疑問:ここはどこでしょうか?
大まかに進めながら細かいことで追加していったりと
後からあれもこれもとなる事もありそうで
実際そんな事もないかもしれない。
そんな感じでただただ妄想・空想を書いてみてますので
あ。これ無理だわと思った場合には無理せず止めておきましょう。
体にあった小説をお選び下さい。
「それじゃあひとまず、みなさんの無事も確認できたので、私は・・・」
『ミランダさん。交渉人のヴィンセントからドアの新規設置依頼が来てます。急ぎだそうですがどうしますか?』
「カイルならそのまま通して、急ぎなんでしょ?どことどこ?」
『分かりました。場所はミランダさんの今いるアルファー・ギッシュの家とエルフの世界ということらしいです。』
「あら?ここに来るの?分かったわ。すぐに許可を出してあげて。」
『分かりました。』
声が反響した。
これは多分、ミランダさんの部下からだと思う。
そして、その内容は和さんが交渉人のドアを使って、ここに来るらしい・・・?
しかもエルフの世界から?
そういえばエルフの世界に行く話は前に少し出てたけど・・・
今日行ってきたんだ・・・?
朝からフィーさんの世界も移動してた筈だけど、一体どうしたんだろう。
フィーさんは見つかったのかな・・・?
「なんじゃい。今日は客が多いなぁ。」
「カイル・ヴィンセント。久しぶりね。」
あ。そうだ。
エリーザさんは和さんの大学の学長だってさっき言ってた。
本当に凄い人なんだなぁ・・・
–コンコン
「カカ。通してやってくれ。」
「はい。」
「あ!何度もすみません。・・・あ?大勢いらっしゃいますね。皆さんそのままお話されていたんですね。」
すぐに通された和さんは固い表情だったけど、部屋の中を見た途端に驚いて、ちょっと苦笑いになった。
「ご連絡は確認しましたが、改めてかなり珍しい組み合わせですね・・・。
あ!でもガルシアさん!良かったです。どう連絡しようか考えてなかったので、そのまま残っていらっしゃって、良かったです。」
「?わたしですか?」
「はい。カカさん。すみません、ちょっと通します。」
和さんの後ろから、何かが浮いたまま運ばれてきた。
和さんの魔法に包まれたまま、床すれすれを滑るように――人?!
「・・・・!それは・・・」
えええ?
何々?
和さんが何かを運んできたと思ったら、リビングの床の暖炉の前に置かれたそれは・・・
女の子?
ヨーロッパ系の金髪。
人形のような綺麗な顔。
・・・眠っているみたい。
「和さん・・・この方は・・・?」
「あ・・・梓。なんでこの状況で分からないのよ。」
「え?この状況?」
え?
イザベルの知ってる人って事?
私はこんな美人な外国人少女は、お初にお目にかかりますが・・・?
「良かったです。アリス・フォーラスの体。・・・無事に見つかったんですね。」
「はぁ!!!!!!!?????」
「はぁ・・・全くこの子は・・・」
「…はい。フィーを探してる最中ではあったんですが、こちらを見つけたので、俺の方で急いで運んできました。」
「それでは、前回のお話の通り。彼女の魂を、この体に戻しても宜しいでしょうか?」
「…梓さん。この体が本来の体と言われても、正直実感はないと思うけど・・・。それで大丈夫かな?」
「・・・え、あ・・・はい。大丈夫、です……たぶん。」
「…梓。落ち着きなさい。戻っておいて損はないわよ。」
「わ、分かってます!・・・分かってるんですけど、急に言われると、ちょっと・・・。」
「嬢ちゃん。落ち着け落ち着け。カイルが急いで持ってきたのも、その体が遺体だからだろう?・・・まぁ嬢ちゃんが、嫌じゃないならすぐに返事をしてあげな。」
「はい……すみません。お願いします。」
噛まずに言えたけど、喉が少し乾いている。
頭では分かっている。
今やろうとしている事の意味も、必要な事だというのも。
それでも――身体の奥が、ほんの少しだけ拒否しているみたいに、落ち着かない。
なんで皆はこんなに平然としていられるんだろう。
私だけが、場違いに怖がっているみたいで、少し恥ずかしい。
「・・・大丈夫そうですか?痛くはありませんので、ご安心ください。」
「は、はい!すっません。・・・少しだけ緊張してるだけで。」
落ち着くのって、思っていたより難しい。
「大丈夫です。こちらを向いて、安心して目を瞑っていてください。」
「わ!分かりました!!!」
ソファでイザベルを挟んで、隣に座っていたガルシアさんの方に体を向け、緊張しながらも目を閉じる。
理屈では分かっているのに、
それでも――
やっぱり少しだけ、怖い。
な、なんか怖いんだけど、魂を抜かれちゃうの?!
さっきの鎌とか?
・・・そういえば、さっきは一瞬だったけど、鎌を持ったガルシアさんの姿は、まさに死神って感じでカッコよかったなぁ。
?
なんか・・・ちょっと眠い。
まぶたに重りを縫い付けられたみたいだ。
これが魂を抜かれるってこと・・・?
そりゃあ・・死ぬってことだもんね?
あれ?私・・・とうとう死んじゃうの・・・?
――視界が沈み、意識の糸がぷつりと切れた。
・
・
・
アリス、おはよう。朝よー。
カーテンを開く音と共にまぶしい光が入り込む。
暗闇を求めて、布団の中に潜る。
早く起きないと、遅れるわよー!!
優しい声が徐々に大きくなっていく。
まだ眠い・・・・・・・
アリス。
今日は呼ばれているんでしょう?
早く準備しないと時間に遅れるわよー
そうだ・・
今日はお父様に呼ばれて・・・
・
・
・
「梓さん!」
「!」
あれ?
