32話
ゴーレム4号機たちがボスモンスターの女王蟻モンスターの注意を引いている間に威力偵察部隊のゴーレムたちはそれぞれ攻撃を行なう為の準備を終えたようで、ボスモンスターの女王蟻モンスターに向かってゴーレム1号機たちはそれぞれの武器を持って突撃して行った。
剣持ち、短剣持ち、槍持ちのゴーレム1号機たちはそれぞれの武器を足元まで接近したボスモンスターの女王蟻モンスターに向かって攻撃を仕掛ける。
しかし剣持ちゴーレム1号機も短剣持ちゴーレム1号機も槍持ちゴーレム1号機の攻撃も巨大なボスモンスターの女王蟻モンスターの甲殻に弾かれてしまっている。
それでもボスモンスターの女王蟻モンスターの甲殻に傷を付けることは出来ているから猟銃と同じでほんの少しだけだがダメージをボスモンスターの女王蟻モンスターに与えられているのは分かった。
ボスモンスターの女王蟻モンスターは甲殻狙いの攻撃だとほとんどダメージは与えられないが、ボスモンスターの女王蟻モンスターの関節に攻撃を与えられればもっとダメージを多く与えられるかもしれない。
でもボスモンスターの女王蟻モンスターは巨大過ぎる。高さだけでも4メートルもあり、頭からお尻の先までの長さは15メートルはあるのではないだろうか。
そんな大きさをしているボスモンスターの女王蟻モンスターの関節部位も高さがあるところは槍持ちくらいしか攻撃を与えられないくらいの高さがある。
身体の大きさが巨大だからこそ槍持ち以外の近接攻撃系ゴーレム1号機たちの攻撃が関節を狙えないボスモンスターの女王蟻モンスターの関節に向けて猟銃持ちのゴーレム1号機が射撃を行なった。
次々に命中する猟銃から放たれた弾丸はボスモンスターの女王蟻モンスターの関節に命中するが関節の表面で弾丸は止まってしまっている。
「甲殻が硬いのは分かるけど関節まで硬いのか。流石はボスモンスターってところだ。」
でもこれだと何度も何度も攻撃を行なわないとまともにボスモンスターの女王蟻モンスターへとダメージを与えられない。
かなりの長期戦になるのが今の段階で分かったことだが、まだゴーレム3号機が酸での攻撃を行なっていないからゴーレム3号機の攻撃次第で威力偵察部隊のゴーレムたちの攻撃がボスモンスターの女王蟻モンスターに通用するようになる可能性がある。
ボスモンスターの女王蟻モンスターを倒す要になるかもしれないゴーレム3号機は各々がそれぞれ別々の位置に着いて酸弾をボスモンスターの女王蟻モンスターに放ち始めた。
ボスモンスターの女王蟻モンスターの身体は大きいからこそゴーレム3号機の酸弾での攻撃はすべて命中した。
けど、映像を見えている限りではゴーレム3号機の酸弾のダメージはボスモンスターの女王蟻モンスターにそこまでダメージを与えているようには見えない。
ボスモンスターの女王蟻モンスターの甲殻の表面をゴーレム3号機の酸弾が溶かしているがそれもほんの少しだけしか溶けていない。
あとはこのゴーレム3号機の酸弾でダメージを与えた場所に他のゴーレムたちの攻撃が命中した時にどれだけのダメージを与えられるかだ。
ゴーレム3号機がボスモンスターの女王蟻モンスターに酸弾を命中させた場所は槍持ちゴーレム1号機じゃなくても攻撃を与えられる位置にあるところもある。
近接攻撃系のゴーレム1号機たちはそこを狙って攻撃を行なおうと行動しており、近接攻撃系のゴーレム1号機たちが攻撃を行なえない高い位置の場所には猟銃持ちのゴーレム1号機やゴーレム4号機が射撃を行なっていく。
「3号機の酸弾で甲殻の耐久力が落ちているのは確実だな。でもやっぱり時間が掛かりそうだ。」
猟銃で弾かれていたボスモンスターの女王蟻モンスターの甲殻は酸弾でのダメージで弾丸がほんの少しだけめり込んでいたし、近接攻撃系のゴーレム1号機たちの攻撃が命中した場所は酸弾が命中していなかった場所よりも少しだけ深く甲殻を傷付けている。
それでもやっぱりボスモンスターの女王蟻モンスターとの戦いは長期戦になることが見えてきた。
しかもゴーレム3号機の酸弾でダメージを受けた場所にゴーレム1号機たちが攻撃を通したことでボスモンスターの女王蟻モンスターの注意がゴーレム4号機たちからゴーレム1号機たちに向いた。
酸弾を吐き出す攻撃をやめたボスモンスターの女王蟻モンスターは鋭く長い牙を使って近接攻撃を行なっているゴーレム1号機に噛み付こうしてくる。
このボスモンスターの女王蟻モンスターの行動に近接攻撃を行なっていたゴーレム1号機たちは回避しようとするがゴーレム1号機たちよりもボスモンスターの女王蟻モンスターの方が動きが速い。
1機のゴーレム1号機はボスモンスターの女王蟻モンスターの牙に挟み込まれて真っ二つに両断されてしまった。
ボスモンスターの女王蟻モンスターの牙に両断されて地面に落ちるゴーレム1号機は上半身だけで動いているがもう戦える状態じゃあない。
「仕方ない。」
俺は上半身と下半身に分かれて地面に落ちているゴーレム1号機を遠隔で回収したついでに修理も行なっていく。
ゴーレム1号機が1機減って威力偵察部隊のゴーレムたちは数を減らしてしまったが、まだボスモンスターの女王蟻モンスターの攻撃は続いていた。
ボスモンスターの女王蟻モンスターは関節をしならせる様にして近接攻撃を行なっていたゴーレム1号機たちを薙ぎ払おうとしてきたのだ。
ゴーレム1号機たちは先ほどの噛み付き攻撃で下がっていたけれど、それでも回避が間に合わなかったゴーレム1号機たちは吹き飛ばされる。
金属製のボディをしていて重量だってあったのにそれでもゴーレム1号機たちはボスモンスターの女王蟻モンスターの薙ぎ払いで吹き飛んで地面に転がっていく。
俺はすぐにボスモンスターの女王蟻モンスターの薙ぎ払いが命中したゴーレム1号機たちが受けたダメージを確認した。
ダメージを受けたゴーレム1号機たちの情報を確認して、ほとんどのゴーレム1号機たちは戦闘が行なえないほどのダメージを負っていた。
まさかここまでのダメージを受けるとは思わなかった。ボスモンスターの女王蟻モンスターとの戦いで注意しないといけないのは蟻酸くらいしかないと思っていたのに。




