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搾り取られダンジョンマスター  作者: ルケア


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28話

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 援軍を出して暫く。ティンダロスの猟犬がルーンロイドのゲートを潜っていった。良い感じで侵攻してくれたようだ。それに倣って巨人どもも入ってくれとは思うんだけど、その辺で暴れているだけだ。


 が、それも終わり。ルーンロイドの軍隊が撤退の構えを見せた。そんな訳だから、どんどんと巨人どももゲートを潜ってくれた。ついでに生き残っていた黙示碌の獣とソルシエールもゲートを潜って追撃。


 それを見届けたら、何処からともなく魔族が現れた。隠れていたんだろうな。なんかそういう系統のスキルを持っているんじゃないかとは思うが。何のスキルなんだろうか。


「おっ。魔族が出てきたぞ。ルーンロイドも撤退していったし、何かを始めるんだろうけど、何を始めるんだ?」


「多分ですが、魔力を散らします。魔道具を設置しているんじゃないですか?」


「そうだな。何かを置いている感じだ。何かまでは解らないが」


「それで良いんですよ。とりあえず、そこから1時間くらいは時間がかかります。今のうちに、北の方も支配領域を広げましょう」


「もうやってる。ちょっとずつ広げていっている。……まあ、誰かさんのせいで、壊滅状態になっている訳なんだが」


「ルーンロイドのせいですね。私たちは防衛をしただけなので。こういうのは攻めてきた方が悪いんです」


「そうか。まあ、それもそうか。俺たちが動いたのも、向こうが勝手に攻めてきたからだもんな」


「そうです。まあ、向こうでは防衛行動が続いているんでしょうけどね。侵略していく種族ですから、防衛行動もしっかりとしているでしょうけど」


「ゲートを潜れない武器とかもあると思うか?」


「あるでしょうね。設置型の武器とかは持ってこれないでしょうし。そもそも何処まで発展しているのかは知らないですけど、何処でも対応できるようにしてあるんだろうとは思いますよ? 多分ですけど」


「まあ、ルーンロイドに寿命があるのかは知らないけど、多分だけど慣れてることだろうしな。……あれも普通に産まれてくると思うか?」


「思いませんね。神が作り出す何かを作ったんじゃないですか? それを稼働させ続けているとしか思えない見た目ですし」


「だよなあ。俺も生き物って感じがしなかったし。まだティンダロスの猟犬の方が生き物に感じるくらいだ」


「……あれも生き物なんですかね? なんか存在からして不安定でしたよ? そこに居る様で、そこに居ない感じの。何のスキルを持っているのかさえ解りませんでしたからね」


「あ。鑑定しておけばよかった。……今更出すのもな?」


「ですね。追い打ちになるんでしょうけど、今はゲートが不安定になっている頃でしょうから、通らない方が良いとは思います。通ると不具合が起きるかもしれないですし、止めた方が無難かと」


「だよなあ。ダンジョンで運用するのもなんだし。ちょっと強すぎる」


「あの移動能力は脅威ですよ。巨人が走るよりも早かったんですよ?」


「そう言う特性だからな。まあ、それがどんなスキルに落とし込まれているのかが解らないんだけど」


 見ておけばよかった。鑑定なんて暫く使っていないからな。完全に忘れていた。……それだけ平和だったという事なんだろうな。南側では、未だに冒険者が探索しているけど。ルーンロイドの侵略が無かったかのように動いている。


 ダンジョン運営は問題ない。適宜補充もしているし、ちゃんと見ている。まあ、宝箱は渋めにしてあるけど。良いものは先に出したんだから、後は渋くても問題ない。冒険者が来るという事が大切だからな。


 そんな訳で1時間くらいした。魔族の方も動きがあった。……なんだろう。破城槌の様な大きな杭を持ち出してきたな。なんだあれは?


