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搾り取られダンジョンマスター  作者: ルケア


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8話

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 人間が住んでいる所が30㎞くらい先である。だったら、近くまではダンジョンの領域にしておいた方が良いだろう。という事で、結構近くまでダンジョンの領域を広げた。……メロニエール曰く、ダンジョンに入ったという感覚はないそうなので、最悪は村を纏めてダンジョンの領域にしても無理じゃないとの事だ。


 そうすることで、ダンジョンポイントを継続的に得る事が出来る。ダンジョンに人間が入っている状態だからな。まあ、そういう運用も出来るらしい。


 今は様子見で村の近くまでにしているが、ちらほらと森に入る人が居る。多分冒険者なんだろうなとは思う。そいつらに見つからない様に立ち回らないといけない訳だ。中々に神経を使う。


 ただまあ、その村も何処かの国に所属している訳で。南側には国があると。その他は森しかない訳だけど。横に横に広げたからなあ。索敵は大事。地下の拡張も大事だけど、まずは見れる領域を広くしていかないといけないと思っている。


 当然ながら、ダンジョンも拡張はしているぞ。……戦力は殆ど置いてないけど。まだまだ畜産業も始めたばかりだし、起動に乗るまではダンジョンを拡張しても、魔物の新規追加は無しだろう。強い魔物を呼べば、維持費がかかる。まだ30日も経っていないんだ。焦る事は無い。


「まあ、索敵をするって言っても、ここまで広く取るダンジョンマスターは殆どいませんけどね。けれど、広く取った恩恵は大きいです。何が何処にあるのかも解りますし、野良の魔物が勝手に動物を殺してくれてもダンジョンポイントになりますから」


「微々たるものだけどな。でも、こういうのは積み上げが大事だ。ちょっとでも良いから稼いでおかないといけない。錬金術で大量に稼げると言っても、俺の負担が大きすぎる。錬金術を使える魔物が居れば、楽が出来るんだがな……」


「軒並み2000万ポイントを超えて来ますからね。しかも、錬金術のスキルを持っているとは限りませんし。中々に難しい問題ですよ? ダンジョンマスターで出来る事ならしておいた方が無難です」


「スキルを覚える事って出来ないらしいからなあ。そういうものがあれば良かったんだが……」


「そんなものがあれば、魔族はもっとダンジョンマスターを血眼になって探していますね。スキルが後付けで付与できるとなると、もの凄い事になるので」


 まあ、そうか。スキルは生まれ持ってのものでしかないと。そうなると、錬金術を持って転生した俺はマジで運が良かったな。……こんなことならもっといろんなスキルを得て転生するんだったと思わなくもないんだけど、最近はステータスもある程度重要だという事が解っている。


 最近の日課として、合成、錬金術をやっている訳なんだが、魔法の訓練もしている。魔法が使えれば、ダンジョンマスターが最後に残っても、侵入者と対峙できるからだな。最後の砦として戦う事が出来る。


 で、魔法なんだが、魔族的な感覚でも、かなり強いらしい。魔法を専門にして魔物討伐が出来る程度には、魔法の威力が大きいそうだ。人間相手なら何とかなるんじゃないかとは思う。


 活躍はしない方が良いんだけどな。当たり前だが、ダンジョンマスターが戦うのは最後の最後だ。負けが確定するかどうかの時である。活躍なんてしない方が良いに決まっているのだ。


「でも流石に、もう少し防衛に戦力を割いた方が良くなってきているとは思うんですよね。侵入者は居ないとは思いますけど、出来る事はしておいた方が良いとは思うんですよね」


「まあ、それはそうなんだよな。ただ、中々欲しいって魔物が居なくてだな……」


「好みはあると思うので仕方がないんですが、何かしら星5くらいの魔物を用意した方が良いとは思いますね。レッドコートアントがそこそこの強さではありますけど、あくまでもそこそこでしかありませんし。それに、コマンダーアントを出しておいた方が良いとは思いますよ? 指揮系統はしっかりとしておく方が良いとは思うので」


