21話
OFUSE始めました。
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ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
https://rukeanote.hatenablog.com/
さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
https://twitter.com/rukeanote
難攻不落のダンジョンをという訳ではないが、人間相手にダンジョン運営を開始した。北も南もダンジョンの構造的には同じだ。そこまで凝ったものを作ったわけでは無いが、中々の出来だとは思う。
そして、早速ではあるが、冒険者に見つかっている。本腰を入れる前の調査という段階だろうとは思うが。まあ、浅い階層にも宝箱は設置してある。良い感じに入手してくれれば嬉しいが。
「良い感じに人が集まりつつあるな。まあ、ダンジョンポイントはそんなに使っていないが」
「今は偵察でしょうからね。本格的に潜り始めるのはもう少し後になるかなとは思います」
「多くの冒険者が挑戦して、多くの冒険者が死んでくれると、ポイント的にも美味しい事になるんだけどな」
「そうなるとは思いますよ。……ぶっちゃけ、難易度がえぐいです。想像の100倍くらい難易度が高いというか、死にやすい構成をしていると思います」
「……そんなにか?」
「そんなにですね。本気で挑んでも、かなりの確率で死ぬんじゃないですかね? 魔族にも冒険者という職業はありますが、誰も潜りたいなんて思わないでしょうね。……でも、潜りたいと思える絶妙なラインをしているとは思いますよ? 運が良ければ、戦闘を回避しても宝箱が入手できる可能性があるんですから」
「欲に走った人間が沢山釣れると良いんだが」
「ですね。沢山殺してダンジョンポイントにしてしまいましょう。生きている人間を飼う方がポイントとしては稼げるかもしれないですけど、やっぱり死んでもらった方が沢山入手が出来ますからね。……ダンジョンの領域をこんなに増やすダンジョンは他に無いんでしょうけど」
「まあ、そうだろうな。結構広くなってきたぞ。この範囲は領域に入れた」
「南側に大きく取りましたよね。今で4つの国を領域に収めた訳ですが。人口が多いと、ダンジョンポイントもどんどんと稼げますよねえ。今でも余っているんじゃないですか?」
「余っているから精霊園を作ったんじゃないか。星10の精霊も呼び出して、農業担当の精霊も呼び出してだな。色々と出来る事があると思っていたが、精霊が居るとこんなにも農業が捗るとは」
「それは私も驚きました。精霊が農作物の成長を促進させることが出来るとは」
「植物の精霊も居るんだから、農業は捗ると思っていたけど、これは予想外過ぎる」
精霊園を導入して、精霊に農業をやって貰っているというか、手伝って貰っているんだけど、精霊の力を侮っていたのは本当だ。まさか種を蒔いてから3日程度で収穫できるようになるとは思わないだろう?
それだけ大量の精霊を出したのはそうなんだけど、精霊園のコストに比べたら安い安い。精霊園があれば、ダンジョンの中は自由に移動が出来るので、マジで凄まじい事になっている。農家が足りなくなって、コボルトを増員したからな。……今のダンジョンの魔物の数を正確に言える人は居ない。俺ですら知らないんだもの。
総数管理を出来るようにアップデートしてくれませんかね? 邪神ちゃんがアップデートしてくれるなんて思わないけどな。使い勝手が悪いまま放置をしてくれるに違いない。
今までもそうだったんだから、これからもそうだろう。解っている。言っても無駄だという事は。でも言いたい。使い勝手が良い様にして欲しいんだ。
「それで? 未知の金属なんかはどうなったんだ?」
「まだまだ研究段階ですよ。1年も経っていないんですから、成果を求めるというのは酷です。とりあえず、色々と調べてもらっていますけど、アダマンタイトよりも、ヒヒイロカネの方が圧倒的に良いですね。魔力伝導率がもの凄いらしいですよ?」
