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搾り取られダンジョンマスター  作者: ルケア


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17/25

17話

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 妖精たちがダンジョンに居座る様になって、色々と変化した。いや、激変したと言っても良い。まずは俺の業務の緩和だ。妖精族が50万人、正確には51万5144人なんだけど、錬金術持ちと合成持ち、それにその他いろいろなスキルがあった。それで、ダンジョンのものを使って沢山作ってもらった。本当に色々と作ってもらった。それをダンジョンポイントにさせてもらっている。何と言うか、マンパワーって凄いなって感想が出てくるんだよな。


 ダンジョンポイントが妖精族が来るまでと比べて、3倍くらいの速さで貯まっていく。本気で凄い。……それをするために、積極的にダンジョンポイントを使って色々と出したし、信用してもらうためにメロニエールにも通って貰ったけど、信用は勝ち取れたと思っていいと思う。


 それに、ダンピールの村も完成したし、追加でダンピールも出している。ウィッチも追加して、伴侶にと外の魔物を要求されたので、無理じゃない範囲で魔物も出した。その結果、魔物村が幾つも出来る事になったんだけど、何とかなっている。


 畑が本格的に始動し始めたので、食料供給は何とかなっているんだ。肉はダンジョンポイントを使って用意しているが、圧倒的なプラス収支で落ち着いている。この調子でどんどんとダンジョンを大きくしていこうと考えている。


 そして、南の人間の国を監視するために、支配領域を広げていっている。人間の動きをある程度知っておくことで、こっちにも影響が出てくるんじゃないかって思っているんだよな。


 今は村を5つと町を1つ、支配領域に組み込んでいるんだが、その影響ももの凄い。ダンジョンポイントがさらに加速した。


 マジで人間は物を捨てすぎなんだよ。要らないものがたっぷりとあるらしく、どんどんと捨てる。まだ使えるものも捨てる。品質が悪かったら捨てる。捨ててばかりいるんだ。それを、ありがたく吸収している。


 ゴミでもこっちにとってはダンジョンポイントになるので、良い感じに回収をしているんだよ。それに、魔物討伐の冒険者もかなりの数が活動している。ダンジョンで出した魔物以外を倒してくれてもポイントは入るので、本当に加速してきているんだよな。


 ……それに、町の人口が多すぎるんだ。ただの町だぞ? 何の変哲もない町なのに、30万人くらいが住んでいる。


 まあ、住んでいると言っても、まともには住んでいる訳では無いんだが。10万人くらいがスラムで過ごしている。……本気で何でこうなんだ? ちょっと意味が解らない。何でこんなに人口が余っているんだ? 領地経営ゲーをやったことが無いのであれば、気が付かないかもしれないけど、俺はそういうゲームが好きだ。


 人口が余っているのであれば、開拓民を組織すれば良いじゃない。何で人口を余らせているんだろう。この人たちだって、スキルの1つや2つは持っているはず。それなら活用しないのはおかしいだろう。俺なら余らせないで働かせるんだがな。


 労働力が余っている。それはもの凄く恵まれた事だ。労働力不足でどうにかなりそうって事なら解らないでもないんだ。労働力過剰ってどういうことだ? 未開地があるんだぞ? 開拓すれば解決するのに。


「という事で、策を練りたい。要らない人口がその辺に捨てられているんだ。勿体ないと思う。何かに使えないのか?」


「止めた方が良いとは思いますよ? 人間の労働者は使い物にならない場合が多いので」


「それでもスキルがあれば、何とかなるんじゃないのか?」


「スキルが無いからそうしているんです。スキルがあれば、ちゃんと働けていますので」


「ん? スキルは誰もが持っているんじゃないのか?」


「その辺の認識からですね。魔族もそうですが、人間も妖精も、スキルを持っていない方が普通です。スキル持ちは全体の2割でしかありません。その中でも、使えるスキルとそうでないスキルがあります。私もスキルを持っていますが、ダンジョン運営にはあまり使いませんからね。使わない訳では無いので、無用のスキルという訳ではありませんが、無くても問題なく働けるんです。その位、魔族は教育に力を入れていますので。妖精族も同じですね。既に子供たちのための学校が作られています。教育を施して、使える人材にする。それだけの労力をかけている訳です」


「ああー。教育か。それは盲点だった。という事は、人間は碌に教育をしていないのか?」


「していませんね。多分ですけど、文字も理解できていない人が殆んどだと思いますよ? 人間も汎用語を使っているので、私は何を話しているのか解りますけど、これが文書になると、1割も理解していないんじゃないですかね?」


 頭を抱える。そうか。教育が碌にされていないのか。そうなってくると、非常に不味いな。労働力として使うためにも、最低限の知識と常識が必要だ。例えば科学。例えば魔法。原子とは何か、魔力とは何かをある程度教えておかないと、労働力として使い物にならない。本当に単純労働だけしか出来ない。


 力仕事でも、割と物理を知っているかどうかで変わってくるし、教育の水準が高ければ高いほど、労働力としての価値が上がるんだ。農家をやればいいんじゃないかと思うかもしれない。農民にならなれるだろう。そう思うかもしれない。残念。農家は専門職だ。単純労働ではない。


 単純労働というのは、無教育でも教育済みでも成果が殆んど変わらない労働の事だ。……実の所、単純労働はそう多くないんだよな。冒険者だって専門職だ。武器を扱うというのは、ある意味専門家ではある。


 採取だってそうだ。その植物を知らなければ出来ない。それを覚えさせるにも、基礎の教育がなされていないと、覚えるという事に抵抗が生まれる。


 子供の頃から覚える習慣を付けて来なかった大人は、はっきり言って使い物にならない。小学校から高校までではあるが、教育を受けてきた身だ。俺だって社会人を経験していない。が、それでも教育の差は出てくる。出てきてしまう。


「しかもスキルは確定では無いのか。魔物はランダムで1つは持って生まれるんだがな……」


「ああ、それはダンジョンの魔物だけですよ? 普通の魔物はあまりスキルを持ちません。だからこそ、ダンジョンの難易度は高いんです。スキル持ちが沢山いますので」


「……常識が不足しすぎているな。俺もまだまだ知らない事が多い」


「知っている人の方が少ない事もありますけどね。人間を飼うなら、本気で色々と教え込まないと無理ですよ?」


「教育もしていないのであれば、まともな労働力にはならないわな。それならまだ魔物を使った方が早い」


「です。なので人間を飼う事はお勧めしないんです。滅ぼそうとしても、今度は神が立ちはだかりますからね。流石に神相手には分が悪いなんてものじゃないですし」


「流石に無理だろうな。……襲ってダンジョンポイントにするのも危険なんだよな。ダンジョンの存在がバレる可能性があるし。打つ手なしか?」


「人間は放置で良いと思いますよ? 人間は、ですけど」


「……エルフやドワーフなら、まだ希望はあるのか?」


「国次第ですけどね。人間よりはマシです」


 うーむ。何で教育をしないんだろうか。まあ、民衆が馬鹿な方が、統治はしやすいとは言うが。にしても限度というものがあるだろう。ある程度は教育した方が良いと思うんだがな。ゲームの知識ではあるけど。


 まあ、ダンジョンポイントになって貰えば良いか。その内、ここにダンジョンがあるってバレるんだろうが、その時には難攻不落のダンジョンが出来上がっていると良いな。それだけのダンジョンポイントを稼がなくてはならない。


 色んな種族がダンジョンに住んでいる。戦いに向かない種族も居るには居る。が、そういう種族も役には立っているからなあ。無駄ではない。教育を施さなくても、魔物はある意味本能で出来るからな。その辺が人間との違いだよな。


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