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G.G.M 〜グレートゴーレムマスター〜  作者: 甲羅に籠る亀


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34/34

34話

 今も戦っている威力偵察部隊のゴーレムたちはゴーレム1号機が猟銃持ちの5機、ゴーレム2号機1機、ゴーレム3号機5機、ゴーレム4号機5機の16機だけ。


 それもゴーレム2号機が挑発してボスモンスターの女王蟻モンスターの注意を引いているからこそ残っている威力偵察部隊のゴーレムたちが生き残っている。


 今回の威力偵察を行なってボスモンスターの女王蟻モンスターから得られた情報のお陰でどうやって戦うのかは決まった。


 ここから更に限界までボスモンスターの女王蟻モンスターと威力偵察部隊のゴーレムたちを戦わせても構わない。


 威力偵察部隊のゴーレムが全て破壊されても消費するのは俺の魔力くらいなもので、ボスモンスターの女王蟻モンスターとの威力偵察での戦闘で得られた情報は回収出来るのだから。


 「このまま続行するか。どれだけこれからボスにダメージを与えられるのかも気になるし、それに次にボスと戦う時にダメージが残っているのかも知りたいしな。」


 俺はこのまま威力偵察部隊のゴーレムたちをボスモンスターの女王蟻モンスターと戦わせることに決めた。


 このままボスモンスターの女王蟻モンスターと戦ってもいずれは威力偵察部隊のゴーレムたちは全滅するだろうが、それでも全滅するまでに得られた情報を学習したことで少しでも次にボスモンスターの女王蟻モンスターと戦う時の勝率が上がってくれるはず。


 そうと決まれば俺は威力偵察部隊のゴーレムたちを応援しながらボスモンスターの女王蟻モンスターとの戦いを観戦することにした。


 今現在、ボスモンスターの女王蟻モンスターの意識はゴーレム2号機に集中しており、ゴーレム2号機に向かって物理攻撃を仕掛けているところだった。


 噛み付き、体当たり、薙ぎ払い、頭突きの4つを主にボスモンスターの女王蟻モンスターが使ってくる物理攻撃だ。


 もう既にゴーレム2号機の大盾は蟻酸を受けてかなり耐久力が落ちており、そこに連続して行なわれるボスモンスターの女王蟻モンスターの物理攻撃にゴーレム2号機よりも大盾の方が先に壊れそうになっている。


 このままゴーレム2号機がやられるのか、それともゴーレム2号機専用の大盾が破壊されるのが先になるのか分からない戦況だ。


 ボスモンスターの女王蟻モンスターがゴーレム2号機を狙っている間に、他の威力偵察部隊のゴーレムたちが何をやっているのかと言えばボスモンスターの女王蟻モンスターに遠距離攻撃を行なっているところだ。


 生き残っているゴーレム1号機と大部屋の上空を飛び回っているゴーレム4号機が射撃を行なって、ゴーレム3号機が巨大なボスモンスターの女王蟻モンスターに酸を浴びせかける。


 そうして少しずつダメージをボスモンスターの女王蟻モンスターに与えている現状だったのだが、とうとうゴーレム2号機の大盾が破壊されてしまう事態になってしまう。


 ゴーレム2号機の大盾に大顎を開いて噛み付いたボスモンスターの女王蟻モンスターの牙が大盾に食い込んでそのまま真っ二つに大盾をしてしまったのだ。


 これでもうゴーレム2号機を守る大盾はなくなって無防備になるゴーレム2号機に向かってボスモンスターの女王蟻モンスターは蟻酸を吐きかけてきた。


 「ここで蟻酸かよ。」


 全身に浴びせかけられたボスモンスターの女王蟻モンスターの蟻酸を受けて、ゴーレム2号機の前面側は一気に蟻酸で溶け始めていくのが映像として脳裏に映し出されていく。


 「もう駄目だな。回収だ。」


 ゴーレム2号機はこのままボスモンスターの女王蟻モンスターの蟻酸で溶かされていくだけになった段階で、俺は溶けている途中のゴーレム2号機を遠隔で回収して修理を行なっていくことにした。


 これでもう威力偵察部隊のゴーレムたちを守ってくれる存在であったゴーレム2号機が居なくなった。


 残りのゴーレムたちではボスモンスターの女王蟻モンスターの攻撃を受ければそれだけで破壊されてしまうだろう。


 このままどうやって威力偵察部隊のゴーレムたちがボスモンスターの女王蟻モンスターからの攻撃に対処するのかを見て行こう。


 「あ、狙いが変わった。」


 これまでゴーレム4号機が射撃で狙っていたのはゴーレム3号機の酸攻撃で表面が溶けているボスモンスターの女王蟻モンスターの甲殻を狙っていた。


 それが今ゴーレム4号機が狙っているのはボスモンスターの女王蟻モンスターの目に当たる部位を集中して射撃して攻撃を行なっている。


 それが鬱陶しいようでボスモンスターの女王蟻モンスターは狙いをゴーレム4号機たちに絞ったようだ。


 大顎を開いて空中を飛び回って移動しているゴーレム4号機を狙って蟻酸を弾丸として飛ばしてきていた。


 飛ばされる蟻酸の弾丸の大きさはゴーレム4号機が受けて終えば墜落して破壊されてしまう程度には大きい。


 このままゴーレム4号機がボスモンスターの女王蟻モンスターの蟻酸の弾丸を回避し続ければ問題ないが。


 「こう来たか。ボスなら出来るもんな。」


 蟻酸を弾丸として飛ばしていたボスモンスターの女王蟻モンスターは蟻酸を放水してゴーレム4号機たちを狙って蟻酸を噴射してきた。


 弾丸として蟻酸を飛ばされるよりも蟻酸を放水される方が難しいのかゴーレム4号機たちは1機、また1機とボスモンスターの女王蟻モンスターの放水する蟻酸に巻き込まれて墜落して破壊されていく。


 そうして最後のゴーレム4号機が蟻酸の放水に巻き込まれて全身を溶かされながら地面に墜落すると、ボスモンスターの女王蟻モンスターは狙いを地面を動き回って攻撃して来ているゴーレム1号機とゴーレム3号機に狙いを変えてきた。


 もうそこからはボスモンスターの女王蟻モンスターによる蹂躙劇だった。


 離れているゴーレム1号機とゴーレム3号機に向かって蟻酸を弾丸として飛ばし、威力偵察部隊のゴーレムたちに攻撃をさせないようにしながら接近して物理攻撃でゴーレムたちを破壊していく。


 威力偵察部隊のゴーレムたちで最後に残ったのはゴーレム3号機だったが、そのゴーレム3号機もボスモンスターの女王蟻モンスターが吐き出した蟻酸を回避したところに接近されて足の振り下ろしを受けて破壊されてしまった。


 こうしてボスモンスターの女王蟻モンスターに対する1回目の威力偵察は終了するのだった。


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