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世界は誰の夢か  作者: 光幽 擬名
第一部 第二章 交わる影、揺れる心
84/123

疑問:ここはどこでしょうか?

大まかに進めながら細かいことで追加していったりと

後からあれもこれもとなる事もありそうで

実際そんな事もないかもしれない。

そんな感じでただただ妄想・空想を書いてみてますので

あ。これ無理だわと思った場合には無理せず止めておきましょう。

体にあった小説をお選び下さい。

「それじゃあひとまず、みなさんの無事も確認できたので、私は・・・」


『ミランダさん。交渉人のヴィンセントからドアの新規設置依頼が来てます。急ぎだそうですがどうしますか?』

「カイルならそのまま通して、急ぎなんでしょ?どことどこ?」

『分かりました。場所はミランダさんの今いるアルファー・ギッシュの家とエルフの世界ということらしいです。』

「あら?ここに来るの?分かったわ。すぐに許可を出してあげて。」

『分かりました。』


声が反響した。

これは多分、ミランダさんの部下からだと思う。


そして、その内容は和さんが交渉人のドアを使って、ここに来るらしい・・・?

しかもエルフの世界から?

そういえばエルフの世界に行く話は前に少し出てたけど・・・

今日行ってきたんだ・・・?

朝からフィーさんの世界も移動してた筈だけど、一体どうしたんだろう。


フィーさんは見つかったのかな・・・?


「なんじゃい。今日は客が多いなぁ。」

「カイル・ヴィンセント。久しぶりね。」


あ。そうだ。

エリーザさんは和さんの大学の学長だってさっき言ってた。

本当に凄い人なんだなぁ・・・


–コンコン


「カカ。通してやってくれ。」

「はい。」


「あ!何度もすみません。・・・あ?大勢いらっしゃいますね。皆さんそのままお話されていたんですね。」


すぐに通された和さんは固い表情だったけど、部屋の中を見た途端に驚いて、ちょっと苦笑いになった。


「ご連絡は確認しましたが、改めてかなり珍しい組み合わせですね・・・。

あ!でもガルシアさん!良かったです。どう連絡しようか考えてなかったので、そのまま残っていらっしゃって、良かったです。」


「?わたしですか?」

「はい。カカさん。すみません、ちょっと通します。」


和さんの後ろから、何かが浮いたまま運ばれてきた。


和さんの魔法に包まれたまま、床すれすれを滑るように――人?!


「・・・・!それは・・・」


えええ?

何々?


和さんが何かを運んできたと思ったら、リビングの床の暖炉の前に置かれたそれは・・・


女の子?

ヨーロッパ系の金髪。

人形のような綺麗な顔。


・・・眠っているみたい。


「和さん・・・この方は・・・?」


「あ・・・梓。なんでこの状況で分からないのよ。」

「え?この状況?」


え?

イザベルの知ってる人って事?

私はこんな美人な外国人少女は、お初にお目にかかりますが・・・?


「良かったです。アリス・フォーラスの体。・・・無事に見つかったんですね。」


「はぁ!!!!!!!?????」


「はぁ・・・全くこの子は・・・」


「…はい。フィーを探してる最中ではあったんですが、こちらを見つけたので、俺の方で急いで運んできました。」

「それでは、前回のお話の通り。彼女の魂を、この体に戻しても宜しいでしょうか?」


「…梓さん。この体が本来の体と言われても、正直実感はないと思うけど・・・。それで大丈夫かな?」

「・・・え、あ・・・はい。大丈夫、です……たぶん。」


「…梓。落ち着きなさい。戻っておいて損はないわよ。」

「わ、分かってます!・・・分かってるんですけど、急に言われると、ちょっと・・・。」

「嬢ちゃん。落ち着け落ち着け。カイルが急いで持ってきたのも、その体が遺体だからだろう?・・・まぁ嬢ちゃんが、嫌じゃないならすぐに返事をしてあげな。」


「はい……すみません。お願いします。」


噛まずに言えたけど、喉が少し乾いている。


頭では分かっている。

今やろうとしている事の意味も、必要な事だというのも。


それでも――身体の奥が、ほんの少しだけ拒否しているみたいに、落ち着かない。


なんで皆はこんなに平然としていられるんだろう。

私だけが、場違いに怖がっているみたいで、少し恥ずかしい。


「・・・大丈夫そうですか?痛くはありませんので、ご安心ください。」

「は、はい!すっません。・・・少しだけ緊張してるだけで。」


落ち着くのって、思っていたより難しい。


「大丈夫です。こちらを向いて、安心して目を瞑っていてください。」

「わ!分かりました!!!」


ソファでイザベルを挟んで、隣に座っていたガルシアさんの方に体を向け、緊張しながらも目を閉じる。


理屈では分かっているのに、

それでも――


やっぱり少しだけ、怖い。


な、なんか怖いんだけど、魂を抜かれちゃうの?!


さっきの鎌とか?


・・・そういえば、さっきは一瞬だったけど、鎌を持ったガルシアさんの姿は、まさに死神って感じでカッコよかったなぁ。



なんか・・・ちょっと眠い。


まぶたに重りを縫い付けられたみたいだ。


これが魂を抜かれるってこと・・・?


そりゃあ・・死ぬってことだもんね?


あれ?私・・・とうとう死んじゃうの・・・?


――視界が沈み、意識の糸がぷつりと切れた。



アリス、おはよう。朝よー。

カーテンを開く音と共にまぶしい光が入り込む。

暗闇を求めて、布団の中に潜る。


早く起きないと、遅れるわよー!!

優しい声が徐々に大きくなっていく。


まだ眠い・・・・・・・


アリス。

今日は呼ばれているんでしょう?

