逆転移2
俺達は、古めかしいような外観の国立魔外学園の正門に着いた。
いつ見ても凄いなぁ……
これが、一週間で建てられたなんて。
しかし、やっぱ向こうの職人が作ったからこうなるか!
まぁ、向こうの世界の木材で出来ているから耐久性は大丈夫だろう多分……
「トッシー、おっはよう!」
この声、そして、俺をそのあだ名で呼ぶ奴はこの世で1人だけ……
すると、ファルナが後ろに蹴りを見舞った。
「さすが、ファルナちゃん! 良い蹴りだよ……」
声の主は、崩れ落ちるように地面にうずくまった。
「おい、牝牛! てめぇ、俺の主に何しやがる! その乳噛み千切ってやろうか!」
「あら、チビガキ! 居たのね! 小さくて見えなかった!」
はぁー……
朝から情報量が多いわ!
俺の幼馴染みで、ネカマ気質の門倉 庄吉をファルナが蹴るは、庄吉の従者の龍人でロリっ娘のジャックとファルナが喧嘩に発展して一触即発の状態になるわ……
「「やんのかてめぇ……」」
「「いい加減にしろ!」」
俺と庄吉は、ファルナとジャックにゲンコツを見舞う。
まったく、ファルナはジャックと会うといつもこれだ。
犬猿の仲ってやつか!
「……何してるんだ!」
俺は、振り返った。
おい、驚かすな!
というか、いきなり後ろに立つなよ孝之!!
俺、こう見えてビビりなんだから!
「お久しぶりですムラサメ様!」
そう言えば、ゲーマー名そんなんだったな!
確か、庄吉のゲーマー名は確か……
「ドルゴ様、お願いですからゲンコツ以外にしてください! 只でさえドルゴ様の『職業』が、『武闘家』系なんですから!」
そうだ、ドルゴだ!
何でよりにもよって、お前の好きな漫画のマイナーなキャラから名前とるかな?
「そろそろ行こうよ! 怒られるぞ!」
そうだな!
それはそうと……
俺は、ファルナの頬を引っ張って学校に入った。
俺達は、自分達の教室に入る。
と言っても、三人共同じクラスというか、俺達とファルナとジャックの五人しかいないんだよね!
チャイムが鳴ると同時に俺達の担任の先生が入って来た。
名前は、勇一と言う。
元は、警察の人間だ。
「おはようみんな! さて、今日は、魔外警に関係する法律を教えていってその後は、実戦型式の実習だ!」
そもそも、この魔外学園は、警察では対処出来ないつまり言ってしまえば、元プレイヤーもしくは、向こうの世界の人間に対処するために緊急で造られた魔外警察を育成するために創られた学校なのだ。
「それは、そうと今朝正門の前で喧嘩していた生徒がいたみたいだけど、喧嘩は駄目だからね!」
そうだぞ、ファルナ。
反省しな。
「それと、止めた二人もちゃんと注意してね!」
俺達の事じゃん。
やっぱり、バレてたか……
「それじゃぁ、始めるぞ……」
俺達は、三時間の座学を終えて、昼食を取っていた。
俺は、お母さんの弁当を持ってきてるけど……
「相変わらずお前の弁当肉ばっかりだなぁ!」
うぉ、見るなよ庄吉。
「というか、ファルナちゃんのもじゃん!」
そうだよ!
悪いか?
仕方ないだろ。
俺のお母さんが、「強くなるなら肉を喰え」って言ってるからこんな弁当なんだよ。
「まぁ、師匠の言う事だからな……仕方ない」
こいつと俺は、昔お母さんが師範を勤める格闘技道場で学んでたんだよな……
懐かしいな……
そう言えば、よくアイツと喧嘩していたなぁ庄吉……
今、何してるんだろう?
「大丈夫かファルナ?」
「平気です!」
こりゃ、無理してるな!
仕方ない……
「ほら、吸いな!」
俺は、シャツから首元を露出させた。
すると、ファルナは唾を飲み込み、少し躊躇いながらも俺の首元に噛みついた。
俺も、この娘も吸血鬼だから、血を吸うことでHPを回復したりMPを回復したりする事が出来た。
しかし、それはゲームの時の話だが、元人間である俺は、この身体になって血が吸いたいという欲求はないが、ファルナは元は向こうの世界の住人である彼女は、吸血衝動があるみたいで此方に来て一週間位たった夜に急に血が飲みたいと言って来た時があったから1日に一度だけ俺の血を吸わせている。
まぁ、多分だが俺の特殊な血が好きなんだろう……
俺は、ご飯がうまいから別に良いんだけどね!
そして、ファルナが血を吸い終わるとファルナが噛んだところが瞬時に回復して跡もなく元の状態に戻った。
一方、ファルナは、満足したのか俺の血を飲んだ影響かわからないが、顔が火照っていた。
「いつ見てもエロいなそれ!」
別に見られても恥ずかしい事じゃないけど、庄吉に言われるのはなんかわからないけど腹立つ!
そもそも、ジャックのキャラデザも設定も全部お前の理想の姉の姿をギュッとまとめたのがジャックなの知ってるぞ!
まぁ、俺も大概だけど……
それに、お前の姉だって癖が強いだろ。
なんせ、ゲームの為だけにお前を連れてお母さんの道場に入門して、ゲームの為だけにファッションを学んで今じゃファッション雑誌によく載るぐらい有名なデザイナーで、妹の憧れの存在だもんな……
何でそんな人憧れてるんだろううちの妹?
まぁ、あの子が夢に向かって進んでいるなら支えて上げないとな……
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