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G.G.M 〜グレートゴーレムマスター〜  作者: 甲羅に籠る亀


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21話

 翌日になると俺はまた蟻のモンスターの現れる異界にやって来ていた。


 「それじゃあまずは情報交換から始めて貰おうかな。」


 異界で待機していたゴーレムたちと家の警備を行なっていたゴーレムたちとで情報を交換させてお互いの情報を学習して貰う。


 特に動画やインターネットから情報を学習していたゴーレム1号機3機の集めた情報は他のゴーレムたちが学習している情報よりも多く役立ってくれるだろう。


ゴーレム1号機

型 人型

全高 1.5メートル

装甲 鉄

動力 下級ゴーレムコア 

武装

内部武装 なし

外部武装 下級魔力バッテリー

女性のマネキンの様な姿


 外側に下級の魔力バッテリーを装備しているゴーレム1号機、そして今後はゴーレム1号機はこの様なゴーレム1号機として役立ってくれるだろう。


 とりあえずは家の警備をしていたゴーレム1号機は全て鉄製で下級魔力バッテリーを装備しているゴーレムになっている。


 あとは異界で蟻のモンスターが異界の外に出ない様にしていたゴーレム1号機たちの改修を済ませれば、そこからはゴーレム1号機の数を増やしていくのを目標にして、この異界の攻略をゴーレムを使った数の暴力で攻略して行きたいところだ。


 出来れば1週間以内の異界の攻略を目指したい。1週間もあればかなりの数のゴーレムを用意できるだろうし。


 「あ、情報交換も終わったね。」


 ゴーレムたちによるお互いの情報交換を行なって情報学習が終わった様なので今ある魔力を使ってゴーレム1号機の改修をしていこうかな。


 「その前に魔力を補給しておくか。」


 異界のゴーレムたちの魔力量を最大まで回復させてからゴーレム1号機の改修から始めていく。


 まずゴーレム1号機の改修が終われば今あるゴーレムたちの改修もしていく予定だ。ゴーレム4号機以外は。


 今の魔力で出来るゴーレム1号機の改修を済ませてからゴーレムたちに部隊を作らせていく。


 昨日の寝る前に魔力切れになるまで作ったゴーレム1号機用の装備もあるから全ゴーレム1号機は武装を身に着けて蟻塚の探索をすることが出来るだろう。


 そして今回の部隊編成はこんな感じだ。


 剣持ち5機、短剣持ち5機、槍持ち5機のグループが6つ。それ以外のゴーレムたちで異界の出入り口を俺と一緒に守る予定だ。


 ゴーレム1号機だけの部隊を蟻塚に向かわせると、そこからは蟻のモンスターが蟻塚の外に出て来ない限りはもう暇な時間になる。


 異界の中では電波が届かないのでインターネットは使えないのがあれだ。


 ここで暇を潰すのに使えるのはゴーレム部隊がどんな風に蟻塚で活動しているのか、と蟻塚から出て来た蟻のモンスターを猟銃で狙撃するくらいしかない。


 それじゃあ早速ゴーレム部隊の様子を確認していく。




 まずは戦闘を行なっているゴーレム部隊がいるかどうかを探していくことからだ。


 丁度蟻のモンスターの群れと戦うゴーレム部隊の姿があった。


 酸砲蟻も騎士蟻もいない兵隊蟻だけの蟻のモンスターの群れが相手の様だ。


 見た限りでは兵隊蟻の数は12匹もいる様だが、酸砲蟻も騎士蟻もいない様なら問題はないと思う。


 カサカサ音を出しながら移動していると思われる兵隊蟻の群れへの牽制に槍持ちゴーレムたちが刺突を繰り出して攻撃を行なっている。


 これだけで兵隊蟻の群れの足並みはバラバラになってしまっている状況になっており、そこで足並みがバラバラになって少し前に出過ぎている兵隊蟻を狙って剣持ちと短剣持ちのゴーレムたちが仕留めていく。


 ただそれをゴーレム部隊が繰り返し行なうだけで兵隊蟻の群れは全滅するのだった。


 既に事切れている兵隊蟻の群れの周りで待機しながらもゴーレム部隊は追加で蟻のモンスターが現れないかを警戒しているようだ。


 それから兵隊蟻の群れがドロップアイテムに変わるまでの間に追加の蟻のモンスターが現れることはなかった様なので別のゴーレム部隊に意識を向ける。


 「丁度いいタイミングだったな。宝箱を発見するなんて。」


 タイミング良くゴーレム部隊が宝箱を発見するところだった。


 何が入っているのか気になって見ているとゴーレムの1機が宝箱の前に移動して宝箱を開いた。


 「へぇ〜武器も出るんだ。」


 宝箱の中から出て来たのは鞘に入った状態の剣だった。


 俺はゴーレムにここから指示を出して剣を鞘から引き抜いて貰った。


 「見た感じ鉄?かな。」


 多分だけど鉄の剣が宝箱から手に入った様だ。それでゴーレム部隊が帰還した時に確認したのだがやはりこの剣は鉄の剣だった。


 剣を鞘に戻したゴーレムは蟻甲殻の背負い箱に鉄の剣をロープで括り付けて蟻塚の探索に戻るみたいだな。


 次のゴーレム部隊の様子を確認することにした。


 そこでは蟻塚の壁に埋まっている鉱石を採取しているゴーレムたちが脳裏に映し出されている。


 ゴーレムたちは新しい装備であるスコップとツルハシを使って採取を行なっている。


蟻牙のスコップバージョン1.00

蟻系モンスターの牙を使ったスコップ

土を掘る際に補正がある

鉄よりも軽く、柄は蟻の甲殻


蟻牙のツルハシバージョン1.00

蟻系モンスターの牙を使ったツルハシ

土を掘る際に補正がある

鉄よりも軽く、柄は蟻の甲殻


 この2つのスコップとツルハシを使うことでこれまでの短剣で土から鉱石を取っていた時よりも早くゴーレムたちは土から鉱石を採取している。


 やっぱり土を掘りやすい道具な上に土を掘るのに補正があるのが、ここまで早く蟻塚の土壁を掘るのが容易くなった理由だろう。


 丁度蟻塚の土壁から採取して蟻甲殻の背負い箱に採取したばかりの鉱石を仕舞う時に蟻のモンスターが群れを成して接近して来ていた。


 2機のゴーレムで採取してその他のゴーレムたちで警戒していたこともあって蟻のモンスターの群れからの奇襲にも対処可能な様だ。


 幸いなことに今回の蟻のモンスターの群れでも酸砲蟻の姿は見えない。


 でも今度の蟻のモンスターの群れには騎士蟻が指揮官としている兵隊蟻の群れだ。


 騎士蟻に率いられているからこそ通常以上に兵隊蟻の群れも強くなっているだろう。


 でも戦闘時間はそれほど掛からなかった。


 やはり要因は兵隊蟻の数が5匹と少なかったことだろう。そのお陰で槍持ちが動きを抑えて他の武器持ちゴーレムが倒すと言うことが出来た。


 こうなると兵隊蟻の居なくなった騎士蟻は多勢に無勢、ゴーレム部隊に囲まれる様にして一方的に倒されていた。

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