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G.G.M 〜グレートゴーレムマスター〜  作者: 甲羅に籠る亀


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35/60

35話

 1回目の威力偵察部隊のゴーレムたちは全て修理を済ませた俺は蟻塚の中で活動していたゴーレムたちを全て異界の出入り口の前に集まると、そこで威力偵察部隊のゴーレムたちが収集してきた情報をそれぞれ全てのゴーレムたちに交換させていくことにした。


 これで今回の威力偵察で手に入った情報はこの場のゴーレムたちに共有されることだろう。


 ゴーレムたちがお互いに情報交換を行なっている間に俺は何をしようか。


 今の俺は特にやることもない。


 異界が現れた頃が1番忙しかったが、順調にゴーレムの数が増えてきた今となってはゴーレムたちが戦う姿やゴーレムたちが活動している姿を見るくらいしかしていない。


 箱庭の方の農作業も地球の俺の家の周りにある畑の農作業も今はゴーレムたち任せだ。


 こうなるとゴーレムたちがほとんどの仕事を行なってくれるから俺が何かをするなんてほとんどないのが現状だし、余程のことでも起きない限りはゴーレムたちだけでも問題なく活動してくれるだろう。


 そんな事を思いながらも俺は畑仕事をしているゴーレムたちの様子を確認してみることにした。


 地球の家の周りにある畑では太陽が照らしている中で農作業を行なっているゴーレム1号機たちの姿が映し出されていた。


 「暑い中よく頑張ってるよな。」


 俺が農作業をしていたら5分くらいで水分補給をしながらじゃないと熱中症で倒れてしまってもおかしくない気温だけどそこはゴーレムだから暑さを関係ないのだろう。


 こうなると本当にゴーレム任せのニート生活だ。


 農作業をするゴーレムたちの姿も見たことだからとゴーレムマスターで作り上げたパソコンを使って情報収集でもと思ってもだいたい集まる情報は変わらない。


 モンスターを倒して街を取り戻そうとする者や異界の攻略を目指す者がいる中で、やっぱり略奪を平気で行なっている者だっていると集まってくる情報で知れた。


 「それにしても異界からモンスターが現れてもよくサーバーが落ちないよな。誰が頑張ってるんだろ?」


 今でもインターネットは通じているのを考えるにまだまだ人類は生き残れるのではないかと希望を抱いてしまう。


 それでも危ないところは本当に危険なんだとは思う。特に異界が出現した場所を中心にした1キロ圏内なんてモンスターだらけだ。


 「ん?終わったみたいだな。」


 考え事をしている間にゴーレム同士の情報交換を終えてしまったようだ。


 「さてと、どうしたもんかな。」


 これからどうしようかを考える。


 また威力偵察部隊を結成してボスモンスターの女王蟻モンスターと戦わせて情報収集を行なうのか。


 それとも別のことにゴーレムたちを行なわせて情報を集めていくのか。


 まあでもこれだけはやって置かないといけないだろうことはある。ゴーレム1号機を編成して少しでも盾を使った戦闘方法を確立させることだ。


 盾の使い方をゴーレム1号機が学べばゴーレム2号機が使う大盾での戦い方も変わってくるだろうから。


 それから俺は考えて決めたのは2回目の威力偵察部隊を結成してボスモンスターの女王蟻モンスターと戦わせること。


 そして盾の使い方をゴーレムが学ぶために盾持ちのゴーレム1号機を編成したゴーレム部隊で蟻塚の探索を行なわせることだ。


 特に2つ目の盾持ちゴーレム1号機の蟻塚探索では盾持ちゴーレム1号機だけでしばらく蟻系モンスターと戦わせて盾の戦闘方法を学習させることを目標にして。


 異界の出入り口の前で並んで待っているゴーレムたちを編成して行くことにした。


 そうして威力偵察部隊のゴーレムたちが先に編成が終わったこともあり、ボスモンスターの女王蟻モンスターがいる大部屋に向かわせる為に箱庭を経由して蟻塚の小部屋に向かわせた。


 威力偵察部隊のゴーレムたちが移動を開始したのを見送って、俺はこの場のゴーレム1号機を中心にしたゴーレム部隊を編成して蟻塚の外から向かわせるゴーレム部隊と箱庭を経由して蟻塚内部から探索するゴーレム部隊に分けることにした。


 蟻塚の外から探索をするゴーレム部隊はもう既に蟻塚に向けて出発しており、蟻塚の中から探索を開始するゴーレム部隊は箱庭経由で移動を開始した。


 そうしてゴーレム部隊が蟻塚の中で盾を使う経験を積む為に蟻系モンスターを倒す探索を行なっていくのを見送った俺は2回目の威力偵察部隊のゴーレムたちの様子を確認することにした。


 「流石に2回目だから余裕があるように見える。」


 ゴーレム2号機は今回の威力偵察部隊に3機で行動させており、その内の2機のゴーレム2号機が前衛でボスモンスターの女王蟻モンスターからの物理攻撃を担当し、残りの1機が遠距離攻撃で蟻酸を飛ばしてきた時に猟銃持ちのゴーレム1号機やゴーレム3号機を守る役割りをしているようだ。


 これがどんな風に作用してボスモンスターの女王蟻モンスターの動きが変わるのかを考えながら見ていくとしよう。


 でもその前に見ることがある。


 「うん、やっぱりだ。ダメージはまだ回復していないみたいだな。」


 まだ1回目での威力偵察部隊のゴーレムたちが与えたダメージがボスモンスターの女王蟻モンスターの身体に残っていた。


 これなら絶え間なくゴーレムを向かわせて戦わせ続ける必要はなく、少し俺自身やゴーレムたちを休憩させたりゴーレムたちが情報交換をさせたりする時間は取れそうだ。


 でも1回目の威力偵察部隊が与えたダメージが少しは回復しているように見えることから時間をかけ過ぎればボスモンスターの女王蟻モンスターは完全に全回復してしまうと思われる。


 それはそれとして近接武器持ちのゴーレム1号機たちが接近戦をボスモンスターの女王蟻モンスターに仕掛け始めた。


 前衛のゴーレム2号機2機を壁代わりにして防御は任せてゴーレム1号機たちは攻撃に専念するみたいだ。


 ボスモンスターの女王蟻モンスターの甲殻や関節を狙って何度も攻撃を仕掛けていく近接武器持ちのゴーレム1号機たち。


 微々たるダメージしかボスモンスターの女王蟻モンスターに与えられないがほんの少しだけでもダメージを与えてはいる。


 そんな中で遠距離攻撃が可能な猟銃持ちのゴーレム1号機とゴーレム3号機にゴーレム4号機がボスモンスターの女王蟻モンスターに向かって攻撃を開始した。


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