「コマンダーアントか。……星4だな。しかも戦闘系のステータスでも無いんだよな?」


「それは、まあ、はい。指揮系統個体ですので、戦闘能力はレッドコートアントよりも低いです。が、数で戦闘をするのであれば、絶対に指揮系統はしっかりとしておいた方が良いですよ? クイーンアントもそう言う能力がないわけでも無いんですが、動けないですからね。色んな場所で指揮をすることが出来る、コマンダーアントは必要だと思います」


「なら、とりあえず10体くらいは用意しておくか。ポイントがない訳では無いんだし」


「後は戦力になる星5ですね」


「繁殖も考えるとなると、迷うんだよなあ」


「……まあ、星5の中には、繁殖能力のない種族も居ますからね。でも、そういう個体の方が強いんですけど」


「魔物は自然発生することもあるから、繁殖能力を捨てて攻撃や防御に特化した方が強くなるってか」


「そう言う事ですね。まあ、ダンジョンを作るダンジョンマスターの好みに因りますけど」


 星5なあ。結構な魔物が収録されている訳なんだけど、大体が100万ポイントからなんだよな。だから繁殖をさせられるのであれば、繁殖させた方が良いとは思うんだよ。戦力的に強ければ良いってものでも無いんだよなあ。そんなのは緊急時に出せば良いんだし。平時は繁殖力がある方が良い。


 そうなると、色々と絞られてくるんだよなあ。ゴーレム系は駄目。そもそも防御力に特化しているけど、動きが遅いから人間相手にはあまりよろしくない。


 海の魔物は海を作らないといけないから難しい。汎用性に欠ける。その分強いんだけど、そもそもダンジョンというのは、人間が攻略できるように作らないといけない縛りがある。強い魔物を配置しても、海は人間では攻略できないからスルー対象なんだよな。


 その他、環境を用意しないといけない系統の魔物は、繁殖できない奴らが多いんだよなあ。繁殖できる奴でも、メインフィールドが空ってなっていたりもするんだよな。縦に広い空間を作るのは、結構難しいというか、アリの巣ダンジョンにしてしまっているせいもあって、場所がなあ。


「お? この魔物はどうなんだ?」


「このって言われても見えませんよ?」


「ああ、そうか。ウィッチなんだけど」


「ウィッチですか? え? リストにあるんですか?」


「あるぞ。300万ポイント必要だが」


「かなり珍しいですね。一応、繁殖は出来ますし、強いんですけど……」


「なんかデメリットがある感じか?」


「いえ、まあ、難しいんですよね。繁殖が」


「そうなのか?」


「そうなんですよ。強いですし、何なら合成や錬金術のスキルも狙えるんで欲しいと言えば欲しいんですが」


「繁殖が難しいと」


「です。何せウィッチは女しか居ないので」


「……どうやって繁殖するんだ? 男は何処にいったんだ?」


「他種族の男を使うんですよ。しかもウィッチは好みの幅が大きい種族なんですよね。何の種族が好みなのかが解らないと繁殖できないって言われています」


 マジで? 他種族の男を使わないといけないってなると、非常に面倒じゃないか? 普通はウィッチに男が居るはずなんだろうけどなあ。女しか居ない種族か。そういう種族もあるのか。まあ、そもそもウィッチが魔物って時点でどうかとは思うんだけど。職業じゃない?


 どうするかなあ。錬金術や合成が使えるなら、出しても良いとは思うんだけど。増やしていくのが良いとは思うんだけど、どうしたものか。しかも、居住環境も整えないといけないんだよな? 面倒になりそうな気がしないでもない。


 でも、メロニエールが教えてくれた錬金術や合成を使える可能性のある種族って、2000万ポイントとか使うんだよな。それの7分の1と考えると、良い様な気もしなくもないんだが……。繁殖が出来るかどうかは運次第って所になるのかね? それも厳しいとは思うんだよな。どんどんと繁殖して増えて行って貰わないといけないんだし。


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