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搾り取られダンジョンマスター  作者: ルケア


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27話

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 ルーンロイドがもの凄い勢いで攻めてきている。さっきまで防戦一方だったのに、黙示碌の獣の弱点が長い首であり、それがある順番で倒せば再生しないという所まで発見された。


 ただ、背中の上に居るソルシエールがフォローをしつつ、首の順番を間違えさせることで時間を稼いでいる所ではある。


「何と言うか、ルーンロイドもやるなあ。黙示碌の獣の弱点を見つけてからの対応が早い」


「科学兵器に強くて、原始的な武器に弱い魔物なんて初めて聞きましたけどね」


「首を順番に落とさないと死なないって点は良いんだが、順番を見切られると、それで死んでしまう。既に黙示碌の獣が11体、ソルシエールが87体犠牲になっている」


「星10を相手によくやりますが、それでもまだ戦力が湧いて出てきているんですよね?」


「ああ、増援が必要かもしれない。このままだと押しこんだら半分を切る可能性がある」


「とりあえず、魔族側の動きを確認したんですが、魔物の群れがゲートに入り込んだら、ゲートの破壊を開始するそうです。それには約1時間はかかるそうです。魔力を散らして大規模攻撃を叩き込まないといけないそうなので、そのための時間を稼いでもらえればとは思います」


「……持久戦よりも、速攻の方が良いのか?」


「ですね。こうもルーンロイドが強いとは思っても居なかったので。多分ですが、前回のルーンロイドとは違う所と繋がったんじゃないかって推測されていました。明らかに強いというか、戦力が減らないんですよ。こっちもゴーレムを壊しているのにも関わらず、戦力が減ったとは確認されていません。余程ゴーレムの数があるんじゃないかって言ってました」


「なら、無理やりにでも押し込めるか。星10の魔物ならまだ居るからな」


「ですよね。向こうも黙示碌の獣とソルシエールに慣れて来たようですし、ここらで違う戦力を投入するのはありだと思います。何にするんですか?」


「うーん。悩ましい所ではあるんだよなあ。力圧しで行くか、搦め手も使うか」


「搦め手も使いましょう。時間をかけている余裕はないかもしれないので」


「そうだな。……思い切って何種類か出してしまうか」


 そんな訳で召喚開始。今回召喚するのは、ユミル、スルト、ロキの北欧神話勢。巨人の方が良いだろうという判断だ。……ただ、懸念事項はあるんだが。北欧神話の巨人は自然の猛威を表していることが多くて、混沌勢なんだよなあ。


 そんな3体を300体ずつ作り出し、戦場に送り出した。……その結果は酷いことになった。道中にある村が劫火に焼かれ、町に吹雪が到来し、幻惑の世界に入ってしまった所もしばしば。


 単純に言う事を聞かない。いや、命令は聞くんだけど、簡単な事しか聞いてくれない。戦場には真っ直ぐ向かっているし、それは良いんだけど、人間への被害がデカすぎる。ルーンロイドが出した被害よりも、こっちが出した巨人の被害の方が大きいまである。


「何と言うか、荒々しい巨人でしたね……」


「巨人が走れば、それだけで災害だからな……。まあ、村が焼け、町が雪で埋もれ、幻覚作用がある霧が発生しているが、些細な問題だ。魔族は巻き込まれてくれるなよ? マジで自然の猛威そのものだからな」


「ルーンロイドを押し返す以外にも被害が出そうですね?」


「確実に出るだろうなあ。というか、そのままゲートをぶち壊して欲しいんだがな」


「ゲートの破壊は割と繊細な作業でもありますからね……。あの様子では無理だとは思いますけど」


「だよなあ。力任せに破壊してくれれば早かったんだろうけど」


 北欧神話の巨人ってそんな感じよね。細かい事は苦手というか、そもそも神みたいなものなんだし。でも、黙示碌の獣がゆっくりと歩いて行った道を駆け抜けていった。マジで巨人が走ると地震が起きるんだよなあ。震度5弱くらいは揺れたような気がしている。……近くの村は焼けたか雪で潰れたか、地震で崩壊したかのどれかだろうな。被害は出るもの。仕方がない。ダンジョンポイントに出来ただけマシだと思うようにしよう。


