12話
スマホでSNSやインターネットを駆使して調べた結果、日本中どころか世界各地で大量の異界が発生しているのが分かった。
しかも異界は人口が多い地域ほど異界発生率は高くて、そのせいで人口が多い地域は異界から大量に現れたモンスターにやられて壊滅的な利害が発生しているらしい。
それとこれは確実ではないがもう日本政府はなくなっているのではないか、そんな話も出ている。
何故なのかと思ってより詳しく調べてみればどうやら東京や神奈川の主要な都市は各地に異界が現れてモンスターの巣窟になってるそうだ。
異界が現れた場所の中には永田町や皇居も含まれて含まれてるらしい。
でも幸いなこともあって異界を中心に1キロ圏内までしかモンスターは行動をしない、と言う話もある。1キロ圏外に居てもモンスターに気付かれたら1キロを超えて追いかけられるそうだが。
避難している人たちは異界が発生している場所から外に外にと逃げるらしく、今まであまり人が住んでいない地域に租界してるみたいだ。
それでも人の少ない、または居ない様な僻地でも俺のところみたいに異界が発生している場所もあるそうなので、結局は異界が発生していない場所に多くの人たちが移動して集まってるんだろう。
「避難する人たちが俺のところにも来るかもしれないな。」
直感では来ないと行ってるけど。それでも避難する人たちが来ることも考えておいた方がいいだろうとは思う。
蟻のモンスターが出る異界を抑えてから直感的にゴーレムの護衛はまだ必要ないと思っているけど。
「一応は家や畑を警備するゴーレムを作って配置した方がいいのだろうか?」
直感ではまだ必要ない。
そう思っているけど、まだ残っている魔核を使ったゴーレムで家や畑の周りを巡回するゴーレムを作りたくなる。
「あー、でも駄目か。」
もう外は暗い。
それに家の周りには街灯が1つもないせいで明かりは月明かりや星明かりくらいであとは懐中電灯くらいだろう。
それとまだ試してないがゴーレムに暗い中でも活動できるのだろうか?
今まで作ったゴーレムに目はないけど視認しているのは分かる。
ゴーレムがどの様にして目を見ているのかをゴーレムマスターのジョブの情報の中にあるのかを調べてみた。
「……あー、魔力で探知してるんだ。知らなかった。」
魔力を使ってレーダーの様にして周囲を視認している様だ。
それなら暗闇でもゴーレムたちは周囲を認識することが出来るのかもしれないな。
とりあえずゴーレムを1号機、2号機、3号機と作って夜中の活動を学習させておくとしよう。
俺は立ち上がって敷地に面する大窓を開けてゴーレム1号機、ゴーレム2号機、ゴーレム3号機を作って呼び出した。
ゴーレム1号機、ゴーレム2号機、ゴーレム3号機の3機に指示を出す。
家の周りを回って夜間活動の情報を得て学習する様に、その際に周囲の物を壊したりはしないし、もしモンスターや家に侵入しようとする人は排除する様にと。
ゴーレムたちは俺の指示を聞いてすぐに動き出す。
ゴーレム1号機が最初に動き出してから30秒後にゴーレム2号機が動き出して更に30秒後にゴーレム3号機が動き出した。
これで一安心。
俺は大窓を閉めてエアコンの効いた部屋の中に戻った。夜の夏はまだ蒸し暑かったがエアコンの効いた部屋は涼しい。
「ふぅ、これでとりあえずはもうやることないか?……あ、調べてみるか。」
俺は農具小屋と家の中の物を解析したお陰で何がゴーレムや武装を作るのに役立ったのかを確かめることにした。
農具の鍬やスコップや斧、包丁や錐にドライバーなど、それに玩具やフィギュアの剣など武器や他にも色んな物を解析して武器を作れる様になっていた。
剣や槍に斧を石や木に金属や蟻のモンスターの牙を使うことで作ることが出来る。
でもゴーレム1号機には猟銃が、ゴーレム2号機は手足が、ゴーレム3号機には牙や酸弾砲がある。
今更こんな武器を作ったとして役に立ってくれるのだろうか?そこは疑問だ。
まあでも新しく武器を作れる様になったのは良いことではあるだろう。
他にもゴーレム化して魔力で動く家電なんかも作れる様になっていた。
それとゴーレム3号機の酸弾砲を改造して酸を霧状に噴射させることや水圧洗浄機の様にすることも可能にすることが出来るそうだ。
しかも改良すれば積み込める酸の量も増やせるみたいでもある。
これは今のうちに改良しておくとしよう。そしたら明日にでもゴーレム3号機を改良出来るしな。
酸弾砲バージョン1.50
酸の容量5リットル
魔力を消費して装填可能
酸を弾丸状にして飛ばせる
酸を霧状に噴射させることや水圧洗浄機の様にすることも可能
ゴーレム3号機の武器の改良も済ませて明日にでもすぐにゴーレム3号機の酸弾砲を改良出来るだろう。
そして俺は新しいゴーレム4号機の構想を考えていた。
ゴーレム4号機、それはドローンを解析した結果、ドローンの様に空を飛行するゴーレムだ。
しかもドローンのゴーレムは俺が操作しなくても、ゴーレムだからこそ自律的に行動することが出来る様になるだろう。
「でも問題はどう作るかだよな。」
電気でも飛べるが魔力でも飛べる。そんな飛行できるゴーレムをゴーレム4号機にしたい。
ゴーレム4号機
型 ドローン型
全高 0.5メートル
装甲 蟻系モンスターの甲殻
動力 下級ゴーレムコア
武装
内部武装 下級魔力バッテリー
外部武装 猟銃バージョン1.50
蟻のモンスターの甲殻を使うことで軽量化を行なった結果、ゴーレム4号機の飛行時間も外部武装に猟銃を備え付けても問題がないくらいには飛べる。
蟻のモンスターの魔核を使ったゴーレムコアと魔力バッテリーを合わせてより飛行時間も伸びているだろう。
もう暗くて飛んでいるところを確認出来ないし、ゴーレム4号機を作るのは明日にしよう。
本当にとりあえずもうやることはなくなった。
夕食の冷凍食品も全部温め終わったし、ゆっくりと食事でも食べながらテレビでも見よう。
テレビは録画していた物を。
「あ〜今期のアニメもう見れないのか。いや、アニメだけじゃないか。はぁ〜。」
今後はアニメも漫画も見れない。インターネットが繋がっている間は見れる物もあるがそれもいずれ見れなくなるかもしれないな。
ため息が出ちゃうよ。
今のうちにダウンロード出来る物はダウンロードしてパソコンで見れる様にしておこう。
お金なんてもう使い道がなくなる世界になるかもしれないし。




