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G.G.M 〜グレートゴーレムマスター〜  作者: 甲羅に籠る亀


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40/50

40話

 グルンと一回転して薙ぎ払う攻撃を行なったボスモンスターの女王蟻モンスターの攻撃に前線で戦っていた第2陣のゴーレム部隊の大半が弾き飛ばされてしまった。


 このボスモンスターの女王蟻モンスターの攻撃で第2陣のゴーレム部隊に与えられた影響は大きい。


 接近戦を行なっていたゴーレム1号機たちは全滅するし、ゴーレム2号機も大盾でボスモンスターの女王蟻モンスターの薙ぎ払いを防げてはいたけど倒れてしまうゴーレム2号機も出ている。


 しかも倒れてしまったゴーレム2号機を狙うように攻撃をボスモンスターの女王蟻モンスターは開始してしまっていた。


 ゴーレム2号機の上にのしかかるボスモンスターの女王蟻モンスターは大顎を開いて牙でゴーレム2号機のボディに噛み付いてきた。


 鉄素材で作られたゴーレム2号機のボディに食い込むボスモンスターの女王蟻モンスターの牙は大顎が縮まるのに合わせてゴーレム2号機のボディを切り裂いていく。


 そのままゴーレム2号機は真っ二つになるのか、と言うところで起き上がったゴーレム2号機たちがボスモンスターの女王蟻モンスターに大盾を叩き付けて攻撃を行なった。


 ゴーレム2号機たちが叩き付けた大盾の重量と勢いで高威力の一撃が叩き付けられたボスモンスターの女王蟻モンスターは噛み付き攻撃をやめた。


 でも、もうボスモンスターの女王蟻モンスターに噛み付き攻撃をされていたゴーレム2号機が戦うことは出来ないくらいにはダメージを受けている。


 胴体の半ばまで切断されているせいでゴーレム2号機はいつ自重で2つにボディが分かれてもおかしくはない。


 「もうあの2号機は駄目だな。回収だ。」


 俺はボスモンスターの女王蟻モンスターの噛み付き攻撃を受けていたゴーレム2号機を遠隔回収する。


 そして少しずつ回収していたゴーレム1号機たちと一緒にゴーレム2号機の修理も行なっていく。


 「第3陣は準備をしてくれ。それが終わったら第2陣と後退だ。」


 俺はかなりの数を減らされている第2陣のゴーレム部隊を後退させることにした。


 まだ遠距離攻撃を行なっているゴーレム1号機やゴーレム3号機にゴーレム4号機がいるけど、それもいつ戦闘不能にされるか分からないからこその選択だ。


 それにボスモンスターの女王蟻モンスターはゴーレム2号機たちから攻撃を受けている。


 けど、ボスモンスターの女王蟻モンスターは身じろぎしながら暴れることでゴーレム2号機たちを弾き飛ばす。


 そしてそのままゴーレム2号機たちに接近されないように後退し始めたところで何をするのかボスモンスターの女王蟻モンスターの動きで分かった。


 戦っている第2陣のゴーレム部隊もボスモンスターの女王蟻モンスターが何をしようとしているのか理解しているのだろう。


 遠距離攻撃を行なっていたゴーレム1号機とゴーレム3号機のゴーレムたちはゴーレム2号機の周りに集まり始める。


 そんな中でゴーレム4号機はボスモンスターの女王蟻モンスターの頭部を狙って銃撃を雨霰と連射して攻撃を加えていく。


 それでもボスモンスターの女王蟻モンスターの動きは止まらずに大顎を開いて天井に向けて蟻酸を放水して雨のように蟻酸が大部屋に降り注ぐことになる。


 ゴーレム2号機たちは大盾を天井に向けて掲げることで傘の代わりにしてボスモンスターの女王蟻モンスターの蟻酸を防いでおり、そんなゴーレム2号機たちの周りにはゴーレム1号機たちやゴーレム3号機たちが集まっていた


 そうしてボスモンスターの女王蟻モンスターが蟻酸を吐き出すのをやめる頃にはゴーレム2号機たちの大盾に守られていなかったゴーレム4号機たちを中心に多くのゴーレムたちが戦闘不能になってしまう。


 それでもゴーレム2号機たちが守ったゴーレムたちの数が多くいるから戦闘するのに問題ない、と言いたいところだけどこれまでのボスモンスターの女王蟻モンスターとの戦いで減っているゴーレムたちは多い。


 もう第2陣のゴーレム部隊は撤退させた方が良いだろうくらいにはゴーレム部隊は数を減らしている。


 「第3陣は出発してくれ。」


 準備確認を終わらせた第3陣のゴーレム部隊を出発させて箱庭から異界の蟻塚の中に突入するのを見送ると、俺はいつでも第2陣のゴーレム部隊を回収する準備を行なっていく。


 今も破壊されて戦闘不能になったゴーレムたちから回収している。


 そして第3陣のゴーレム部隊と交代させることを伝えたからか、第2陣のゴーレム部隊は全て足元の地面に残っている蟻酸を気にせずに攻撃を開始した。


 捨て身の破壊されても構わないと言うくらいに防御を捨てて攻撃に回った第2陣のゴーレムたちからの攻撃を浴びせられてボスモンスターの女王蟻モンスターは耐えるしかない状態になっている。


 それでもボスモンスターの女王蟻モンスターが何もしないということではなく、ボスモンスターの女王蟻モンスターは周りで囲んで攻撃を行なっているゴーレム2号機たちを弾き飛ばすと遠距離攻撃を行なっている猟銃持ちのゴーレム1号機とゴーレム3号機の破壊に動き出した。


 ただ突撃して轢いてゴーレムたちを弾き飛ばすだけでゴーレム1号機もゴーレム3号機も空中を舞うことになり地面に叩き付けられて破壊される。


 そうしてゴーレム2号機だけしか第2陣のゴーレム部隊が残らなくなった頃に第3陣のゴーレム部隊が大部屋の入り口に到着した。


 今はまだ第3陣のゴーレム部隊の配置が行なわれておらず、このままだと大部屋に突入した第3陣のゴーレム部隊がボスモンスターの女王蟻モンスターに狙われることになるだろう。


 それは問題だと俺は第2陣で残っているゴーレム2号機たちに指示を出す。


 「第2陣の2号機は全てボスモンスターに突撃し、第3陣のゴーレムたちが配置に着くまでボスを抑え込め!」


 俺が出した指示を聞いた第2陣で残っているゴーレム2号機たちが動き出して大盾で抑え込むようにしてボスモンスターの女王蟻モンスターの動きを止めに向かった。


 大盾を使って押し潰すようにボスモンスターの女王蟻モンスターを抑え込むゴーレム2号機たち。


 それでもボスモンスターの女王蟻モンスターの方が力が強いからボスモンスターの女王蟻モンスターが暴れるだけでゴーレム2号機たちは吹き飛びそうになる。


 それをゴーレム2号機たちはゴーレムコアに蓄えられて生み出される魔力を大量に使うことで自己強化を行なってなんとかボスモンスターの女王蟻モンスターを抑え込めていた。

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