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G.G.M 〜グレートゴーレムマスター〜  作者: 甲羅に籠る亀


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11話

 猟銃のバージョンアップも済ませた。


 「どうしようかな。1機だけでも作ってみるか?」


 蟻のモンスターの解析を終わらせて作れる様になったゴーレムがある。土で作るか、蟻系モンスターの素材で作るかの違いはあるが。


 でも土で作るよりも攻撃力も耐久力があるだろう蟻系モンスターの素材を使って作る方が性能が高そうではある。


ゴーレム3号機

型 蟻型

全高 1メートル

装甲 蟻系モンスターの甲殻

動力 下級ゴーレムコア

武装

内部武装 蟻の牙 酸弾砲

外部武装 なし

酸弾砲を腹部に内蔵


蟻の牙バージョン1.00

口内に仕組まれた蟻の牙

魔力消費で咬合力が上がる


酸弾砲バージョン1.00

装弾数1

魔力を消費して装填可能

酸を弾丸状にして飛ばせる



 「酸砲蟻の酸弾も砲台として付けられたのは良かった。」


 酸砲蟻を解析した結果、酸砲蟻と同じ様に酸弾砲を腹部に内蔵して遠距離攻撃も可能な性能になっている。


 それに装甲を蟻系モンスターの甲殻を使用しているから他のゴーレムよりも断然にゴーレム3号機の方が軽量化している。軽量化した分だけ移動速度が早くなっているだろう。


 作り終わったゴーレム3号機に指示を出して酸弾砲も含めて行動させて学習させていく。


 「おっと来た来た。」


 蟻塚からこちらに向かって2匹の兵隊蟻だろう蟻のモンスターがこちらにやって来ているのが見える。


 兵隊蟻なら接近されてもゴーレム2号機改が叩き潰してくれるだろうから、ここはゴーレム3号機に戦って貰おう。


 ゴーレム3号機も色々な行動を取らせたから自己判断でどこまで戦えるのかを確認したい。


 俺はゴーレム3号機に向かって来ている兵隊蟻2匹の対処を任せてみた。


 ゴーレム3号機は兵隊蟻2匹の方へと向かって移動して行くと、他のゴーレムたちよりも前に出た。


 ゴーレム3号機は腹部を上げている。まるでその姿は酸砲蟻が酸弾を放つ様な構えだ。


 「あ、惜しい!」


 ゴーレム3号機が酸弾砲から酸弾を放ったのだが、放たれたゴーレム3号機の酸弾は兵隊蟻2匹から少し逸れて地面に着弾した。


 少し距離が離れているせいで地面に衝突した酸弾が弾けても酸の被害に兵隊蟻たちは会わなかった様だ。


 装填し終わったゴーレム3号機がまた酸弾を放つ用意を開始している。


 次こそは命中しろよ。


 「今度は直撃だ!」


 ゴーレム3号機が放った酸弾が兵隊蟻の1匹に直撃。酸弾が命中した兵隊蟻は酸に溶かされながら身悶えている。


 あれじゃ放って置いてもその内あの兵隊蟻は倒れるだろうけど、もう1匹の兵隊蟻との距離もだいぶ近寄って来ているが大丈夫だろうか?


 そんな心配は問題なかった様だ。


 3回目の酸弾砲から放たれた酸弾が兵隊蟻に命中した。


 もう放って置いても大丈夫だろうが、なんとゴーレム3号機は酸弾を受けた兵隊蟻たちに接近し始めた。


 何をする気だ?


 「ぉお、そんな事するんだ。」


 まだ生きてはいるが戦闘は不可能な兵隊蟻たちの頭部と胴体を繋ぐ関節を牙で切断し始めたのには驚いた。


 そうして倒した兵隊蟻たちを回収する為にゴーレム1号機を2機向かわせる。


 戻って来たゴーレム3号機を良くやったと褒めて酸弾で消費した魔力分を俺から魔力を送ることで回復させる。


 今回の戦闘を見て酸弾砲は飛距離が猟銃よりも短いがその分だけ威力は高い。


 猟銃なら数発の弾丸を喰らわせないといけないところだが、酸弾砲なら1発当たればそれだけで致命傷だ。


 でも味方に誤射した時の被害も大きそうなところが若干の問題になりそうでもある。


 まあこれは味方に誤射はしない様にゴーレム全体に指示を出して置くべきだろうな。


 「よし増やそう。」


 先ほどの戦闘を見てゴーレム3号機を増やすことにした。


 増やすゴーレム3号機の数は9機。


 これで合計10機のゴーレム3号機がこの場にいることになる。


 ゴーレム1号機が回収してきた兵隊蟻2匹のアイテムボックスへの収納と解体を済ませた俺はゴーレムたちにこの場に留まって蟻のモンスターが異界の外に出ない様にしながら自分たちだけで行動できる様に学習を進める様に指示を出して異界の外に出ることにした。


 「蒸し暑い。」


 異界の外に出て感じたのは異界の温度や湿度が地球とは別だったんだな、と言うことだ。


 じんわりと汗をかいてくるのを我慢しながら夕暮れの中を家に向かって進んでいく。


 「暗くなる前にやっちゃうかな。」


 まず完全に暗くなる前に農具が置かれている小屋に向かうことにした。


 小屋の中に入った俺は電気を付けて小屋の中を見ていく。


 「全部解析して置いた方がいいよな。」


 超直感で感じた感覚としては解析を出来る物は全て解析を今のうちにして置いた方がいいと感じている。


 そしてここで登場するのが魔核だ。


 魔核を消費することで解析時間を縮めることが出来るからだ。


 今現在、解析を行なっている全ての物を解析を魔核を使って終わらせると、俺は手当たり次第小屋の中の農具を解析を進めていく。


 


 「ふぅ、終わった。」


 魔核で解析時間を短縮出来ても小屋の中の農具の解析を全て終わらせるのには30分以上の時間を使った。


 「お腹空いたなぁ。」


 異界発生から軽食を食べてはいたけれど、それでも長時間の戦闘などの活動で空腹をお腹は感じていた。


 「でもやることやってからだよな。」


 早く終わらせて夕食を食べたい。


 俺は家に帰ってからいつも通りに手洗いうがいを済ませて家の中にある解析をして置いた方がいいと直感で感じた物を全て解析していった。


 家電全般や調理器具全般を解析をしないとと感じ、他にも電気系統や給湯器や水道関連の解析も行なわないと行けなかった。


 しかも何故だか漫画やライトノベルに教科書などの書籍類、スマホやアニメのDVDなども解析を行なうことになっていた。


 家の中の解析をしないとと超直感で感じた物を解析をやっと終わらせて時刻はもう午後の8時30分を回っている。


 魔核もかなりなくなってしまったから最後に騎士蟻の解析を魔核を使わずに行なって夕食を食べることにした。


 遅くなったから今日は冷凍物で済ませてしまおう。


 冷凍食品を電子レンジで解凍している間に俺はテレビを付けてみた。


 「まさかこうまでやってないなんて。」


 テレビを付けたはいいがどのチャンネルでもまともに放送がやっていなかった。


 放送しているチャンネルはどのチャンネルでも非難を呼びかける物ばかりだ。


 まさかな。


 嫌な予感がした。俺はスマホで情報収集を行なうことにした。

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