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異世界無双禁止規定(ステージ オブ グラウンド)『緩』  作者: 浅葱
第1章 次元迷子の少年
18/30

第18話 ~WARNING~

旧作を知っている人はもう分かってるとは思いますが、旧作とは大分改編しております。

だって旧作ではここでベレッカとか出ないしね。


 パァン─────!!


「っ、イング!?」

 イングに来るなと言われた佐夜だったが、元の世界のドラマやアニメとかで聞いた事のある銃声を聞いて2人の元に向かおうと駆け出し、曲がり角に差し掛かろうとした時、


「っ!?」

「っ!?」

 曲がり角から軍服少女が飛び出て来て危うくぶつかりそうになり、両者避けながら互いの顔を見る。

 その瞬間佐夜もベレッカもお互いの顔を見て相手がこの世界の者じゃないと即時にする。


「くっ!」

「うわっ!?」

 

 パァン!


 佐夜はともかくベレッカは佐夜がこの世界の者ではない=例の送還者かもしれないと思い、後ろにバックステップしながら握っていた銃で佐夜にも発砲する。

 佐夜は佐夜でベレッカが銃を構えた瞬間、咄嗟にバックステップしながら防護壁を展開した事し、弾は防護壁に弾かれて上空へ逸れる。

 そしてそのままベレッカに迫る。狙いはベレッカの銃であり、1発だけならともかく何発も撃たれると佐夜はともかくサラや他の面々にも流れ弾が行く可能性があるから。


「ちっ、やっぱりか……っ」

 と、佐夜の狙いを悟ったベレッカは佐夜に接触される前に閃光手榴弾スタングレネードを取り出して地面に叩き付ける。その際サングラスも忘れない。


 カッ────────


「う……っ!?」

 流石に閃光手榴弾を使われるとは考えなかった佐夜はもろにその影響を受けて手で顔を抑える。


「「「「サヤ(さん)!」」」」

 至近距離で敵の攻撃を受けた佐夜を見てエミリアとタック、ノン&ロロが加勢に向かう。


「「あ、あれ……?」」

「いない……?」

 閃光が収まるとそこにはベレッカの姿は無く、佐夜が顔を抑える姿しかない。


「野郎、どこ行きやがった?」

 タックが周りを見渡すがどこにもベレッカの姿はない。ちなみに野郎ではない。


「くんくん…………そこにゃー!」

 するとガルと同じ獣人のニケが匂いを頼りに姿の見えないベレッカに攻撃を仕掛ける。


 すかっ!


「……にゃ?」

 だが何故かニケの攻撃は空振り、その手にはお菓子のゴミ(カロ〇ーメイトの空箱×2)が握られていた。


「……ニケ、それは何?」

「クンクン……何だかお菓子の匂いがするにゃあ」

「今更どうでもいいけど何でずっと語尾が猫語になってんだお前?」

「どうやらアタシの分の(出発前に食べた分も含む)サンドイッチにまたたびが入ってたみたいだにゃ。ぺろぺろ(袋の中を舐め回す)」

「「ニケ姉、意地汚ーい」」

 どうやら敵を逃がしたらしいニケの元に集まるマナとタック、ノン&ロロ。ニケは猫らしく(?)カロ〇ーメイトの残りカスをペロペロしている。あれだけ食べたのにまだ食べ足りないんだろうか?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「イング、無事か?」

「俺はな。ガルが攻撃を喰らったけど頬を掠ったくらいだ」

「……とてもそうは見えない位サラが手当てしてるんだけど?」

「………(もがもが)」

 ベレッカ(または銃)を捕まえ損ねた佐夜がイングの元に着くとそこにはマンガみたいにサラに包帯グルグル巻きにされて傷よりも窒息死しそうなガルがいた。


 あの時、確かにベレッカはガルの頭部に銃を向けたが、そこは獣人特有の流石の直感で顔をズラす事で掠り傷で済んだ。もし銃を見た事ないイングに銃口を向けられたらと思うと佐夜は気が気でいられなくなる。

 佐夜に至っても事前に発砲音が聞こえたから『敵が銃を持っている』事を察知で来たからベレッカが撃ってきても対処できた訳で、もし事前に聞いてなかったら佐夜も撃たれたかもしれない。


