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G.G.M 〜グレートゴーレムマスター〜  作者: 甲羅に籠る亀


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25/50

25話

 縦横100メートルの土地を耕やすのにかかる時間は長くなると思った。けど、ステータスの能力値が高いこと、それとゴーレム1号機を最初は3機と一緒に耕していたのを少しずつ増やしていったことも早くに耕し終わった理由だろう。


 今のこの箱庭の中には合計でゴーレム1号機が8機もいることもあって畑を耕して畝まで作り終わった。


 あとはここから種を植えをして水を撒けばいいだけだ。種の方は家の方にまだ残している物があったからそれを使おう。


 「あ、ついでに気温も変化させられる様にしないと。それにこのままだと風が吹いたら土埃が家の方にも来るな。対処できる何かあったかな?」


 箱庭で追加できる物の中で気温と土埃対策になるものがあるかを探してみればあった。


 自動と手動で気温を操作も可能だった。気温の方は魔核200個分で。


 家に土埃や雨などが入り込まない様にする結界を家の周りに作るのに、魔核500分が必要になる。


 合計で700個の魔核を使う必要になるけど必要な経費だと割り切って箱庭に新しい機能を追加した。


 これで家の中に豪雨も暴風も土埃も入ってくることはなくなったし、今の箱庭の気温をこれから植える種の野菜を育てるのに丁度いい気温にもしておいた。


 一度俺は箱庭の外に出ることにした。


 そうして異界に戻った俺は蟻塚の探索を行なっているゴーレム部隊がいないことを確認してから異界から出て家に帰ることにした。


 「うっ、暑っ!!」


 異界の外に出てみれば太陽が照らしていて夏の蒸し暑い気温と湿度が襲ってくる。


 気温が一定の異界や箱庭で活動していたのが、ここに来て夏の暑さにやられている原因の1つだろう。


 暑さを我慢して家に戻った俺は冷房の効いた部屋の中で野菜の種を保存している棚の中から同じ時期に植える野菜の種をアイテムボックスの中に入れていく。


 「あ、そうだ。」


 動画やインターネットで様々な情報を集めて学習しているゴーレム1号機たちに野菜や果物を育てる方法を調べておく様に指示を出してから家の玄関に箱庭の入り口を作った。


 これで箱庭の出入り口は異界の中に1つと家の玄関の中に1つ設置した。あとはいつでも箱庭に入れる様にする為に出入り口を1つ使うからこれで追加した箱庭の出入り口は3つとも使ってしまうことになる。


 作ったばかりの玄関の箱庭の出入り口を利用して箱庭の中に入った俺は畑のところで待機しているゴーレム1号機たちの元に向かった。


 そして、ゴーレム1号機たちにどうやって野菜の種を畝に植えるのかを実際に見せてやらせて合格したゴーレム1号機の情報を交換させることで、この箱庭の中にいるゴーレム1号機たちは種植えを行なえるように学習した。


 そこから100メートル全てにとは言えないが大体の畑の畝に野菜の種を植えることに成功した俺は如雨露をゴーレム1号機たちの分も作って水遣りを行なっていく。


 たっぷりと水を畑の畝に与えて水を土が吸ったのを確認してから、ようやく畑造りを終えた俺はこの場のゴーレム1号機たちを連れて異界に向かう。


 「もう探索は終わったんだ。でも丁度良いな。ゴーレムたちにそれぞれ情報交換をさせよう。」


 蟻塚の探索を終えて集まっていたゴーレム部隊も含めて、今この場にいるすべてのゴーレムたちにお互いの情報を交換して学習させていった。


 情報交換による学習が終わるまでにゴーレム部隊が集めてきた物を確認しながらアイテムボックスに入れていく。


 たくさんの魔核と蟻のモンスターからドロップした蟻系モンスターの素材が大量に蟻甲殻の背負い箱の中に納められていた。


 しかもそれだけじゃない。宝箱から手に入ったのだろう各種ポーションと鉄製だろう盾もあった。


 「盾は初めてみたぞ。これなら酸砲蟻の酸弾を防御する方法が出来たかも?」


 鉄の盾を解析に回している間に他にも何か有益なアイテムがないかを確認していくが残念ながらなかった。


 それでもこの盾を元にして蟻系モンスターの甲殻を使った盾が出来上がれば酸砲蟻からの攻撃に対処してくれるはずだ。


 だいぶ消費したけど今回のゴーレム部隊の探索で増えた魔核を使って速効で鉄の盾の解析を終わらせた。


 「はぁー、このままだとすぐに魔核がなくなるな。」


 箱庭にも使うし、ゴーレムコアを作るのにも使うし、ゴーレムや武装を作るのにだって魔力の代わりに魔核を使うことも出来る。


 本当に魔核はなんにでも使えてどれだけあっても足りないくらいに重要な物資だ。


 とにかく今ある魔力を使って今さっき解析を終えたばかりの鉄の盾を基にした蟻系モンスターの甲殻で作る盾を用意しよう。


 そうして出来たのが素材もあって40個分の蟻甲殻の盾だ。


 この蟻甲殻の盾は剣持ちのゴーレム1号機たちに装備させようと思う。


 今後は剣持ちゴーレム1号機が攻撃と防御の担当を、短剣持ちゴーレム1号機が攻撃と斥候の担当を、槍持ちゴーレム1号機が攻撃と牽制の担当を、猟銃持ちゴーレム1号機が酸砲蟻攻撃用と荷物持ちの担当を兼任して1グループを作らせようと思う。


 それぞれ剣持ち5機、短剣持ち5機、槍持ち5機、猟銃持ち5機の20機で1グループのゴーレム部隊だ。


 それとなんで狭い蟻塚の中で猟銃を使うことにしたのかと言えば、酸砲蟻が飛ばす酸弾は直進だから猟銃を持ったゴーレム1号機なら酸砲蟻を攻撃も妨害も出来るだろうと判断したからだ。


 そしてここで魔核をすべて使い切るくらいに大盤振る舞い。ゴーレム1号機をすべて鉄製に変えて200機ものゴーレム1号機とゴーレム1号機が使う武装を作成し、これでもう手持ちの魔核は100を切った。


 ゴーレム1号機だけの部隊で10グループのゴーレム部隊。ゴーレム3号機だけの部隊で1グループの合計11グループで蟻塚を探索させる。


 まだ追加したゴーレム1号機たちに情報学習を情報を送って学習させないといけないから休憩しておこう。


 そして休憩中に回復した魔力はこれから蟻塚の探索を行なうゴーレム部隊の回復が終わっていないゴーレムの魔力回復とゴーレムの修理に使っていく。


 それから30分の間に軽く軽食のお菓子を食べたりしながら身体を休ませて魔力の回復を行なって過ごしていた。


 「よし、それじゃあゴーレム部隊出発だ!」


 蟻塚探索を行なうゴーレムの修理と魔力補給に情報交換が終わったことでゴーレム部隊は蟻塚に向けて出発するのだった。

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