70_私が書いているものをSFと言っていいのか?
SF作品(を名乗るもの)を多く書いてきました。
このなろうにおける初投稿作品『守護幼女』からはじまり、『ロリの惑星』シリーズや文フリで発表した『宇宙探偵』シリーズも肩書きとしてはSFということになります。なっています。なっていますが。
これらはSFを名乗っていいのでしょうか?
いやSFという大ジャンルに入れようと思えば入るとは思っています。『ロリの惑星』なんかは往年の名SF『幼年期の終わり』をオマージュした作品ですし(本エッセイ36回参考)。
とはいえ、SFとしてPRすることが適切であるかどうか私はずっと疑問でした。
『宇宙探偵』はなおそうですね。太陽系を舞台に、あやしげな霊障事件をロジックで解決していくシリーズですが……SFとしてのギミックはオマケ要素でしかありません。こちらのシリーズは『スペースオペラ』を名乗ってきました。これはあえてチープさの目立つパルプフィクションをやりたかったシリーズなので、スペースオペラと自称することにした感じです。……もっとも、スペオペと聞いてパルプフィクションを連想してしまうのは、今では『古い』感覚かもしれません。あまりパルプフィクション性は伝わっていなかったかも。
思うに、私の書くSFは科学的整合性をほぼ無視して書いています。
『ロリの惑星』で人類が幼女化してしまうメカニズムは不明のままですし、『宇宙探偵』で出てくるコロニーは単なるハリボテであり書き割りの一種です。
科学考証を詳しく書くことには興味がありません。私が一貫して興味があるのは、与えれた条件に対して人間がどう行動するか、と言う部分だけです。
そういう意味では私の中ではファンタジーとSFとの境界線は曖昧です。世界はキャラクターに前提を与える舞台装置であり、その舞台装置自体の理屈は科学でも魔法でも、そのどちらにも分類できないものであってもいい。
だからでしょうね。ファンタジーを書いても「SFっぽい」と言われるし、SFを書くと「ファンタジーっぽい」ものが出てくる。区別して書いていないのだから、まあそうなります。
今後自分の作品をどのジャンルとして発表していくか。探っていきたいと思っています。それこそ『ふたりはメガネっこ!』はラブコメジャンルへの挑戦でした。そういうジャンルへの冒険を積極的にしていきたいのです。
とはいえジャンルが変わっても作風が変わるわけではないと思うので、そこはご安心いただければと思います。