「それにしてもサヤさん、先ほどの子は例の侵略者なのかしら?」

「うん。それは間違いないよ。明らかにこの世界に存在しない武器を持ってたし」

 明らかに敵の正体に感づいているエミリアに聞かれ、佐夜は苦虫を噛む。『銃』とはあえて言わず、『この世界に存在しない武器』と言ったのは銃という存在をこの世界に定着させない様に配慮したんだろう。意味あるかどうかは分からないが。


「明らかに奴は逃げようとした事から流石に戻って来る事はないだろう」

「ですわね。寧ろ早くこの事を先行している者達に伝えないと」

「じゃあさっさと出発して……ってガルがミイラになっとる!?」

「………(助けてくれぃ)」

 普段の戦闘の傷なら何ともないのに、未知の武器で負傷(?)された事で不安になったサラがグルグル巻きどころか全身ミイラにしてしまい、解くのに余計に時間が掛かって出発するのに更に時間が掛かった。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「はぁ、はぁ………」

 獣人達ガルとニケと異世界人(佐夜の事)から逃げ切れたベレッカは何とか拠点まで戻ってきた。

 拠点といってもその場所は例の遺跡のダンジョンの最深部。


 通常はダンジョンの入り口から徐々に下層に降りるのが定石なのだが、ベレッカ属するゼリア軍達は裏技……というか単に地上の遺跡裏に大きな穴と小さな穴(通路用)を掘り、直で最深部に着ける様になっているのだ。勿論地上からはステルスでこの世界の住人には分からない様にしている。


「……まさかカロ〇ーメイトの空箱に救われるとは思わなかった」

 ガルの大きな手に掴まれた首を擦りながらベレッカは安堵する。その首にはくっきり痣が残っている。

 ガルの時には女の声のお陰でガルの視線が逸れた事で反撃出来て逃れる事が出来、ニケの時はスキルを使ったが何故か補足され、また捕まると思ったベレッカだがカバンから偶然飛び出たカロ〇ーメイトのゴミの匂いのお陰でニケがそっちに気を取られたお陰で難を逃れる事に成功。

 そのままスキルが切れるまで全力疾走し、何とか拠点まで戻れた。もしあのまま捕まっていたらどうなるか分からないし、おまけにベレッカは(自分と同じくこの世界の者じゃない)佐夜を送還者だと思っている。


「……あ、少佐。どこ行ってたんですか!?」

「ど、どうしたソワカ、そんなに慌てて?」

 痣のある首を襟で隠しながら拠点の本部に戻ると部下のソワカが慌ててベレッカに駆け寄る。


「少佐がゴルド中将を無視続けるから中将、(半べそかきながら)作戦を強行しちゃいましたよ!?」

「何でだよ!? ってか子供かあの人は!?」

 と、本人は不在なので部下にツッコむしかない。


 ビー、ビー、ビー!!!


「「っ!?」」

 するとその直後に本部内に警告音が鳴り響く。


「こ、これってまさか……」

「くっ……奴等もう突入したのか!?」

「え、少佐?」

 この警告音は誰かがダンジョン(正入口)に入った時の際、本部内に鳴る警告音。通常なら本部を隠すステルスなり、魔物や兵器を導入して撃退すればいいのだが今回はそうもいかない。だってベレッカは地上で現地人&異世界人(佐夜の事)に会っているから。

 十中八九、現地人達の目的はこの本部の調査だろうが今は都合が悪い。

 だって相手が只の冒険者なら隠せばいいのだが、調査しに来ている場合バレるのも時間の問題だ。

 しかも撃退しようにも今ベレッカの父親であるゴルド中将はセルニア王国を強行侵攻する為に大勢の部下や兵器を連れて行ったらしい(勿論裏口から出ていったので鉢合わせていないのだろう)。


 となると、ベレッカが出来る事はただ一つ。


「ソワカ。今すぐダンジョン内の兵を呼び戻せ。急いで皆を元の世界に送り返す」

「い、今すぐですか!?」

「早く! でないと最悪鉢合わせた者は現地人達に殺されるぞ!?」

「は、はい!」

 上司である父親が今いないのでベレッカは急いで指示を出しつつ作戦を練りつつ、


「全く……父上の大バカ者ー!!」

 と、勝手な行動を取って出て行った父親に向けて文句を言った。



まだ執筆スピードが戻らないねぇ。指が上手く動かないし語彙力がおかしい気がするしw


ではまた

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