早く準備しないと時間に遅れるわよー


そうだ・・

今日はお父様に呼ばれて・・・



「梓さん!」

「!」


あれ?


ここはどこ?


梓?


名前だけが引っかかる。“梓”は誰?


この人たちは・・・誰?


私は確か家にいたはず・・・


お母様は?


「あの・・・すみません。どなたでしょうか・・・?お母様は・・・?」


「!・・・ガルちゃんこれは・・・。」

「恐らくは、肉体に残っていたアリス・フォーラスの記憶と交錯していると思われます。」


「えと・・・アリスさん?」


「・・・はい。どこかでお会いしましたか・・・?」


「・・・目が・・・?・・・・・あ。いえ。お会いするのは初めてです。私はカイル・ヴィンセントと言います。・・・急にすみません。体調は大丈夫ですか?」


「体調・・・ですか?そういえば少し重たい感じもしますが、特には何も・・・?あの?ここはどこでしょうか?」


なんでしょうかここは?

私は家にいたと思ったのですけど、出かけた時に攫われてしまったのでしょうか?

見たこともない方々・・・

お母様もお父様もお兄様方もお姉様もいらっしゃらないご様子・・・


「・・・ここはこちらの方のご自宅です。危ない場所ではありませんので、ご安心ください。」

「ふーん?肉体にも記憶が残るのか・・・。ガルちゃん、これはさっきまでの彼女の記憶は戻るのか?」


「・・・恐らくは。私も管理された遺体に魂を入れるのは初めてですが、彼女の魂を見る限りでは先ほどと同じく、正常に稼働しているように見えます。」

「そうかぁ。なら様子を見るしかねぇな。こっちの肉体はどうするんだ?」

「こちらは一応死神の方で、調べさせて頂ければと思います。

魂を入れたのがブラッド・オルティースだとしても、彼にここまでの肉体製造ができるとは思えません。

なので、改めて研究員の方に調べさせたいのですが、宜しいでしょうか?」

「まぁー。遺体って事だからな。こっちでは埋めるぐらいしかやる事がないし。頭固・・・あーカイル。それで大丈夫か?」


「あ・・・そうですね。魔法痕跡は消えてますし、死神の追跡や情報を探せるのであれば、ガルシアさんの方にお願いします。」

「あ。ちょっと待って、そのネックレスは返してもらえる?梓が戻るなら、きっと探すわ。」


・・・なんでしょう?


攫われたという雰囲気ではないようです。

皆さん何故か心配そうに、こちらを見ていらっしゃるようですし・・・

その眠っている女性はどなたでしょうか?

どこか見覚えがあるような気がしますが・・・うーん?


「彼女の様子については、何度か伺いに参ります。もし何かあれば、スズから私に連絡を頂ければすぐに参りますので、ひとまずはこの辺で私はこちらを持ち帰らせていただきます。」

「分かりました。今日はありがとうございました。そちらの体についても、宜しくお願いします。」


そういうと紫色の服を着た女性は、寝ている女性を軽々と抱き上げる。

そして、水面に落ちた墨みたいに、姿が静かにほどけていった。


・・・あれって何かしら?

魔法なのかしら?

初めて見るわ。


「私もこのままいても何もできないですし、彼女からしても知らない人間ばかりが多くて困るでしょう。帰りましょうかね。

何かあれば連絡して構わないですし、スーにもそう伝えておきなさい。カイル。」

「あ!はい。ご足労頂きありがとうございます。お元気なご様子で良かったです。」

「あなたもね。なかなか男前になったようね。これからも好きに頑張りなさい。」

「はい!」


さっき声をかけて来た男の人と、知らないお婆さんが話しているのを眺めていたら、猫が近寄って来た。


「猫さん?」


「…イザベルよ。」

「猫さん魔法使いなのね?初めましてイザベルさん。」

「イザベルで良いわ。あなたはアリスと呼べばいいかしら?」

「はい。初めまして、アリス・フォーラスと言います。宜しくお願いします。」


魔法使いにも色々いるってことは知っているけど、猫の姿をした方に会ったのは初めて。

可愛い。


「まぁ分からない場所で不安よね。私もできるだけ教えるわ。」

「分かりました。あ・・・じゃあ。お母様やお父様、後は私にはお兄様が二人とお姉様がいるのだけれど、みんながどこにいるのか知らないでしょうか?私帰らなきゃ・・・」

「アリス。ごめんなさい。それだけはできないわ。・・・申し訳ないけど、私達と一緒にいてくれないかしら?」


「・・・そうなのですか?・・・・でも、みんな心配するわ。どうしたら帰れるかしら?」

「お嬢ちゃん。間からすまんな。俺はアルファーっていうんだ。よろしく。

まずは聞きたいんだがよ、お嬢ちゃんは何歳だ?」

「私?私は・・・えーと、24歳です。」

「24・・・・事件から少し離れてるみたいだな。」


「えぇ。確かスズから前に聞いた話では当時彼女は37歳だったかと。いずれにしても若いのですが、記憶はじ・・あれの少し前ですね。」


なんでしょう?

子ども扱いされている感じでしょうか?

まぁ確かに子供なんですが・・・


そういえば体も重いけど、なんだか眠たくなってしまいました。

きっと家に帰らないと心配されてしまうのですが、ちょっとここで寝てから帰りましょうか?


「・・・すみません。色々疲れましたよね。寝ても大丈夫ですよ。」


あら?

顔に出てたかしら?

恥ずかしい。

でもそれじゃあ、そちらのさっきまで眠っていた女性の方がいらっしゃった場所で、少しお休みしましょう。


「おやすみなさい。」

「おやすみ。アリス。」


・・・・

もしもお時間があるようでしたら

一文二文、はたまた評価頂けたら

ちょっと凹んだり、めっちゃ喜んだりします。

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