ここはどこ?
梓?
名前だけが引っかかる。“梓”は誰?
この人たちは・・・誰?
私は確か家にいたはず・・・
お母様は?
「あの・・・すみません。どなたでしょうか・・・?お母様は・・・?」
「!・・・ガルちゃんこれは・・・。」
「恐らくは、肉体に残っていたアリス・フォーラスの記憶と交錯していると思われます。」
「えと・・・アリスさん?」
「・・・はい。どこかでお会いしましたか・・・?」
「・・・目が・・・?・・・・・あ。いえ。お会いするのは初めてです。私はカイル・ヴィンセントと言います。・・・急にすみません。体調は大丈夫ですか?」
「体調・・・ですか?そういえば少し重たい感じもしますが、特には何も・・・?あの?ここはどこでしょうか?」
なんでしょうかここは?
私は家にいたと思ったのですけど、出かけた時に攫われてしまったのでしょうか?
見たこともない方々・・・
お母様もお父様もお兄様方もお姉様もいらっしゃらないご様子・・・
「・・・ここはこちらの方のご自宅です。危ない場所ではありませんので、ご安心ください。」
「ふーん?肉体にも記憶が残るのか・・・。ガルちゃん、これはさっきまでの彼女の記憶は戻るのか?」
「・・・恐らくは。私も管理された遺体に魂を入れるのは初めてですが、彼女の魂を見る限りでは先ほどと同じく、正常に稼働しているように見えます。」
「そうかぁ。なら様子を見るしかねぇな。こっちの肉体はどうするんだ?」
「こちらは一応死神の方で、調べさせて頂ければと思います。
魂を入れたのがブラッド・オルティースだとしても、彼にここまでの肉体製造ができるとは思えません。
なので、改めて研究員の方に調べさせたいのですが、宜しいでしょうか?」
「まぁー。遺体って事だからな。こっちでは埋めるぐらいしかやる事がないし。頭固・・・あーカイル。それで大丈夫か?」
「あ・・・そうですね。魔法痕跡は消えてますし、死神の追跡や情報を探せるのであれば、ガルシアさんの方にお願いします。」
「あ。ちょっと待って、そのネックレスは返してもらえる?梓が戻るなら、きっと探すわ。」
・・・なんでしょう?
攫われたという雰囲気ではないようです。
皆さん何故か心配そうに、こちらを見ていらっしゃるようですし・・・
その眠っている女性はどなたでしょうか?
どこか見覚えがあるような気がしますが・・・うーん?
「彼女の様子については、何度か伺いに参ります。もし何かあれば、スズから私に連絡を頂ければすぐに参りますので、ひとまずはこの辺で私はこちらを持ち帰らせていただきます。」
「分かりました。今日はありがとうございました。そちらの体についても、宜しくお願いします。」
そういうと紫色の服を着た女性は、寝ている女性を軽々と抱き上げる。
そして、水面に落ちた墨みたいに、姿が静かにほどけていった。
・・・あれって何かしら?
魔法なのかしら?
初めて見るわ。
「私もこのままいても何もできないですし、彼女からしても知らない人間ばかりが多くて困るでしょう。帰りましょうかね。
何かあれば連絡して構わないですし、スーにもそう伝えておきなさい。カイル。」
「あ!はい。ご足労頂きありがとうございます。お元気なご様子で良かったです。」
「あなたもね。なかなか男前になったようね。これからも好きに頑張りなさい。」
「はい!」
さっき声をかけて来た男の人と、知らないお婆さんが話しているのを眺めていたら、猫が近寄って来た。
「猫さん?」
「…イザベルよ。」
「猫さん魔法使いなのね?初めましてイザベルさん。」
「イザベルで良いわ。あなたはアリスと呼べばいいかしら?」
「はい。初めまして、アリス・フォーラスと言います。宜しくお願いします。」
魔法使いにも色々いるってことは知っているけど、猫の姿をした方に会ったのは初めて。
可愛い。
「まぁ分からない場所で不安よね。私もできるだけ教えるわ。」
「分かりました。あ・・・じゃあ。お母様やお父様、後は私にはお兄様が二人とお姉様がいるのだけれど、みんながどこにいるのか知らないでしょうか?私帰らなきゃ・・・」
「アリス。ごめんなさい。それだけはできないわ。・・・申し訳ないけど、私達と一緒にいてくれないかしら?」
「・・・そうなのですか?・・・・でも、みんな心配するわ。どうしたら帰れるかしら?」
「お嬢ちゃん。間からすまんな。俺はアルファーっていうんだ。よろしく。
まずは聞きたいんだがよ、お嬢ちゃんは何歳だ?」
「私?私は・・・えーと、24歳です。」
「24・・・・事件から少し離れてるみたいだな。」
「えぇ。確かスズから前に聞いた話では当時彼女は37歳だったかと。いずれにしても若いのですが、記憶はじ・・あれの少し前ですね。」
なんでしょう?
子ども扱いされている感じでしょうか?
まぁ確かに子供なんですが・・・
そういえば体も重いけど、なんだか眠たくなってしまいました。
きっと家に帰らないと心配されてしまうのですが、ちょっとここで寝てから帰りましょうか?
「・・・すみません。色々疲れましたよね。寝ても大丈夫ですよ。」
あら?
顔に出てたかしら?
恥ずかしい。
でもそれじゃあ、そちらのさっきまで眠っていた女性の方がいらっしゃった場所で、少しお休みしましょう。
「おやすみなさい。」
「おやすみ。アリス。」
・・・・
もしもお時間があるようでしたら
一文二文、はたまた評価頂けたら
ちょっと凹んだり、めっちゃ喜んだりします。




