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冥界よりの産物。  作者: フラム
パート2:軍隊選抜
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イストの決意

イトとの会話で時間はあっという間に過ぎた。

私とイストは、その日の夜、試験初日の夜に会った場所で落ち合う約束をしていた。

〈何の話だろう?〉

最後に彼の方からこの約束を申し出てきたが、理由は分からない。

現場に向かうしかなかった。


いつもの場所。

イストはすでにそこで待っていた。

<<長く待ったか? すまない、もっと早く片付けられると思ったんだ。>>

イトとの奇妙な会話と移動のせいで、少し遅れてしまった。

怒っていなければいいが。

<<いいえ、大丈夫です。そんなに長く待っていませんから、気にしないでください。一人でいるのは好きなんです。それに、会いたいと頼んだのは私の方ですから。>>

彼にとっては遅刻は問題ではなかったようだ。

<<一人でいるのが好きなのか? あらゆる交流を拒絶するような、あの陰気なタイプなのか?>>

彼が自分の世界を持っているタイプだということは明らかだった。いや、むしろそう察していた。

しかし、自ら望んでそうしているのと、強制されてそうなっているのとは別問題だ。

彼の不器用でぎこちない性格から、孤独な性向を持っているのかと思った。おそらく、その性格ゆえに、他人に受け入れられたり、少なくとも許容されたりするのが難しいのだろう。

私たちの出会いと、彼のあらゆるパニックを思い出せば十分だった。

しかし、彼の最後の発言から、実際には彼自身が自分の世界に留まりたいのだと確認できた。

<<一人でいるのが好きなわけじゃないんです。正直言って、孤独は嫌いです。でも時々、一人でいたいときがあるんです。人から離れてエネルギーを充電する必要があるというか。>>

<<ああ、分かるよ! 他人と関わるには、それなりのエネルギーが必要だからな。>>

私は理解できた。

社会的関係は、資源の投資と見なすことができる。

あらゆる交流には、注意力、精神的処理、感情の管理が必要となる。

関係が複雑になればなるほど、「エネルギーコスト」は大きくなる。

私たちが交流する相手はそれぞれ、ポジティブまたはネガティブな感情を引き起こす。友人は安らぎを与えてくれる一方で、別の人はストレスや苛立ちを生むかもしれない。

関係は、対立を解決しなければならないときにさらに負担が増す。口論、デリケートな議論、交渉は、心に発言の結果を絶えず評価させ、双方を満足させる解決策を探させる。だから、激しい議論の後、多くの人が身体活動を何もしていないにもかかわらず疲れを感じると報告するのだ。

楽しい交流でさえもエネルギーを消費する。

パーティーや大勢の人と過ごした一日は楽しいものだが、それでも注意力とコミュニケーション能力が必要だ。楽しかったにもかかわらず、多くの人と会った一日の終わりに疲れを感じることは珍しくない。

必要なエネルギー量は性格によっても異なる。

社交を刺激的に感じ、他者との接触を通じて容易にエネルギーを回復する人もいれば、イストのように、付き合いを楽しみながらも、精神的な資源を回復するために孤独な時間を必要とする人もいる。

これは彼らが恥ずかしがり屋や反社会的であることを意味しない。単に、彼らのバランスには社交の時間と静かな時間の異なる配分が必要なのだ。

私も、サスヤシと私たちの話題——それがどれほど異端的であっても——について話すのが好きだったが、時には疲れ果てて、地面に沈んでしまいたいほど精神的エネルギーが尽きかけ、彼女が同じことを何度も話す声をもう二度と聞きたくなくなることがあった。

〈皮肉なものだ。今では、頭痛がするほど彼女の声を聞きたいと願っているなんて。〉

<<分かってくれるんですね?>>

〈しまった。話しすぎた。〉

余計な一言が彼の興味を引いてしまった。

もはや彼の潤んだ目は私に注がれ、静かに待っていた。私に続きを懇願していた。

構うまい。手短に済ませて、過剰な情報を与えなければよかった。

<<よく話し込む友人がいてね、彼女はとても考え込むタイプなんだ。物事を深く考えすぎて、同じことを繰り返し考えがちなんだ。でも、私でさえ彼女に耐えられなくなって、休憩が必要になることがある。>>

彼女を現在形で語るのが気に入っていた。まるで今もそうしているかのように…

<<ところで…>>

話題を変えた。少し苦さを感じ始めていた。

<<…どうして私に会いたいと言ったんだ?>>

核心に戻ろう。

<<ああ、すみません。つい気が散って、脱線してしまいました。>>

彼の珍しい行動に、私は不意を突かれた。

<<本当にありがとうございました!>>

彼は私に感謝していた。頭を下げ、上半身を折り曲げて、その背中を私に見せていた。

心からの感謝だった。しかし、何に対して?

