39話
蟻酸で足元からダメージを受けても気にせずにボスモンスターの女王蟻モンスターに攻撃を与えていたゴーレム部隊はボスモンスターの女王蟻モンスターが動き出したことで吹き飛ばされてしまった。
動き出したボスモンスターの女王蟻モンスターが身体を振り回して暴れた結果、接近戦を行なっていたゴーレム1号機の大半が大破してしまうし、ゴーレム2号機たちも攻撃を行なっていたせいもあって地面に背中から倒れてしまっている。
今のところ戦闘が可能なのは遠距離攻撃を行なっていた猟銃持ちのゴーレム1号機とゴーレム3号機たちだけになっていた。
もうこうなると第1陣のゴーレム部隊は退避させた方が良いだろう。ここで第2陣のゴーレム部隊と後退させることにした。
俺は第2陣のゴーレム部隊をボスモンスターの女王蟻モンスターの元に向かわせる為に、準備を終えている第2陣のゴーレム部隊にボスモンスターの女王蟻モンスターのいる大部屋に向かわせた。
第2陣のゴーレム部隊が箱庭から蟻塚に向けて箱庭の出入り口を潜って移動するのを見送った俺はボスモンスターの女王蟻モンスターと戦っている第1陣のゴーレム部隊の回収をする準備をしておく。
「2号機が破壊されてる。何があったんだ?」
少し目を離している間にボスモンスターの女王蟻モンスターに押し倒されていたゴーレム2号機が破壊されていた。
ゴーレム2号機が1機破壊されたことでゴーレム2号機たち全体に掛かる負担が増しているような気がする。
「修理は後回しだな。」
まずは破壊されたゴーレム2号機を最初に回収して修理する前に他の破壊されたゴーレム1号機やゴーレム4号機に戦闘不能のゴーレム1号機を回収していく。
ボスモンスターの女王蟻モンスターとの戦場の地面に転がっていた大半の破壊されたり戦闘不能のゴーレムたちを回収し終わったくらいに第2陣のゴーレム部隊が大部屋の中に入っていくのが脳裏に映し出されている映像に映し出される。
大部屋に第2陣のゴーレム部隊が展開し終わるまで第1陣のゴーレム2号機たちには頑張って貰おう。
第2陣のゴーレム部隊が展開さえ終わればすぐに第1陣のゴーレム部隊は回収して修理を行なっていかないといけない。
「もうそろそろかな。」
俺は第2陣のゴーレム部隊が展開し終わったと判断して第1陣のゴーレム部隊をすべて遠隔で回収を行なった。
第1陣のゴーレム2号機たちが急にいなくなったことでボスモンスターの女王蟻モンスターは展開している第2陣のゴーレム部隊に意識を向けて攻撃を開始する。
それを見ながらも俺は第1陣のゴーレム部隊の修理を行ない始めた。
流石にかなりのダメージを受けているゴーレムとゴーレムの武装の修理には魔力をかなり使ってしまうが、それでも俺の今の魔力量なら問題なく修理を行なえてはいる。
このまま修理を終えたゴーレムを順番に箱庭に出してお互いに情報交換をさせながら第1陣のゴーレムたちが経験した情報を第3陣のゴーレム部隊に情報交換を行なって貰う。
これでボスモンスターの女王蟻モンスターとの戦いで経験した情報が第1陣のゴーレム部隊から第3陣のゴーレム部隊に送られることになる。
送られた情報を元にして第3陣のゴーレム部隊には頑張って貰いたいところだ。
「これで最後だな。」
最後のゴーレムを修理して次はゴーレムたちの武装の修理を行なっていく。
特にゴーレム2号機の大盾が1番ボスモンスターの女王蟻モンスターからダメージを受けているし、ゴーレム2号機の大盾はサイズも大きいので修理に必要な魔力量が多い。
他のゴーレム1号機の武装も蟻酸やボスモンスターの女王蟻モンスターに攻撃した時に摩耗している影響もあるし、ゴーレム1号機たちが1番武装を持っていることから量もあって修理に使う魔力もゴーレム2号機たちの大盾よりも多くなっている。
ゴーレム2号機は大盾しか武装がないがゴーレム1号機は武器や防具と武装の数が多いからその分だけ修理に使う魔力が多かった。
俺が第1陣のゴーレム部隊のゴーレムたちの武装を修理している間にまずは第1陣のゴーレム部隊のゴーレムたちで情報交換を行なって貰うことになる。
それが終われば第3陣のゴーレム部隊のゴーレムたちとの情報交換を行なって貰えばそれほど時間は掛からずに第1陣が経験したボスモンスターの女王蟻モンスターとの戦闘の情報を第3陣のゴーレム部隊に送られることだろう。
それはそれとして今は片手間で第1陣のゴーレム部隊の武装の修理を行ないながら、俺は第2陣のゴーレム部隊がボスモンスターの女王蟻モンスターと戦う様子を見ることにした。
第1陣のゴーレム部隊が与えたダメージが残っているままのボスモンスターの女王蟻モンスターと戦う第2陣のゴーレム部隊たち。
第2陣のゴーレム部隊は積極的にボスモンスターの女王蟻モンスターに向かって攻撃を行なっているようだ。
遠距離攻撃を行なうゴーレムたちを守るのは1機のゴーレム2号機だけで、他のゴーレム2号機たちは前線でボスモンスターの女王蟻モンスターからの攻撃を防ぐ役目を負っている。
そうしてゴーレム2号機たちがボスモンスターの女王蟻モンスターからの攻撃を防ぐ役目を負いながら、他のゴーレム1号機とゴーレム3号機とゴーレム4号機が攻撃を行なっていた。
ゴーレム2号機たちが守ってくれるからとボスモンスターの女王蟻モンスターからの攻撃を受けることを気にせずに接近戦を行なうゴーレム1号機たち。
ボスモンスターの女王蟻モンスターの身じろぎでダメージを受けるゴーレム1号機の姿がちらほら見受けられるがまだ戦闘不能になっているゴーレム1号機の姿はない。
それでもこのままだとゴーレム1号機の中から戦闘不能になるゴーレム1号機や破壊されるゴーレム1号機も出て来るだろうが、ゴーレム1号機も含めて第2陣のゴーレム部隊は攻撃をやめずにボスモンスターの女王蟻モンスターにダメージを与えることを優先するようだ。
「あっ!?」
前線のゴーレム2号機たちは攻撃を防ぐだけじゃなくて動きの妨害もしているからこそ成り立っていた第2陣の攻撃だったが、それもボスモンスターの女王蟻モンスターが身体を回転させる攻撃を行なって来たことで前線は崩壊してしまう。




