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搾り取られダンジョンマスター  作者: ルケア


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25話

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 ドラゴン軍団から防戦一方だったルーンロイドが反撃に出てきた。何かしら巨大な砲? らしきものを持って来て、それを空へ連射し始めた。


「なんか凄いものを持ち出してきたんだが。というか、あそこがゲートか。ダンジョンの領域内に入ったけど、何の表示も無いんだなって」


「何かしらの兵器を持ち出してきたんでしょうね。私は観測できないので何とも言えないんですけど」


「あ、ヤバい。ダークブラックドラゴンが1体落ちた。早くそれを破壊してくれないと危ないんだけど、近づけない様にしているし、そんな兵器を普通に持って来ている時点でヤバいんだよなあ。弾切れを狙うしかないんだろうか?」


「その方が良いですよ。ルーンロイドの惑星も、資源は無限にある筈は無いので。……ダンジョンを味方に付けていたら知らないですけどね。無限に無いという事を確認できれば良いんですが、そんな方法は無いので」


「だよなあ。単身ルーンロイドの世界に乗り込んで、ダンジョンを攻略って訳にもいかないだろうし。ダンジョンを味方に付けているとは限らないんだけどな」


「普通に考えれば、資源は枯渇するはずです。それを待てば良いとは思うんですけど」


「いや、資源枯渇はしないと思うぞ。自分たちの住んでいる惑星以外から調達すればいい」


「……実質不可能なのではないですか? 何処から調達すると言うんです?」


「宇宙は無限にある。という事は、宇宙の何処かの惑星を基地にすれば、どれだけでも資源は湧いて出てくる。そもそも科学文明が発達しているのであれば、素粒子操作で原子自体を作ることが出来るのかもしれない」


「それってどういうことですか?」


「水から鉄を、土からミスリルを作り出すことが可能なんじゃないかという事だ」


「それって……」


「錬金術の得意分野だとは思うぞ。俺でも出来るかもしれない。まあ、それなりの技術が必要になるんだろうが、可能性としてはあり得る話だ」


 無い可能性ではない。こっちよりも技術が進んでいるのであれば、その位の事はやってのけるのかもしれない。放射線が気になるところではあるんだろうが、そもそも放射線が効くような生命なのかという疑問は付きまとう。


 ルーンロイドは何と言うか、ロボットに近いんじゃないかと思っているんだよな。繁殖行為自体なくて、工場生産されるような種族なんじゃないかと思われる。ところどころ、生命とは思えないような構造をしているし。


 何だろう。工場生産される人種とでも言えば良いんだろうか? そんな気がしている。まあ、向こうの世界に行けないので、解らないんだけどな。けど、それなら寿命なんかも無いかもしれない。


 そうなってくると、人口は余るだろうし、そもそもロボットがもの凄く発展しているのであれば、殆どの事が自動化されているだろうしな。そこまで行くと、SFの世界観になってくる。


 多分だけど、宇宙にも進出しているだろうし、惑星間移動を可能にしているだろう。そこで資源を集めて、どんどんと侵略兵器を作っている。そんな気がする。……可能性の話でしかないが、俺はそう思う。


「ルーンロイドも下手をすれば使い捨てだ。使い捨ての駒でしかない。そう考えると、納得がいく部分もある。ただし、ルーンロイドの生産設備は神が作り出したものであって、自分たちでは作れないんだろう。だからゴーレムを多用している。自分たちを模したものを作って侵略させている」