<<ええと、すみません。意味が分かりません。何に対して感謝しているんですか?>>

<<走行試験のときに、私を励ましてくれたことに対してです。>>

〈ああ、私が叫んだことか。〉

その瞬間、私の一部が無意識に反応した。

彼があれほど努力していた理由を知っていたから、ああいう形で敗北を味わってほしくなかったのかもしれない。

完全に走り切ったのなら話は別だ。

しかし、滑って転んだだけで落とされるのは別だ。

単純に十分な速さがなかったために脱落する場合、結果を受け入れるのは難しいが、明確だ。自分自身のすべてを出し切ったが、それだけでは足りなかった。しかし、全エネルギーを使い果たした自覚はある。

しかし、走っている最中に地面に滑って転んだために脱落するのは別だ。

その場合、ストップウォッチは本当の速度を測るのではなく、不測の事態の結果を測ることになる。遅かったから負けたのではなく、本当の価値を発揮する機会を得られなかったから負けたのだ。

失敗が自分の限界に起因する場合、それは成長の過程の一部として受け入れられる。しかし、外部の障害や事故によって引き起こされた場合、通常の条件であれば何が起こっていたかという疑問が残る。

自分が受けた試験に敗れたのではなく、本当に競う機会を奪われたように感じるのだ。

<<あの時、ひざをついて、もうダメだと思ったんです。パニックと落胆でいっぱいでした。もう失格は確実だと思い込んでいました。諦めかけていました。そのとき、あなたの叫び声が聞こえたんです。「野心」という言葉が聞こえました。自分の野心とは何か、なぜここまで苦しんでいるのかを自問しました。そして、なぜここに来たのかを思い出しました。妹のことを考えました。その瞬間、頭の中が真っ白になったんです。もう全力を尽くすしかないとだけ思いました。>>

人が絶望的な状況に陥ると、その思考方法は根本的に変化する。

代替案が存在する限り、人はあらゆる選択を注意深く評価し、リスクを抑え、可能性を温存しようとする。

あらゆる決断は慎重に行われる。なぜなら、まだ失うものがあるからだ。

しかし、あらゆる道が閉ざされ、すべてのカードを切ってしまったとき、その慎重さはほとんど意味を失う。

失敗が不可避に見えるとき、すべてを賭けることはもはや冒険ではなく、残された唯一の可能性に思える。通常の状況では非合理的または過度に危険に見える選択でさえ、突然理にかなって見える。なぜなら、その代替案はより小さな敗北ではなく、敗北の確実性だからだ。

こういう瞬間に、いわゆる「全力投球」が生まれるのだろう?

イストは失敗に直面していた。

彼に残された唯一の選択肢は、止まるか、全力を尽くして進み続けるかだった。ブレーキもためらいもなく。

<<まあ、そんな感謝されるほどのことじゃないよ。結局、私は特別なことは何もしていない。結果は君自身の能力と努力の成果だ。>>

<<それは分かっています。でも、どうしてもお礼を言いたかったんです。実際、あなたが叫んでくれなければ、おそらく私は立ち上がれなかったでしょう。だから、ありがとう。>>

彼は再び、誠実な笑顔で感謝した。

どう反応すればいいか分からなかった。私は当惑していた。

そんなに感謝されるようなことではなかった。話題を変えることにした。

<<これで、二人とも正式な聖軍団員だ。厳しい道のりが待っているだろうな。>>

<<その通りですね。過酷な日々が待っていると聞いています。訓練は過酷を極めるそうです。>>

<<まあ、ある意味当然だな。最大限の準備を整えなければならない。>>

私たちは、いつか悪魔の領域に入らなければならない。準備が卓越したものでなければならないのは明らかだった。

そうでなければ、五分も持たないだろう。

<<まあ、死なないように気をつけましょう。あはは。>>

彼は冗談めかして言った。

<<できるだけ長く、命にしがみつくつもりだ。>>

もちろん、私も生きていたい。少なくとも、目的を達成するまでは、死ぬわけにはいかなかった。

会話が始まってからしばらく経っていたが、別れの時が来た。

<<明日、家に帰ります。ナカト・トルチ、あなたに出会えて本当に良かったです。>>

彼は手を差し出した。私がそれを握るのを待っていた。

私はそうした。握手を交わした。

<<こちらこそ、イスト・ユホセマ。>>

握手の後、私たちは別れた。

イストは私とは別の地域に住んでいて、最南端ではなかった。

彼は翌日家に帰るが、二ヶ月後の入隊で再会することになる。

〈あの少年は、昔の自分を思い出させるな。〉

その瞬間の一瞬の思いだったが、そう見えずにはいられなかった。

彼は、かつての私の姿を映す鏡だった。もう私が埋めてしまった私だ。

あの日の彼のように、私もまた、ほんの少しの励ましさえあれば、この腐った世界で生き延びる助けになったかもしれない状況に陥ったことがある。

彼には、どうやら私がいた。

あの時の私には、叫んでくれる者など誰もいなかった。

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