「魔力伝導率なんてよく解らないからなあ。魔道具を作るわけでも無いし。……最近はスキルを使う機会が無くなったんだけどな。俺が錬金術をしなくなって久しいし。合成も使わない。魔法なんてもっと使わない。魔法を使ってもソルシエールには勝てないしな」
「そりゃあそうじゃないですか? ダンジョンマスターが戦う事って滅多にないんですから。無い訳では無いですけど、本当に滅多にないんです。ほぼ負け確なので」
「ですよねー。戦ったら負ける自信がある。そもそもコアを守りながら戦うのは難しすぎるんだよなあ。ここで戦う事前提で話をしているけど」
「まあ、普通は戦ったら負けです。星10の連中に勝てるんですかって話ですからね」
「そうなるよなあ。話は戻すけど、ヒヒイロカネをたくさん出した方が良いのか?」
「そうですね。武器としてはアダマンタイトの方が良さそうなんですけど、需要があるのは魔道具ですからね。武器が強くなって喜ぶのは冒険者とか軍とか、戦う系統の人たちだけですし」
「それはまあ、そうなるよな。武装しても良い事は無いし」
「どんなに良い装備を整えても、魔物相手には厳しかったりしますからね。それでも勝てる時を狙って戦いに行くんですけど。利益にならないなら戦わないって選択肢もありますしね」
「利益にならないなら仕方がないよな。それでなんだけど、ダンジョンって本当にこれで良いのかって疑問が出てきた訳なんだが」
「というと? 今の所は運営が上手くいっているとは思いますよ? 例外的ではありますけど」
「そう。例外なんだよな。もうちょっと標準的なダンジョンにしたいって思うんだけど」
「それは無理ですね。諦めてください」
「無理なのか……。知ってたけど」
「そりゃあ、何処のダンジョンマスターも、無限にダンジョンポイントが湧いてくるのであれば、苦労はしないんです。ここがおかしいんですよ。そのお陰で、私は利益を得てますけどね。お給料も跳ね上がりましたけど、使う時が無くなってしまったんですよね。悲しい限りですけど」
「それはまあ、ご愁傷さまというか。お金なんて使ってなんぼではあるからなあ。使わない金なんてマジで要らない。持っていたら持っていただけ良いって言う人も居るけど、使えない金を持っていても無意味なんだよ」
お金は使ってこそである。というか、メロニエールも休暇が必要なんじゃないか? 俺は別に1人でもダンジョン運営できるとは思うし。そこそこの強さのダンジョンではあるんだろうから、1年くらいは放置しても問題ないと思うんだ。
遊びに出掛ければ良いのにとは思わなくもない。……仕事って感覚が解らないからどうしようもないんだけど。高校生なんて、遊べる時間があれば、無限に遊べる。俺はネトゲ派だったから、リアルの友達は少なくても良かったし。
いや、クラスメイト同士は仲が良いんだぞ? ただ、友達かって言われると、微妙。改めて言われると、違う気がする。一緒に遊んだりはするけど、それで友達判定なのかと言われたら、違う様な気がするし。
「休みを取ったら駄目なのか? ダンジョンの運営は安定していると思っているんだけど?」
「うーん。それもそうなんですよねえ。やることはやりきったというか。正直、数年でここまでのダンジョンに育つとは思っていなかったので。他のダンジョン部署の話を聞くと、上手くいかなくて悩んでいる子たちも居るんですよね」
「でも、悩みながら運営していく方が楽しいんじゃないかなとは思うけど。正直、スタートダッシュに錬金術が強すぎた感はある。相性が良過ぎたんだよ」
「それはそうですね。合成と錬金術を持っていて、活用するなという方がおかしいですし」
「これで魔物の言葉が解れば、もう少し変わったのかなとは思うけどな」
「そろそろ魔物の言葉や魔族の言葉を学び始めますか?」
「……いや、まだやめとく。なんとなくではあるけど」
暫くはのんびりしたい。ダンジョンの事をやり続けてきた訳だけど、それって勉強している事と変わらないし。暫くは俺も休んで良いんじゃないかなって。
ダンジョンの領域は拡張していくけど、それ以外は一旦休みで良いんじゃないか? メロニエールも休みに入れば良いんだ。そして、1年後、また会おう、的な?




