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搾り取られダンジョンマスター  作者: ルケア


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18/24

18話

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 異常という異常は起きていない。……どんどんと魔物が繁殖をしていくから、食料の供給をしなければならない。それは当たり前のことではあるんだけど、ダンジョンの6割くらいが食料生産施設になっているという事を、何かしら思わないといけないのかもしれない。


 食料不足になっては困る。だからダンジョンを広げるたびに、食料施設も増産しているんだが、最近は食料が過剰になりつつあるような気がしないでもない。


 けど、食料の増産を止める事は無い。食料供給が止まれば、魔物はどんどんと死んでいく。魔物だって、食料が無ければ生きられない。それが当たり前なんだから。


「にしても、食料が過剰供給されているのは確かなんだよな。いやまあ、ダンジョンポイントにすればいいのはそうなんだけど、効率が悪いんだよなあ」


「食料供給がしっかりしているのは良い事だとは思いますけどね。無いと困るのはセーダン様な訳ですし。ダンジョンポイントで出せば良いって感じで運用しても良いんでしょうが、実際は戦力を出すよりも、労働力を出す方が収支はプラスになります」


「それでダンジョン領域をどんどんと広げて、人間の生活を覗き見ると。でも、見れば見るほど、腹が立ってくる。もっと良い運用方法があるだろうと言いたくなってくる。どうしてこんなにも人間が余っているんだって言いたい。活用できる労働力があるのに、活用していない貴族にうんざりしてくる」


「それはそうなんですけどね。それに、賢い貴族とそうでない貴族でも差がありますし、本当に無駄が多いんですよね。人間の生活って。何処まで愚かでいられるんだろうとは思いますけど、所詮は人間ですし」


「これでよくも他の種族を下に見れるよな……。碌なものじゃないぞ。どうなっているんだ?」


「南の国は特に酷いですからね。まだ北の国の方が見ていて精神衛生上良いと思いますよ?」


「とりあえず、南の方に伸ばしていっているが、人口は多い。この人口を活かせないんだから、馬鹿しか居ないのかって思えてくるよな。もっと拡大できるだろうに」


 そう。人口は多い。村には大体1000人くらいしか居ないんだけど、町になるといきなり30万人とか50万人とか居るんだよな。何でそんなに差が出来るんだろうとは思う。普通に考えたら、村の人口が1000人くらいであれば、町の人口は5万人程度なものだろう。そうじゃないと食料が足りなくなってくる。


 何処から食料を調達しているのかって、農村からだからな。町で食料を生産している訳では無いんだ。無駄に空き地があるだけで、何も作っては居ない。


 この場所で麦でも作れば、それなりの収入が得られるだろうし、労働者も雇えるとは思うんだがな。何で何も作らないんだろうか。人が余っているのであれば、作れば良いのに。


 そして、南の国なんだけど、マジで人間しか見ない。亜人種は見ない。何処にも居ない。前に南の国は亜人を差別しているというか、下に見ていると言っていたが、本当に亜人を見ない。


 まあ、見つけたからなんだという話ではあるんだけどな。単純に興味で探していたんだけど、マジで見ないんだよなあ。他の国なら居るのかもしれないけど。


 ただ、人口が多いという事は、ダンジョンポイント的には美味しいという事でもある。元気な人でも、死にかけている人でも、1人は1人だ。ダンジョンポイントは、町をダンジョン領域に取り込むごとに、大幅に加速していっている。


 その分、ダンジョンも大きくなっていっているんだけどな。ダンジョン領域を横へ横へ伸ばしているので、地下はまだまだ未開発ではあるんだけど。


「ダンジョンポイントの入り方がえげつない事になってきているからな。横に伸ばすのが止められない。人間の町のダンジョンポイントが美味しすぎる」


「それくらいにまでは拡張しましたもんね。このまま国を覆えそうですね?」


「ほんとそれな。……ダンジョンポイントを残しつつ、どんどんと拡大していっても、それだけでダンジョンポイントが入ってくる。無限機関になってきているからな。広げているのにダンジョンポイントが増え続けているお陰で、ひたすらに広げる事が出来る」


