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G.G.M 〜グレートゴーレムマスター〜  作者: 甲羅に籠る亀


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36話

 初めてボスモンスターの女王蟻モンスターに威力偵察を行なってから2日経ち、威力偵察の回数は10を超えたくらいにはゴーレムたちは行なった。


 ここまで威力偵察を行なえばボスモンスターの女王蟻モンスターの行動パターンもゴーレムたちなら学習していることだろう。


 そしてこれは威力偵察を行なったお陰で知り得たことだが、ボスモンスターの女王蟻モンスターは受けたダメージを時間経過で回復する力を持っていた。


 この回復力はボスモンスターの女王蟻モンスターの持ち前の回復力なのか、それともボスモンスターの女王蟻モンスターが異界のボスモンスターだから持っている力なのかは分からないが、ゴーレムたちが戦い続けてダメージを与え続けられるのなら回復力よりも与えるダメージの方が上回るくらいにはダメージを与えられると思われる。


 だからこそ異界のボスモンスターとの戦いはボスモンスターの女王蟻モンスターが回復する時間を与えない為に休ませずに絶え間なくゴーレムたちを向かわせ続けないといけないだろう。


 そして今日、俺はこの蟻のモンスターが現れる異界の攻略を行なうことにした。


 ボスモンスターの女王蟻モンスターと戦わせる第1陣のゴーレム部隊の編成がこれだ。


ゴーレム1号機60機

内訳 剣持ち15、短剣持ち15、槍持ち15、猟銃持ち15

ゴーレム2号機5機

内訳 大盾持ち5機

ゴーレム3号機30機

ゴーレム4号機40機


 合計135機のゴーレムを編成した第1陣が最初にボスモンスターの女王蟻モンスターと戦うことになる。


 そしてこの第1陣のゴーレム部隊が半壊することになった場合に同じ数のゴーレムを集めた第2陣のゴーレム部隊を向かわせることになるだろう。


 第2陣のゴーレム部隊が戦っている間に修理を終わらせて第3陣のゴーレム部隊に第1陣のゴーレム部隊が情報を渡し、第2陣よ次は第3陣の出番になる。


 あとは第3陣の次に第1陣のゴーレム部隊が戦うことになり、第1陣第2陣第3陣第1陣第2陣第3陣とボスモンスターの女王蟻モンスターを倒すまで繰り返すことになる。


 それにこの日の為に魔核も使わずに貯めているし、魔核だけじゃなくゴーレムの修理用に素材も使わずにアイテムボックスの中に収納されている。


 これで万が一にも魔力切れでゴーレムが修理出来ないなんて状態になったとしても魔核と素材があればゴーレムの修理は可能だろう。


 「準備も万端!それじゃあ出発だ!」


 俺は箱庭から第1陣のゴーレム部隊を蟻塚の小部屋に繋がる出入り口へと向かわせた。


 ゴーレム2号機たちを先頭にして向かう第1陣のゴーレム部隊を見送ると、俺は今回のボスモンスターの女王蟻モンスターとの戦いに関わらないゴーレムたちの様子を確認する。


 異界と繋がっている出入り口を守るゴーレムたちは問題ない様子だ。家の警備を行なっているゴーレムたちも問題はない。


 これで万が一にも何かしらのアクシデントが起きて終えば、今回のボスモンスターの女王蟻モンスターを倒す作戦は失敗に終わってしまうかもしれない。


 でもこの万が一はほぼないだろう。俺のスキルの超直感が問題は起こらずにボスモンスターの女王蟻モンスターを倒すことは出来ると感じているからだ。


 そうしてゴーレムたちの様子を確認している間に先頭を進んでいたゴーレム2号機がボスモンスターの女王蟻モンスターのいる大部屋の近くまでやって来ていた。


 いよいよ異界攻略の為に必要なボスモンスターの女王蟻モンスターを討伐が開始された。


 ボスモンスターの女王蟻モンスターがいる大部屋の中に通路から現れたゴーレム2号機が大盾を構えて大部屋の中に入るのに続いて後続のゴーレム2号機たちが大部屋の中に入って行こうとする。


 だが、ゴーレム2号機たちが5機入り終わる前にボスモンスターの女王蟻モンスターが蟻酸を吐き出してきた。


 ボスモンスターの女王蟻モンスターが行なってきた蟻酸は玉状の形をしていたのは幸いだった。


 これが放水のような形で蟻酸をボスモンスターの女王蟻モンスターが吐き出していたらゴーレム2号機たちが全て大部屋に入るのに時間がかかったはずだからだ。


 蟻酸を大盾で防御して防いだことでゴーレム2号機にダメージはなく、後続のゴーレム2号機たちは全て5機とも大部屋の中に入ることに成功する。


 ゴーレム2号機たちがボスモンスターの女王蟻モンスターをUの字形に囲んだ時、ようやく通路で待機していた他のゴーレムたちも大部屋の中に入っていく。


 これで第1陣のゴーレム部隊はボスモンスターの女王蟻モンスターがいる大部屋に侵入したことになる。


 そうしてゴーレム2号機たちを盾役として展開し、ゴーレム2号機たちの背後にゴーレム4号機以外のゴーレムたちは移動した。


 ゴーレム2号機とゴーレム4号機以外のゴーレムたちが移動している間に、ゴーレム4号機がボスモンスターの女王蟻モンスターの注意を引く為に上空から射撃を開始する。


 ゴーレム4号機の狙いはボスモンスターの女王蟻モンスターの目と関節を狙って攻撃を行なっている。


 まだゴーレム3号機が甲殻に酸でのダメージを与えていないからこそ、ゴーレム4号機の猟銃でもダメージが少しでも入る目と関節を狙って射撃をゴーレム4号機は行なっていた。


 40機のゴーレム4号機が空中を飛び回りながら行なう射撃は映像越しでもすごい。


 流石と言うべきか射撃を受けているボスモンスターの女王蟻モンスターはほとんど弾丸を撃ち込まれてもダメージを受けてはいなかった。


 ゴーレム4号機がボスモンスターの女王蟻モンスターの注意を引いている間にゴーレム1号機とゴーレム3号機がそれぞれゴーレム2号機の背後に移動を終えた。


 これで完全に第1陣のゴーレム部隊は大部屋に展開することが出来た。


 ここからがボスモンスターの女王蟻モンスターとの戦闘の本番だろう。


 ゴーレム2号機たちの背後に待機していたゴーレム3号機たちがゴーレム2号機たちの横に出て酸をボスモンスターの女王蟻モンスターに浴びせ始める。


 ボスモンスターの女王蟻モンスターの身体全体に余すことなく酸を浴びていない場所はなくす勢いで酸を放水するゴーレム3号機。


 酸を浴びてダメージを受けたことで、これにはボスモンスターの女王蟻モンスターも敵意をゴーレム3号機たちに向け始めた。

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