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G.G.M 〜グレートゴーレムマスター〜  作者: 甲羅に籠る亀


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10話

 ゴーレム2号機が異界に入ってからすぐに護衛に残すゴーレム以外のゴーレムたちを異界の中に突入させてから俺も異界の中に入った。


 「ここが異界……。」


 異界の中は草原だった。


 しかも空には太陽が照らしている。異界の外はもう夕暮れになるというのに。


 「あれは蟻塚?」


 テレビで見たことのある柱見たいな蟻塚を何十倍にもした様な建造物が草原に目立って立っている。


 あそこから蟻のモンスターが現れるのだろうと言うのは理解できた。


 蟻塚には大小複数の穴が空いていてその穴から蟻のモンスターの姿が遠目からだが確認することが出来る。


 蟻塚から蟻のモンスターたちが群れを成してやって来るのだろうと予測しているが、他にも蟻の巣に繋がる巣穴がないかを周りを確認していく。


 「周りにはなさそうだな。」


 異界の出入り口の周りに隠されている様な土を掘り返して埋めた様な痕跡は皆無と言ってもいい。


 ここが草原で草が脛くらいまで生えていたからこそ巣穴の入り口を隠されている痕跡の有無が分かりやすかった。


 とりあえず今の異界の中では蟻のモンスターは巣である蟻塚の出入り口くらいしか見えない。


 あの蟻塚から異界の出入り口を目指して来るのを止める為に、今後は異界の中に入って防衛するのがいいのだろうか?


 考えている間に蟻塚からこちらに向かって来ている蟻のモンスターの姿が視界に入った。


 「1匹だけなら問題ないな。」


 こちらに向かって来ている蟻のモンスターは1匹だけ。


 それならゴーレム1号機数機の射撃で問題なく対処することが出来る。


 蟻のモンスターの死骸の回収をすることも考えてある程度接近してから倒すことにした。


 まだ俺たちと蟻のモンスターとの距離的に数分くらいは時間が掛かる。


 この数分間で何かしら出来ることがないかと考えていると、あっ!と思い出したことがあった。


 急いで解析中の物が解析できたのかを確かめてみた。


 すると、太陽光パネルと兵隊蟻の解析が終わっているのが見て取れた。


 「よし終わってる。」


 これで太陽光パネルと兵隊蟻に関しての解析が終わってゴーレムや武装の作成に解析した情報が使える様になった。


 とりあえずこれまでの解析した情報で作れる様になったゴーレムや武装の情報を確認するとともに使えそうなら今すぐにでも作っていこう。


 そんな事を考えている間に接近していた蟻のモンスターである兵隊蟻がゴーレム1号機たちの射撃で倒せていた。


 兵隊蟻の死骸の回収解体を済ませてからゴーレムマスターの情報を確認する。


 「魔核か。」


 太陽光パネルで太陽光から電気を作れる様になる仕組みをゴーレムや武装に組み込める様にはなったとしても、今のゴーレムも武装も電気で動いていないので使い物にならない。


 だけど、電気を作れる物を作れる様になったのは異界からモンスターが現れる様になった今は重要になるだろう。


 それよりも兵隊蟻を解析した結果の方が重要だった。


 兵隊蟻の牙や甲殻に身体の仕組み、それだけじゃなく一番重要な解析情報は魔核だ。


 この魔核は兵隊蟻が生きていた頃は魔力を生み出し蓄えることが出来ていた様で、生み出された魔力を使って兵隊蟻は活動していた様なのだ。


 この魔核を材料にしてゴーレムを作ることが出来れば、俺が魔力を与えなくてもゴーレムが魔力を生み出して蓄えられる仕組みを作れる様になる。


ゴーレム1号機改

型 人型

全高 1.5メートル

装甲 土

動力 下級ゴーレムコア

武装

内部武装 なし

外部武装 なし

女性のマネキンの様な姿


ゴーレム2号機改

型 人型

全高 3メートル

装甲 土

動力 下級ゴーレムコア

武装

内部武装 なし

外部武装 なし

女性のマネキンの様な姿


 こんな感じになる様だ。


 とにかくゴーレムを魔核を動力に使った新しいゴーレムを作ることは可能な様だ。


 とりあえずゴーレム1号機改とゴーレム2号機改を1機ずつ作成してみた。


 「容姿は変わってない。でもゴーレムコアにした事で学習と自己判断が出来る様になったのはありがたいな。」


 ゴーレムコアを動力にすることで学習をした情報を元にして自己判断でこれからのゴーレムは行動することが出来る様になった。


 魔力を生み出して蓄えるだけでもありがたいのに自己判断まで出来るのは本当に感謝したい。


 これで俺が寝てる時や指示を出せない時でもゴーレムたちの判断で俺や家を守ってモンスターを倒してくれるはずだ。


 しかもゴーレムコアで学習した情報は他のゴーレムコアと同期させることで他のゴーレムコアにも学習した情報を共有可能なのも本当に嬉しい。


 でも残念なことが1つある。


 それはゴーレムコアを作るのに魔核が必須なところだ。


 今のところ他の素材は魔力を代価にすることで素材がなくてもゴーレムや武装を作ることが出来るのだが、ゴーレムコアだけは別だった。


 魔核を使って作れる物は他にもある魔力バッテリーとかだ。ゴーレムコア以外の魔核を使う際には魔力を代価にしても作成は可能だった。


 でも今回の蟻のモンスターとの長い戦闘でかなりの数の魔核が手に入ったのでゴーレムコア搭載のゴーレムをかなり作れる。


 今回はゴーレム1号機とゴーレム2号機の改装をすることにした。まあ、ゴーレムコアを取り付ける形になる。


 その為、少しの魔力とゴーレムコア作成分の魔力だけでゴーレム1号機改とゴーレム2号機改を増やせる様になる。


 魔力を使い切る勢いでゴーレムの改装を済ませていった。


 ゴーレムコアに魔力満タンまで溜まっている状態のゴーレム1号機改とゴーレム2号機改に囲まれながら俺は指示を出した。


 今の初期状態のゴーレムコアのままだと学習が進んでいないこともあって戦闘行動が取れないはず。


 こちらに蟻のモンスターが向かって来ていない状況の今のうちにゴーレムたちにそれぞれ色々な行動を取らせていく。


 あるゴーレムは歩行からの走行を、あるゴーレムは猟銃を使い方から射撃を、またあるゴーレムは身体を動かすことで機体動作の確認を行なっていた。


 ゴーレムたちが各々様々な行動をしている間に、俺は猟銃の改良が出来ないかを確認していたのだが残念なことに猟銃の大幅な改良は出来なかった。


 でも魔核を解析して作れる様になった魔力バッテリーと組み合わせる改良を猟銃で施せる。


武器

猟銃バージョン1.50

装弾数3の猟銃

魔力を消費することで弾丸を装填可能

魔力バッテリーを搭載可能

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