲殻に命中する猟銃持ちのゴーレム1号機とゴーレム4号機の弾丸。
もう最初の頃のようにボスモンスターの女王蟻モンスターは猟銃から放たれる弾丸を弾くことなく甲殻に弾丸は埋まっていく。
弾丸は時間経過で消えてしまうがその前にボスモンスターの女王蟻モンスターの甲殻に埋まった弾丸に次に放たれた弾丸が命中することでほんの少しだけ甲殻に埋まっていた弾丸が深く埋まっていくことになる。
それも甲殻に埋まっていた弾丸が消えて終えばボスモンスターの女王蟻モンスターの甲殻に出来た穴が空くことになり、そこにまた猟銃持ちのゴーレム1号機たちやゴーレム4号機たちから放たれた弾丸が埋まることになる。
そうしてより深くボスモンスターの女王蟻モンスターの甲殻に穴が出来ることになるのだが、流石にここまで遠距離攻撃を行なうゴーレムたちに攻撃を受ければボスモンスターの女王蟻モンスターも正気に戻ってしまう。
正気に戻ったボスモンスターの女王蟻モンスターがまず何をするのかと思えば大顎を開いて蟻酸を吐き出してきた。
それも放水の形で蟻酸をボスモンスターの女王蟻モンスターは吐き出して、広範囲に広がって攻撃を行なっていた空中のゴーレム4号機たちが狙われる。
このボスモンスターの女王蟻モンスターの攻撃によって多くのゴーレム4号機たちが墜落して戦闘不能になってしまう。
少しでもゴーレム4号機の飛行に必要な羽に蟻酸が命中するだけで羽が溶かされて飛行不可能になってしまうのが致命的だった。
多くのゴーレム4号機がボスモンスターの女王蟻モンスターの蟻酸を受けて戦闘不能になることで攻撃を行なうゴーレムが減ってしまった。




