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G.G.M 〜グレートゴーレムマスター〜  作者: 甲羅に籠る亀


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30話

 蟻のモンスターの巣穴に直接箱庭の出入り口を繋げたことで起きる危険性の排除の為に俺は魔核を使って箱庭の入場制限を強化することにした。


 今の箱庭の出入り口では誰でも入ることも出ることも出来る状態になっているところを今は俺自身と俺の許可を持っているものだけが出入り口を使えるようにしている。


 俺はそこから更に箱庭に魔核を使うことにした。箱庭自体にバリアを張ることにしたのだ。


 これで箱庭に攻撃を行なわれても箱庭に張られたバリアが障壁となって箱庭を守ってくれるようになった。


 「モンスター対策も出来た。次はあれだな。」


 俺はすぐ近くのゴーレム2号機に指示を出して箱庭の出入り口で繋がっている蟻のモンスターの巣穴の中で行動可能なのかを調べることにした。


 蟻塚にある巣穴の入り口はゴーレム2号機の大きさでは通ることが出来なかったが、今なら直接蟻のモンスターの巣穴の中にゴーレム2号機を向かわせられる。


 ゴーレム2号機に視点を当てながら俺はゴーレム2号機が蟻のモンスターの巣穴の中で活動可能なのかを確認していく。


 箱庭に繋がっている出入り口を通って箱庭の中に入ったゴーレム2号機はそのまま蟻のモンスターの巣穴に繋がっている出入り口を潜って入った。


 「小部屋の方は問題なく活動出来そうだ。あとは通路を通れるかだな。」


 俺はゴーレム2号機をボスモンスターの女王蟻モンスターが居る大部屋に繋がっている通路を通れるのかを調べる為にゴーレム2号機に指示を出した。


 ゴーレム2号機は俺の指示を聞いて動き出すとボスモンスターの女王蟻モンスターの居る大部屋に繋がって通路に向かって行く。


 「ギリギリ通れる感じだな、これは。」


 ゴーレム2号機の大きさ的に横幅は大丈夫だけど高さはギリギリで通れるくらいの高さしかない。


 それでもゴーレム2号機が通路を通ることが出来ることが分かったのは朗報だろう。


 これでゴーレム2号機もボスモンスターの女王蟻モンスターと戦う際の戦力として数えられる。


 そうなると今のゴーレム2号機だけじゃなくてもっとゴーレム2号機を増やしても良いかもしれないな。


 今のゴーレム2号機は20機しかない。使い道が異界から蟻のモンスターが異界の外に出ないようにするくらいしか役目がないからだ。


 でも今回のことでゴーレム2号機は戦力として使えることから、ゴーレム2号機の数も増やすし、ゴーレム2号機専用の武装の用意も行なっていくことにした。


 でもあの狭い通路のことを考えると武器か盾かどちらかだろうし、鎧のような装備もギリギリ通れる通路を考えると装備させられないだろう。


 「ここは防御を優先だよな。あの酸は本当にヤバイだろうし。」


 とりあえずゴーレム2号機の役目は決まった。役目としてはボスモンスターの女王蟻モンスターが行なってくる蟻酸を使った攻撃を防御する盾役の役目を負うことになると思う。


 蟻酸でボスモンスターの女王蟻モンスターが攻撃を行なった時に盾役として壁になってゴーレム1号機たちを守れる盾はどんな盾にするのがいいか。


 箱庭の出入り口を作ってある小部屋から繋がるボスモンスターの女王蟻モンスターの大部屋までの通路の大きさも考えて決めないといけない。


 そうして通路の広さも考えながらゴーレム2号機専用の盾はこんな形になった。


ゴーレム2号機専用・蟻甲殻の大重盾バージョン1.00

蟻系モンスターの甲殻で作られた分厚い重装甲の大盾

厚さが1メートル


 これが今回のゴーレム2号機専用の武装である大盾だ。武装を作れる素材の中でも金属や土や石よりも酸に耐性のある素材である蟻のモンスターの甲殻が使われている。しかも大盾の分厚さは1メートルもあってちょっとやそっとの攻撃でも防ぎ切れるはずだ。


 まあ問題はある。それはボスモンスターの女王蟻モンスターの蟻酸でどれだけ大盾が保てるのかと言うこと。


 大盾の分厚さもあって1回は確実にボスモンスターの女王蟻モンスターの蟻酸を防いでくれるだろう。


 それでもボスモンスターの女王蟻モンスターが行なってくる蟻酸以外の攻撃だって受け止めさせる予定もあるのだからどれだけ大盾の性能があるのかは確かめたい。


 そこで俺は酸砲蟻の酸弾を試すことにした。もちろんそれだけじゃなくてゴーレム3号機による酸での攻撃も大盾に受けさせてどれくらい耐久力が持つのかを確かめていく予定だ。


 都合よく酸砲蟻が箱庭の出入り口がある小部屋にやって来る訳じゃないから、まずはゴーレム3号機の酸でどれくらい大盾の耐久力が持つのかを確かめていくことにした。


 流石に俺が居る箱庭内では危険過ぎるからやらないが、蟻のモンスターの巣穴の中で試すのも問題だろう。


 俺は異界の出入り口の近くのゴーレム2号機とゴーレム3号機の2機に大盾の性能テストを行なって貰うことにした。


 ゴーレム2号機には既に作ったばかりのゴーレム2号機専用・蟻甲殻の大重盾を装備させて防御の姿勢で構えさせている。


 そこに大盾を構えているゴーレム2号機の大盾を狙ってゴーレム3号機が酸弾砲から酸を放ち、酸砲蟻と同じような酸弾がゴーレム2号機の大盾に命中する。


 脳裏に映し出されている映像ではゴーレム2号機の大盾から酸弾を受けて煙が立っているのが見える。


 流石にボスモンスターの女王蟻モンスターの蟻酸よりは威力が落ちているだろうゴーレム3号機の酸ではゴーレム2号機の大盾を貫通するような威力はなかったようだ。


 そこからどれくらいゴーレム3号機の酸弾砲から放たれる酸を耐えられるのかをゴーレム2号機の大盾で試してみた。


 最終的に大盾に穴が空いたのはゴーレム3号機の酸弾が30発以上は必要だったし、ゴーレム3号機が酸弾以外の使い方をしてもゴーレム2号機の大盾に穴が空くのには時間が掛かった。


 次にゴーレム2号機の大盾で試したのは酸でダメージを受けた状態で物理攻撃を受けた時の耐久テストを行なった。


 酸で防御力が落ちた状態でゴーレム2号機の打撃を受けることになった大盾だったが、酸でダメージを受けていない状態の時よりもやっぱりすぐに耐え切れないで大盾は壊れてしまった。


 これを見てボスモンスターの女王蟻モンスターの蟻酸を受けるゴーレム2号機とボスモンスターの女王蟻モンスターの物理攻撃を受けるゴーレム2号機で分かるのが良さそうだ。

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