表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
310/770

307・捕獲。

 侯爵様から頂いたポニーやロバ、小馬ミニチュアホースを転移陣で運ぼうとしたら

怒られちゃいましたぁ。

人間でなくても運べるハズだよね? 

なんでダメなんですかぁ? 


「あー……運べますよ。ちゃんと転移できます。

でもそんな動物ものを運ぼうなんて人は居ませんよ。

魔力の無駄使いです。

そういうものはちゃんと普通に歩かせて運んで下さい」


魔力……ね。

一応俺の魔力は中の中から上の上に上がってる。

なので魔力を提供することにした。

自前の魔力だったらタダみたいなものだ。

なんでしたら魔石に充填して行ってもいいですよ。


魔石には魔力を後から充填できる物と出来ない使い捨てな物がある。

ダテさんの森の魔獣の物はほとんどが充填できる上級品だ。

ダンジョンの魔物や魔獣から取れるものに多いらしい。

普通に地上に居るモノは使い捨ての下級品が多いみたいだね。


王妃様のご実家であるこの国には大分お世話になってるようなので転移陣用の

魔石の魔力が切れていたモノに充填してあげることにした。

お礼にしては安いコトだったけど一応感謝の言葉をくれたよ。

勿論、動物たちの転移の許可ももらったよ。やったね! 


そうして帰ってきたら待ち構えていた王太后様にさっそく捕獲されましたぁ。

普通の馬じゃあ無いのにご興味がお有りだったんですか? 


「プロテア(前侯爵夫人)に競馬場を貸してあげたんですってね。

アレも大概よねぇ。あの歳なのに乗馬だなんて体に響かないのかしら? 

大体女が馬に乗るなんてお行儀が悪いと思うんだけど」


あー……ココではそうなんだよね。

でも前世では乗馬はスポーツで男女ともに楽しんでいた。

セラピーにも使われてたし……

素人でも乗せて貰って世話人に引いて貰うなんてのもあったんだ。

むしろ貴族的でカッコイイイメージなことが多いよね。

西部劇のカウボーイもやっぱりカッコイイけどさ。


「ふぅ~ん……それでわざわざアーリウムまで行った理由は? 

プロテアの為じゃあないわよね」


ミーアの為ですよ。

プロテア様の乗馬姿を見て魅了されちゃいまして……

自分も乗りたいってダダをこねたんです。

でもこの国は今、馬は不足してますよね。

アチラの動物好きな侯爵様から原種の馬とうさぎ馬と小馬を

譲っていただきました。

本人が満足そうなので良かったですよ。


「馬ってそんなに簡単に乗れるものなの? 

プロテアが乗れるなら私でも乗れそうな気がするんだけど」


あの方にはお若い頃の経験がありますからね。

体が覚えてたようで割とスムーズに乗られてました。

さすがに競馬をしてた軍の兵士や近衛隊の隊士みたいに全力疾走は無理でした。

前世だといかにキレイに馬をコントロールするかに重点を置いた競技会も

ありましたよ。

プロテア様ならかなりのレベルにいけそうな気がしますね。


「アレにできるなら私もやってみたいんだけど大丈夫かしら?」


あー……やっぱり……そう言うんじゃあないかと思ったよ。

なにかというとプロテア様と張り合いたがるんだもんなぁ。

でもプロテア様だって乗馬の後は回復魔法と魔力マッサージが必須なんだよ。

おばあさまだってダンスの後に神官様に来て貰ってたもんな。

一応そういうリスクがあることを説明しておかないと……

後が怖いってこのことだよねぇ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