「……そんな文明に勝ち目はあるんですか? 聞く限りでは、向こうの世界に乗り込まないと、勝負にもならないと言っている様なものですが?」


「多分そうだろうな。乗りこまないと話にならない。もしも原子を組み替える事が出来るのであれば、世界の1つや2つは欲しいだろうし、他の人間界も攻め込むんだよな?」


「攻め込みますね。ここだけが人間界では無いので」


「だとすると、資源回収拠点にされるだろうな。しかも世界のハブだ。最悪な話ではあるけど、人間界が落ちたら、次は何処を狙ってくるのかだ」


「まあ、そうなりますよね。なので、ここで止めないといけない訳なんですが」


「そうだな。ルーンロイドに好き勝手されるわけにはいかない。何としてでも追い返さないと。ゲートの破壊はどうしたらいい?」


「それは魔族側で行います。人間には出来ないと思うので」


「じゃあ、方針はどうしたらいい?」


「向こうの世界に突撃させてください。そうじゃないと時間が稼げないので」


「となると、援軍が必要だな。黙示碌の獣とソルシエールが戦場に着いた。これで戦力的にはこっちの方が上のはずだが、未知の兵器があるかもしれな――!? ちょっと待てい!」


「どうしましたか!? 何がありましたか!?」


「核兵器をぶっ放しやがった。その周辺が放射能汚染されたことになる。という事は、ルーンロイドは放射線が気にならないって事にもなるな。欲しい領土を放射能汚染なんてやらないだろうし。でも、放射線が無効なら、どれだけ核兵器をぶっぱしても良い事になる」


「核ですか。となると、ウランかプルトニウムですね。多分ですけど。魔族側にもありますよ。破壊力は十分すぎるほどではあるんですが、放射能汚染が酷くて使えないんですよね」


「多分だが、普通の核兵器では無いな。爆発範囲が広すぎる。核爆弾を起爆させて、その中にある水素を爆発させる水素爆弾かもしれない」


「水爆ですね。まあ、持っているでしょうね。……それか、もしかしたら放射能の半減期を早める技術があるのかもしれないですが。普通に使います? 魔族では禁忌にされているものなんですけど」


「普通そうするだろうな。ダンジョンの領域が汚染されたって教えてくれているから解ったことではあるんだけど。……ただ、それでも黙示碌の獣はぴんぴんしているし、ソルシエールも防御したっぽいからな。マジでおかしいだろ」


「理論上、ドラゴンでも殺すんですけどね?」


「だろうな。ダークブラックドラゴンが落ちてるし。黙示碌の獣の方がポイントは少ないんだけどな……。何でぴんぴんとしているんだ?」


「さあ? ダンジョンポイントの差は、ダンジョンマスターによって違いますからね。黙示碌の獣という魔物と相性が良かったんじゃないですか?」


 アンチキリストの象徴的な奴だよな? 666億ポイントだし。獣の数字だよなあ、どう考えても。詳しくは知らないんだけどさ。日本神話だって全部は知らないんだぞ? 日本神話を詳しくやるのは大学になってから。俺は高校生。まだ日本神話なんて授業はやっていない。まあ、キリスト教の話もしてないんだけど。けど、黙示碌の獣は有名だからな。


 キリスト教圏では、6という数字は縁起が悪いと言われているし。野球で66番を付けるなんていったら、何を言われるか解らないって感じだしな。日本では普通に使われている背番号ではあるけど。


 向こうの兵器も苛烈になって来た。今度は何を持ち出したのかは知らないが、超巨大なロボットに、馬鹿でかいビームサーベルみたいなものを持たせているし。何ぞあれ。ガンダムではない。どちらかというとガンタンクみたいな。タチコマか? それが一番近い気がする。8本足だけど。


 科学兵器ってあそこまで進歩しているんだな。恐れ入った。ビームサーベルとか燃費が悪いなんてものじゃない筈なんだけど。どうやって維持しているんだろうか。色々と弄繰り回したいなあ。確保できないだろうか。……いや、そうだな。ダンジョンに取り込めばいい。そうしたら何かが実装されるかもしれない。


 ダンジョンに取り込んで良いんだろうか。……良くはない気がするなあ。魔族が欲しいだろうし。人間には渡さないけどな。危険なものを渡して堪るかってんだ。ダンジョンへの危険度が上がるだけだし。人間は愚かなくらいでちょうどいいんだよ。


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