 ただ、戦闘は圧倒的だった。防御を固めたルーンロイドたちを粉砕し、自然の猛威をぶつけて、すべてを圧倒する。……ソルシエールが50体ほど下敷きになったが、些細な問題だ。それ以上に相手が総崩れになった。


 なったんだけど……。


「誰もゲートを潜らないんだよなあ。ゲートを潜れって命令したのに……」


「いう事を聞かない魔物なんですね……。まあ、暫くしたら入るんじゃないですか? 敵が見えている内は暴れるとかありそうじゃないですか」


「マジでそれな。戦場は混沌としている。良いのか悪いのかは解らない。とにかく好きに暴れてくれって感じだな。こっちが制御できるものじゃない」


「とりあえず、壊滅的被害を与えれば十分じゃないですか? 他のダンジョンも次々に援軍を出してくれているんですよね?」


「雑魚しか着てないけどな。来たとしても、小さいと巨人たちが踏みつぶしてしまうし。あ、またソルシエールを踏んだ。これで何体目だ?」


「味方にも被害が……。ダンジョンでの運用は難しそうですかね?」


「無理だ。ダンジョンが壊れる。……止める術がないんだよなあ。あれ、どうしたら良いんだろうか?」


「さあ? 気分よく暴れさせるとか?」


「それしか方法が無いんだよなあ。援軍に行ったのは良いんだけど、戦場が混沌とし過ぎている」


 混沌? あれ? もしかして、外なる神もいけるパターン? いけるなあ。いけてしまうなあ。マジで知識があれば何でもありだな。それなら……。


「あれ? 何を召喚するんです……うわぁ。なんですかその魔物。不安定なんですけど」


「ティンダロスの猟犬だな。これを1000体程投入する。場所はここだ。ここから向こうへ侵入しろ。そして、破壊の限りを尽くせ」


「……え? なんか部屋の隅に消えたんですけど?」


「あれが移動方法だからな。時間も無視して追いかけていく魔物? 神話生物だからなあ。だから、もう到着した。そうだよな。要塞化しているなら角が出来るよな。……やっぱえげつないなあ、ティンダロスの猟犬」


 時間も空間も無視して襲ってくるのは反則だと思います。……まあ、まだマシな方ではあるんだけどな。クトゥルフ神話系統はえげつない魔物ばかりになっているんだろうし。多少ナーフされていないと詰む。


 例えば、ヨグ=ソトース。これに魔法を使わせたら駄目だ。ありとあらゆる魔法を使ってくる。仮に出したら人間の寿命を失くし、永遠の命を与える魔法なんてものも存在してしまう事になってしまう。


 それは駄目だ。そんな事は許されてはいけない。そしてアザトース。もしも夢を見ているのであれば、起きたらどうなる事か。破壊しかない。ダンジョンコアがそれで無事なら良いけど、そんな訳がない。


 その他、出したら終わりそうな神々が多く居る。正気を保っていられるかが問題ではあるんだが……。ティンダロスの猟犬でさえも、背筋に寒気を覚えたからな。その程度で済んでいるのはナーフされているからだ。されていないと、どの神話の神々よりも危ない。危険すぎる。


「……出してよかったものなんですか? あれは」


「……解らない。けど、ダンジョンポイントで出せるんだから問題ないんだろうとは思う。……流石にちょっと危険すぎる魔物は隔離するというか、無理。出したらダンジョンが崩壊する。巨人が暴れるよりも酷いことになる。それでは不味い」


「出せないなら出さない方が良いですね。ポイント的に足りてもです」


 出せない存在が複数いるって時点で、クトゥルフ神話系統はヤバい。何が起きるか解らない。ティンダロスの猟犬は出せた。それは良い。出せたら困る存在が複数いるって時点でおかしいんだよ。普通の魔物にしてくれとは思うけどな。まあ、死ぬ覚悟があるなら、出しても良いとは思うけど。

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― 新着の感想 ―
神話勢「来ちゃった(はぁと)」 反転のほうにも黙示録の獣でてたけどこっちの仕様だと大淫婦バビロンが居ないほうが強いっぽい?
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