「貯め込んでも仕方が無いですし、どんどんと使わないと勿体ないですからね。まあ、その内何処かのダンジョンの領域にぶち当たる事になるとは思いますけど」


「けど、ダンジョンが人間の生活域にあったら、攻略されるんだろう?」


「ですね。なので、安心して人間の領域を此方で貰う事が出来ます」


「本当にな。……また大きな町に当たった。横に広げるだけで良いんだから、止められないわな」


 ダンジョンポイントが美味しい。どんどんとダンジョンを横に広げているんだけど、広げる場所を選択したら、次の瞬間にはダンジョンポイントが回復している。圧倒的な黒字。プラス収支はにやけが止まらない。


 冒険者も各地で活動しているから、その討伐のポイントも入ってくる。横伸ばしが正解だと思う。縦に伸ばすのは、不正解では無いけど、そこまで重要ではない。……まあ、ダンジョンポイントが余っているので、縦にも伸ばすんだけどな。


「ウィッチも増えてきたし、マギサも追加で用意した。ダンジョンの難易度としては上がってきているんだよな?」


「マギサで星9ですよ? ダンジョンの難易度はもの凄く高いです。攻略が不可能なくらいですよ」


「マギサの相手に星9の魔物が要求されるわ、その魔物を確保するために、奉仕種族の魔物を使わないといけないわで、どんどんと難易度だけが上がっていくんだよなあ。侵入者は0なんだけど」


「平和ですよねえ。ダンジョンを横に伸ばしていれば、それで良いんですから、楽な仕事です。欲しい金属も沢山手に入っていますし、ミスリルだってマジックバッグいっぱいに詰めてもらいましたからね。それはそれは助かっていますよ」


「そう言えば、アダマンタイトとヒヒイロカネは研究に役立っているのか?」


「さあ? 結果が出てくるのは10年後とかじゃないですかね。1㎏しか用意していませんし」


「それはまあ、そうなんだけどな? それなりに時間はかかるか」


「そうですね。時間はかかるとは思います。けど、殆どの魔道具は効率化出来るんじゃないかって見てますね」


「効率化出来るのは良い事だな。出来れば、こっちにも還元できると良いんだが、金属次第って所か」


「ですねえ。安定してその金属を出してもらえるのであれば、還元できるんでしょうけど、流石にヒヒイロカネを安定供給は厳しそうですからね」


「1日に1㎏くらいなら何とかなるようなレベルまで来たけどな。横伸ばしのお陰で」


「もっともっと広げていきましょう。そろそろ王都が範囲に入る筈なので、期待できますね。地図だとこの辺ですよね?」


「大体な。王都目指して横伸ばし中だが、もうちょっと時間がかかりそうだな。思った以上に国がデカい」


「大きいから人間も多いですし、ダンジョンポイントも沢山ですからね。どんどんと拡張しましょう。いずれは世界全土を範囲に納めましょうね」


「何千年後になるかねえ。でも、外にダンジョンが出てきたら、その範囲を横取りされるんだろう?」


「そのはずですけど、そうなった場合、ダンジョンを潰してポイントに変えるって方法もありますし。クレアデュロン商会も大商いが出来ているので、利益が素晴らしい事になってますよ」


 それは良い事だ。利益が出るのは素晴らしい。横伸ばしをして正解だな。……問題がない訳では無いんだけど。色々とやらないといけない事も増えてきているしな。本気でやらないと、負けたら終わりなんだし。今のダンジョンポイントの稼ぎ的には、早々負ける事は無いとは思うけど。


 けど、油断は禁物である。何があるのかが解らないのが現実だ。最強の編成を組んだとしても、負ける時は負ける。用心しておくべきだからな。どれだけ難易度が高いダンジョンになるのか。それはこれから決まるんだし。


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