310・酒造。
プラナスはお酒にも加工してるそうだ。
ちゃんと酒造専門の業者が居て果実酒を色々造っているという。
ベ、別に前世でアル中だったとかじゃあないゾ!
でも、飲んじゃあダメだ! って言われると飲みたくなるよなぁ。
性欲は体が子供なせいかほとんど感じない。
でも酒が飲みたいってのは強く感じるんだよ。
コレも食欲の内に入るんだろうか?
商都の侯爵様から問い合わせが来た。
今年取れたジャガイモは春になったら領地が荒野になった貴族達に配布して
土地の浄化をしてもらうことになったそうだ。
それでもそれから漏れるジャガイモもある。
小さかったものや傷が付いたもの……などなど。
これらをどうするかということだった。
出荷できないジャガイモを山のように加工工場に運んでたな。農業マンガで。
何に加工してたのか……まあ多分、澱粉にでもなってたんだと思う。
ジャガイモの澱粉はお馴染みの「片栗粉」だ。
カタクリはユリ科の多年草のちいさな植物で紫色のカワイイ花を付ける。
でも澱粉が取れるまで何年もかかるし花が咲くまでもそうだ。
量もジャガイモほどは取れないし……
なので名前は「カタクリ粉」でもジャガイモ澱粉なのがほとんどだね。
元はカタクリから取れたモノだったけど今はジャガイモからのモノになっている。
名前に偽りアリ! って言いたいところだけどコレはちゃんと農水省が認めてる
商標だそうだ。
まあ、こういうのは他にも有ってわらび餅は春の山菜・蕨の根から取る
澱粉じゃあなくてサツマイモのものだ。
秋の七草・葛からできてるはずのくず餅は関東だと小麦粉の澱粉を発酵させて
作っている。
昔の人はいろんな植物から食べられるモノを見つけてたんだろう。
葛なんて澱粉のある根っこはもろに木の根だもんね。
掘り出して砕いてアク抜きしてと労力と時間がてんこ盛りにかかってるんだよ。
簡単に澱粉が取れるジャガイモがソレラに成り代わっても不思議じゃあないね。
ジャガイモで澱粉が作れることをお知らせした。
加工すれば保存も利くからね。
ギルマスにジャガイモからお酒が出来ることを教えて試して貰うことにした。
ジン・アクアビット・ウォッカ・焼酎などなど……
サツマイモの焼酎に比べるとずっと飲みやすかったと思う。
今すぐ商品になるとは思ってないけどね。
ジャガイモが普及したらきっと生産量は増えると思う。
その時に加工手段が幾つもあるなら無駄も減るだろう。
加工したモノは加工していないモノより保存も効く。
お酒なら輸出も出来るかも知れないしね。
ジャガイモでお酒ができたらダテさんの所にお供えに行こうか。
弱いけど好きだって言ってたもんな。
もっともハリボテ砦の兵士達の分も用意しないとイケナイかもね。
ダテ神社に行った兵士達だけに飲ませたらなんか文句が飛んできそうだからね。