「あの馬鹿でかい杭は?」


「それがゲート破壊の魔道具です。繋がりが希薄になった地点のゲートを破壊する役割を持っています」


「という事は、今はゲートを潜れない状態か?」


「そうですね。魔力が集まり次第通れるようにはなると思いますが、今はもう通れないです。後は破壊するだけなので、そこまで時間はかからないですね。ドカンと1発やるだけなので」


「……じゃあ、もう警戒は解いて良いのか?」


「はい。お疲れさまでした。ゆっくりと休むことは出来ないですけど、少しはのんびりしましょうか」


「無事に終わってくれたか。良かった。ダンジョンコアが壊されるなんて事は無かったわけだ」


「そうですね。ダンジョンポイントもかなり無駄に使いましたけど、ここのダンジョンは直ぐに回復しますからね。本当にいいダンジョンです。資源回収が捗ります」


「そう言えば、休暇中だったんだよな? もう少し休みにするのか?」


「あー。そうですね。もう少しだけ休みにします。その、魔族側も今は臨戦態勢になっているとは思いますので」


 だろうな。面倒な仕事ではあるとは思うが、やらないと魔族が滅びかねないだろうからな。それは仕方が無いだろう。


 ……どさくさに紛れて、ロボットゴーレムを回収しておいたけど。何かしら出せるようになったんだろうか。その辺も確認してみないといけないよな。農業用のロボットとか欲しいし。


 自動的に種を植えてくれて、自動的に収穫してくれるロボットが良いな。そんな都合のいいロボットは無いか? 無いだろうな。魔物としては無理だろう。魔道具かもしれないが。


 とりあえず、終わった事は終わったんだ。なんとなく、これで良いのか感はあるけどな。どうせまたルーンロイドが攻めてくるんだろう? 知ってるぞ。何年後になるのかは解らないし、同じルーンロイドが攻めてくるとは限らないんだけど。


 けど、侵略種族ももう少し考えて侵略すればいいのにとは思わなくもない。もうちょっと何かしらあるんじゃないのか? 詳しい事は知らないけど。


「さて、終わったんだから、冒険者の方に注目しながら、北の方の領域を確保していくか。……あ」


「あ? 何です?」


「他のダンジョンと領域が接した。何が起きるんだ?」


「あー。まあ、何もしなければ何も起きませんよ。何もしなければ、ですけど」


「ん? 何も起きないのか?」


「起こすのであれば起こせますけど、起こしても面倒なだけですよ?」


「というと?」


「ダンジョン間の戦争が出来るようになっている筈です。宣戦布告が出来るようになっていませんか?」


「……あー。これか。出来るようになってるな」


「どちらかのダンジョンが滅びるまで魔物での戦いが始まるんですよ。利益にならないので、止めた方が良いですよ。その間も領域を増やした方が建設的です」


「まあ、確かに。争っても面倒なだけか」


「ですね。それに、多分誰かしら魔族が管理しているとは思うんですよね。それなら利益を出した方が勝ちなので。北なんですよね?」


「北だな。何かあるのか?」


「いえ、向こうも人間の領域を沢山取り込んでいるとは思うんですよ。そうなった場合、争う事が不毛です」


「あー。確かに。無限に召喚出来るな。時間を稼げば」


「はい。なので喧嘩を売られるまでは放置で良いかと思います。それよりも、領域取りを優先しましょう」


「そうするか」


 無駄に争っても意味がないからな。向こうも同じく人間の領域を支配領域にしているんだから、ポイントが溢れ出ているはず。争うだけ無駄かあ。確かにな。引き分けとかなさそうだし。


 放置で良いか。大量の魔物を送り込み合ってもな。ダンジョンマスター同士、仲良くしようぜって所か。


 さて、それじゃあこっちも領域を確保していきますかねえ。北もこんな感じなら、南も似たような感じになっていそうではあるけど。何処かでダンジョンの領域が被ることになるんだろうな。


 それで、最終的には空とかも支配領域に入れていくと。地下も確保しないといけないし、面倒だよな。地上だけは確保して、地下は放置で良いかなって。別にダンジョンポイントになる訳でもないし。


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