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G.G.M 〜グレートゴーレムマスター〜  作者: 甲羅に籠る亀


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18話

 俺は異界の出入り口まで戻ると、そこで先ほど蟻塚の前でゴーレム1号機から受け取った鉱石?を調べてみた。


 「鉄鉱石?それならこの異界だと鉄が取れるってことなのか?」


 あの時に巣穴の壁に使われていた鉱石?は鉄鉱石だった。


 この鉄鉱石を加工することが出来れば鉄鉱石から鉄や他の金属が取れるかもしれない。


 「アイテムボックスの解体機能でどうにか出来ないかな?試してみるか。」


 そうして試した結果から言えば解体することに成功した。それで手に入ったのは鉄と金属塊と言うアイテムだ。


 鉄はそのまま鉄だが、この鉄を使って作られた武器や防具はモンスターに効果のある物になるだろう。


 金属塊の方はと言えば様々な金属の集合した物が金属塊で、この金属塊の中には少数の金属が混ざっているから今のところは使い道がない。


 この金属塊をたくさん集めて1つにまとめてようやくそこから多数の様々な金属が入手できるのではないかと思われる。


 でも、家電に使われる様な金属は解析したから魔力さえあればどうにでもなるから金属塊で手に入る金属は地球で発見されている金属じゃない方が嬉しい。


 そうなれば一気にゴーレムを強化することが出来るようになる。


 まあ、それでもやっぱり鉱石は欲しいからゴーレムたちには多く集めて欲しい。ゴーレムの素材自体を鉄に変えれば強くもなるし。


 鉄のゴーレムを作ろうと思うと1機作るだけでかなりの魔力を消費してしまう。今だと最大まで回復した魔力でも5機くらいしか作れないし。


 「少しやばいか?」


 考え事をしながらも蟻塚の巣穴の中に向かわせたゴーレム部隊の映像を確認していると、兵隊蟻の群れに囲まれているゴーレム部隊の様子が脳裏に映し出されていた。


 丁度T字路の2つの通路からそれぞれ5匹と6匹の兵隊蟻の群れにゴーレム部隊第3グループのゴーレムたちが囲まれそうになっている。


 槍を持つゴーレム1号機たちが牽制に槍を刺突で突き出しているから兵隊蟻たちも攻めあぐねているようだ。


 「あ、そこで攻めるんだ。」


 ゴーレム1号機の短剣を持ったゴーレムたちが槍よりも前に出て兵隊蟻たちに攻撃を仕掛けてすぐに後退する。


 短剣を持つゴーレム1号機たちに身体の一部を切り裂かれている兵隊蟻。


 攻撃された兵隊蟻たち。甲殻の部分ならまだしも足や触角を切り裂かれた個体は戦闘力を落としたことだろう。


 後退したゴーレム1号機たちを追おうとして前に出る兵隊蟻たちも居たが、そう言った兵隊蟻たちは槍を持つゴーレム1号機たちの刺突で動きを妨害されるか甲殻を突き刺されている。


 更にここで甲殻を槍で突き刺されている兵隊蟻の個体を倒すべくゴーレム1号機の剣を持ったゴーレムたちが一斉に槍が刺さって動きの悪い兵隊蟻たちを仕留めていく。


 兵隊蟻たちの数が減れば減るほどにゴーレム1号機たちが動き回れるようになっており、最終的に何度か兵隊蟻たちの噛み付き攻撃を受けてもいたがゴーレム部隊は兵隊蟻の群れに勝利していた。


 俺は勝利したばかりのゴーレム部隊に指示を出して、兵隊蟻から攻撃を受けたゴーレム1号機の攻撃を受けた部位を確認する。


 「噛み跡が付いてるだけだな。」


 蟻甲殻の甲冑に傷を付けているだけで中身のゴーレム1号機にはダメージは入っていない様だ。


 これで蟻甲殻の甲冑の防具としての性能は確かめられた。


 まあでも酸砲蟻の酸弾を防ぐことは難しいだろう。ゴーレム3号機の酸弾砲で蟻系モンスターにダメージを与えられていたし。


 それと騎士蟻の牙も蟻甲殻の甲冑の防御を貫いてしまうかもしれないな。


 とりあえず兵隊蟻なら攻撃を受けても問題ないことが分かった俺は第3グループのゴーレム部隊に探索に戻る様に指示を出しておいた。






 それから蟻塚の巣穴の中を探索するゴーレム部隊の様子を見ながら、ときおり巣穴の中から外に出てこちらに向かってくる蟻のモンスターが倒される姿を眺めて過ごしていた俺だったが、そこそこ魔力を蟻塚の中に向かわしたゴーレムたちが消費している様だから戻すことにした。


 そうして戻って来たゴーレム部隊の魔力補給、ゴ武器も防具も含めた装備とゴーレム自体の修復を済ませていく。


 それが終わってからゴーレム部隊に再度蟻塚の探索を指示してから、俺はゴーレム部隊が回収してきたアイテムの確認をして行った


 8つの蟻甲殻の背負い箱から取り出されている山を確認すれば、その山の中には多数の蟻のモンスターの素材や魔核と鉱石がいっぱい入っていた。


 とりあえずアイテムボックスの中に収納してどれだけ手に入ったのかを確認しながら、小さな山の様にあった鉱石はどれも同じ鉄鉱石なのかも確認しておく。


 「やっぱり鉄鉱石以外にもあるんだな。」


 鉄鉱石以外にも銅鉱石や銀鉱石も混じっていたけど、銀鉱石は1つだけだし、銅鉱石も鉄鉱石よりもそこそこ数は少ない。


 鉄鉱石がノーマル、銅鉱石がレア、銀鉱石が激レアくらいの割合で蟻塚の巣穴の中にあるのだと思う。


 とりあえず鉱石系のアイテムは全部解体してそれぞれの鉱石由来の金属と金属塊がアイテムボックスの中に入っている。


 そして今回の鉄鉱石の解体で手に入った鉄を使えば新しいゴーレムが作れる様になった。


 「でもなあ〜新しいゴーレムを作るよりも今のゴーレムの更新の方が先か?」


 飛行の為にも鉄にボディを変えるのは不味いゴーレム4号機以外のゴーレムは鉄ボディに変えた方が防御力は土よりも格段に上がるはずだ。


 「でも酸で鉄って溶けるんじゃないか?どうなんだろう。」


 酸砲蟻の酸弾を受けた場合、土のボディよりも鉄ボディの方が大ダメージをゴーレムは受けてしまうのではないかと思う。


 そこのところは実際に鉄ボディのゴーレムに酸砲蟻の酸弾を受けさせないと分からないから当分は分からないだろうし。


 「ん〜〜、蟻塚も結構な大きさだし、やっぱりゴーレム1号機を増やす方がいいのか?」


 悩みながらとりあえず今回の手に入った鉄を使ってゴーレム1号機を1機だけ作ってみることにした。


ゴーレム1号機改

型 人型

全高 1.5メートル

装甲 鉄

動力 下級ゴーレムコア

武装

内部武装 なし

外部武装 なし

女性のマネキンの様な姿


 装甲のところが土から鉄に変わっただけで性能も変わったはずだ。


 実際にゴーレム1号機同士の動きの違いを確かめないとそこのところは分からないだろうけど。

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