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G.G.M 〜グレートゴーレムマスター〜  作者: 甲羅に籠る亀


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17話

 解析した鋼鉄などの金属で武器を作ろうと思っていたけど、作る際に必要になる魔力のことを考えると、ここは沢山ある蟻系モンスターの素材を使った武器を作ることにした。


蟻牙の剣バージョン1.00

鋼鉄に匹敵する強度を持つ鋭い剣

鉄よりも軽い


蟻牙の短剣バージョン1.00

鋼鉄に匹敵する強度を持つ鋭い短剣

鉄よりも軽い


蟻牙の短槍バージョン1.00

鋼鉄に匹敵する強度を持つ鋭い穂先の短槍

穂先は鉄よりも軽く、柄は蟻の甲殻


魔力懐中電灯バージョン1.00

魔力か電力で動く頭部に取り付けられる懐中電灯


 蟻の巣穴の中でも使える様にとりあえずこの3つの武器と蟻の巣穴の中を照らす道具を作ろうと思う。


 蟻牙の剣が15本、蟻牙の短剣が19本、蟻牙の短槍が20本、魔力懐中電灯54。それぞれを作ってゴーレム1号機たちに配っていく。


 配り終わったら、次はゴーレム1号機たちをそれぞれのグループに分けていくことにした。


 蟻塚の蟻の巣穴の通路を考えるとゴーレム1号機とゴーレム3号機を連れて蟻の巣穴の中をたんさくするのはゴーレムたちが多過ぎて難しいと考えたからだ。


 とりあえず3グループで分けることにした。


 剣グループは4機で3グループを作り、短剣グループは6機で3グループを作り、短槍グループも6機で3グループを作った。


 それぞれのグループは別々の武器のグループと合同で蟻塚の巣穴を探索する。


 どのグループもあまりが出るのだが、その際の余ったゴーレム1号機たちとゴーレム3号機たちで更に1グループ。


 第1グループは蟻牙の剣4機、蟻牙の短剣6機、蟻牙の短槍6機。


 第2グループは蟻牙の剣4機、蟻牙の短剣6機、蟻牙の短槍6機。


 第3グループは蟻牙の剣4機、蟻牙の短剣6機、蟻牙の短槍6機。


 第4グループは蟻牙の剣3機、蟻牙の短剣1機、蟻牙の短槍2機、ゴーレム3号機6機。


 合計で4グループのゴーレム部隊を作って蟻塚の巣穴の中を探索することになる。


 俺は第1グループで蟻塚の巣穴の中を探索する予定だ。


 とりあえず蟻塚には多数の穴が空いているから、それぞれのゴーレム部隊には別々の蟻の巣穴に向かわせた。


 それぞれが蟻塚の巣穴の位置に配置すると俺は指示を出して今回の巣穴探索をするゴーレム部隊全機に巣穴を突入させる。


 俺も突入するゴーレム部隊の第1グループと一緒巣穴の中に入って行くことにしたのだが巣穴の前で立ち止まった。


 「やっぱり俺はやめておくか。」


 ここで思い至ったのは巣穴の中の酸素がどうなっているのだろうかと言うことだ。


 酸素がなければ酸欠で死んでしまうし、蟻塚の強度によっては生き埋めにだってなるだろう。


 それならゴーレムを遠隔操作するなり、ゴーレムの視点で蟻塚の中の探索をする方が余程いいはずだ、と。


 「そう考えたらこの方法の方が良いよな。」


 俺は第1グループのゴーレム部隊にそのまま蟻塚の巣穴の中の探索の指示を出して、異界の入り口を守っているゴーレムたちのところまで戻ることにした。


 異界の出入り口まで戻った俺はゴーレム2号機に俺の護衛をする様に指示を出してから、蟻塚の中の探索を行なっているゴーレム部隊を視点にした視界を脳裏に映し出す。


 丁度映し出しているゴーレム部隊は第1グループのゴーレム部隊だったのだが、その第1グループのゴーレム部隊は兵隊蟻3匹の群れと戦闘を行なっていた。


 槍を扱うゴーレム1号機たちが槍で兵隊蟻たちを突き刺し、身動きが取れない状態の兵隊蟻を他の剣や短剣を扱うゴーレム1号機たちが仕留めていく。


 あまりにもあっさりとゴーレム部隊が倒せて唖然としたが、ゴーレムたちの扱う武器の性能が良いのもあるのだと思う。


 蟻牙系の武器に使っているのは騎士蟻の牙が主に使われているからこそ、兵隊蟻の甲殻も貫けているのだろうな。


 蟻牙系の武器なら兵隊蟻は問題なく攻撃が通るのは分かったから、次は別のゴーレム部隊がどうなっているのかを確認しよう。


 次に確認したゴーレム部隊は第2グループのゴーレム部隊だ。


 こちらは戦闘を行なってはいない様で巣穴の中を探索しているところだ、が。


 「なんだあれ?」


 巣穴の壁は基本的に土を固められた様な物で作られている様なのだが、壁の一部分に土とは別の鉱石のような物が埋め込まれているのが見えた。


 俺は鉱石?の回収をする様に第2グループのゴーレム部隊に指示を出しておく。


 「こうなるなら持ち運び用の鞄でも持たせておくべきだったな。一旦ゴーレムたちには戻って来てもらうか。」


 俺は蟻塚の巣穴の中に入ったゴーレムたちを全て巣穴の中から戻って来て貰うことにした。


 まだ蟻塚の巣穴の中に入ったと言ってもそこまで深くは入り込んではいないゴーレムたちに装備させる物の用意をしておく。


 武器だけでなく防具の方も用意しておくべきだったと今更ながら思ってしまったからだ。


 とりあえずゴーレムたちが戻ってくるまでの間にゴーレム用の装備の用意をしておくとしよう。


蟻甲殻の甲冑バージョン1.00

蟻系モンスターの甲殻で作られた全身甲冑

頭、上半身、下半身、腕、足


蟻甲殻の背負い箱バージョン1.00

蟻系モンスターの甲殻で作られた背負い箱

縦1メートル、横50センチ


 ゴーレム1号機用にカスタマイズすれば、これならゴーレム1号機ならどの機体でも装備することが可能だ。


 蟻甲殻の甲冑の方は巣穴に向かわせるゴーレム1号機全機分の作成。


 蟻甲殻の背負い箱の方はゴーレム部隊のグループそれぞれに2つ分の用意で問題はないと思う。


 そうしてゴーレム1号機用の防具と道具の用意が終わった段階で、蟻塚の巣穴からゴーレム部隊がそれぞれ外に出始めていた。


 俺も護衛のゴーレム2号機たちを連れて蟻塚の元に向かう。


 蟻塚の元まで到着すると同時に集まっていたゴーレム1号機それぞれに防具の蟻甲殻の甲冑を装備させて、蟻甲殻の背負い箱を持つゴーレム1号機たちにはそれぞれの部隊に渡していく。


 そうしてゴーレム1号機たちが黒光りした蟻甲殻の甲冑を身に纏うと、俺は蟻塚の巣穴の中にゴーレムたちを向かわせる前に、それぞれ全てのゴーレムたちの魔力を最大まで回復させてから改めて指示を出して巣穴の中に向かわせた。


 ゴーレム部隊がそれぞれ別々の蟻塚の巣穴の中に入って行くのを見送ると、先ほどゴーレム1号機の1機から受け取った鉱石?をアイテムボックスの中に入れて調べながら異界の出入り口までゴーレム2号機たちを連れて戻った。

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