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 フルダイブ型MMORPG「アルテミス·ノア」というゲームがあった。

このゲームは、発売と同時に瞬く間に大ヒットし品切れになる店も多くその年の大ヒット商品に選ばれるぐらいだった。

このゲームがヒットした最大の要因と言われていたのが自由せいだろう。

自由にアバターをカスタムする事ができ、さらに、『職業(ジョブ)』と呼ばれるもののカスタムも自由に出来るために数多の可能性に満ちたゲームとなりヒットしたと言われていた。

しかし、事件は起こった。

なんと、地球と『アルテミス·ノア』の世界が融合するという事が起きてしまった。

『アルテミス·ノア』の運営も何が起きたのか分からず混乱していた。 

だが、それだけではなかった。

このゲームをプレイしていた人達の容姿が、自身のアバターの姿になっていたのだ。

それと同時にゲームの世界のモンスターやNPC等も地球に来てしまい各国首脳陣は頭を抱えていた。

この影響で、各国のインフラ等が止まったが、影響は、たったの三日で終息する事となった。

後にこの出来事を、『血の三日』と呼ばれるようになった。


 俺、エルナ、旧姓黒田利一(としかず)は、吸血鬼だ。

比喩でもなく、()()()()のせいで吸血鬼になってしまった。

今さらだが、男キャラでやればと後悔していた。


「……様! エルナ様! 朝ですよ!」


俺を様呼びするのは、一人しかいない。


「ファルナ、前にも言ったけど、俺に様付けはやめてくれ!」

「申し訳ありません! ですが、私にとっては、たった一人の主であるあなた様を敬称で呼ぶことこそ従者たる私の使命だと思っているのです」


ハー、俺こんな真面目な性格に設定したっけ?

いや、あのゲームでソロでプレイしていたけど、拠点手に入れて従者設定できるってなったから設定したけど、出来上がったら、こんな真面目な褐色青髪巨乳吸血鬼だなんて誰が想像出来る。

俺も、最初、リアルに来たときビックリしたよ!


「わかった! でも、()()では様付けで呼ぶな!」

「かしこまりました」


やっぱり、ギャップがあるな……

夜の姿を知っていると……

まぁ、設定したの俺だけど!


「エルナ様! 着替えは、用意しています」

「ありがとう」


ハー、慣れないな女物の下着を付けるの……

まだ、マシなのは、制服は、男物にしといてよかったと思う。

ファルナも、一緒の学校に通っているんだよな……

 俺は、着替えを終わらせてバッグを持って一階に降りた。


「お兄ちゃんおはよう!」


俺は、父母妹俺の四人家族だ。

そして、四人共に『アルテミス·ノア』をプレイしていたために姿が変わっていて、妹の由美華は、猫の獣人で、母は、ウサギの獣人なのだが……


「おはよう利一!」


俺を利一って呼ぶの親父だけだぞ!

そもそも、スーツ着たワニの爬虫人(リザードマン)だから威圧感が凄いんだよ!

まぁ、仕方ないけど……


あのゲームには、自身のアバターを4種類のタイプから選んでカスタムできた。

人間の人間型(ヒューマン)、獣人やエルフに代表される亜人型(デミヒューマン)、見た目が人間に近いが魔物としても存在している半魔物型(デミミュータント)、見た目が完全に魔物の魔物型(ミュータント)この四種類に別れている。

ちなみに、俺は、半魔物型だ。


「おはようございますお父様!」

「おはようファルナ、相変わらず可愛い……」


おい、俺の可愛い従者を変な目で見るな!

それに、隣見ろ。

お母さんが、ものすごく怒ってるぞ!


「そう、パパはこういう娘が好きなんだ! 私みたいなファルナちゃんより胸がない幼い見た目の娘は、好みじゃないんだ……」


お母さんも、ファルナにヒスるな!

まったく、お母さんは、嫉妬深いんだから。


「ごめんよママ! 今度デートしよ!」


本当、おしどり夫婦だな……

でも、朝からイチャイチャするな!

下校時の、電車でイチャイチャする学生カップルか!


「うん! ごめんね……」


機嫌治ったのは、よかった。

だって、機嫌悪い時何しでかすか分からないもん!

この前なんか、夜ご飯が超激辛麻婆豆腐だったもん!

俺は、なんとも無いけど、親父と由美華は悶絶していたからな……


「ほら、二人共食べないと遅刻するよ!」


俺は、壁に掛けられた時計を見た。


やベー、電車に遅れる……


俺達は、急いで朝食をとった。

そして……


「いってきます!」


急いで家を出た。

 俺とファルナは、いつもの駅に着いたと同時に電車が踏み切りの手前まで来ていた。 


「エルナ様! なんとか間に合いましたね!」

「そうだな! あと、様呼び!」


ふーっ、よかった……

しかし、走ったから熱いな……


俺は、ワイシャツの第二ボタンをとって胸元を開けてパタパタと扇いだ。


男物の制服にしたけど、蒸れるから熱いんだよな……


「エルナさん! はしたないですよ!」


いいだろ、男だったからつい男の時にやってた事をやっちまうんだから……


すると、ファルナが俺のワイシャツを閉めた。


「……それに、その()()()()()()()()()()()()()

「何で?」


すると、ファルナは黙ってしまった。


なるほど、()()()()()が、まだトラウマなのか……

何度も言ってるだろ、お前が悪いわけじゃないって……

それに、あの時は使わなかったら物量に押されて負けてたんだから仕方なかったんだ!

それじゃ無くても使っていたと思う。


「お前は、いつまでも根に持つな! 別に、気にする事じゃないからいい加減忘れろ!!」


まったく、真面目過ぎるんだよお前は……

まぁ、それがこいつの良いとこなんだよな……

()()に比べれば……


『次は、国立魔外学園前お出口は右側です……』


ようやく着いた。

あー、あの時は大変だったな……

なんせ、元々受かっていた高校があったけど、友人からこっちの学校も受けてみたらと言われて出願してみたら、こっちも受かってしまってどうしようか悩んだ末に、こっちにした……

というより、授業料がタダになったから此方にしたんだよな……

今さらだけど、向こうにすればよかった!

だって、受かるために約1年間ゲーム禁止で受験勉強したのが無駄になったからな……



「面白かった」


「続きが気になる」


と思いましたらぜひ、「☆☆☆☆☆」評価お願いします。

面白くなかったら☆1だけでも構いません。

それと、他にも連載しておりますURLを下に張っておくので興味がありましたらぜひ読んでみてください

https://ncode.syosetu.com/n8678ha/


それと、もしよかったらブックマークもお願いします。




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