第七話 サメハダー(※読み飛ばして大丈夫です)
○タカシの家·リビング
タカシが海パン、ゴーグル、タオルを袋の中に入れていく。
タカシ「よぉし!準備オッケー」
父がそこにやってくる。
父「なんだタカシ、泳ぎに行くのか?」
タカシ「うん、コウスケ達と約束してたんだ。楽しみだなタツベイ!」
タツベイ「タツタ?(首をかしげる)」
父「止めといたほうがいいんじゃないか?海の事故は多いんだぞ」
タカシ「大丈夫だって!ちゃんとヒノキさんも一緒に行ってくれるから」
父「ヒノキさん?」
タカシ「お父さん知らないの?、マツバ博士のところの助手をしてる人だよ」
父「ああ思い出した、ヒノキさん帰ってきてたのか」
タカシ「うん、この前帰ってきたんだ」
母がリビングの中に入ってくる。
母「タカシ、もうそろそろ行ったら?」
タカシ「あっほんとだ!もうこんな時間!」
タカシは準備していた袋を持って、部屋を出ていく。
タカシ「それじゃ行ってきまーす」
母「いってらっしゃーい」
父「気を付けろよー」
× × op × ×
○浜辺·砂浜
N「そんなこんなで海水浴にやってきたタカシ達。さぁ~て、今日はどんな出会いが待ってるのかな?」
水着姿のタカシ、コウスケ、ミズナ。
ロトム、タツベイ、イーブイ、キャタピー
そして白衣を着たヒノキがいる。
タカシ「青い海!」
ミズナ「白い砂浜!」
タカシ「なんと言っても!」
タカシ ミズナ「「夏はポケモン!」」
海に駆け出して行くタカシとミズナ。
タカシ「よぉーし行こうぜ!タツベイ!」
ミズナ「イーブイ!私たちも!」
コウスケ「ちょっと二人とも、待ってくだーい」
ヒノキ「みんなー!あんまり遠くまで行っちゃダメだよーー!」
タカシ ミズナ「「はーい!」」
○同·海
タカシ「ひゃっほー!(ザブーン)」
タカシ、ミズナ、タツベイ、イーブイが海に飛び込む。
タカシ「やっぱり海は最高だな」
ミズナ「ええほんとね!」
コウスケとキャタピーが浜辺に立っている。
タカシ「おーい、コウスケも早く来いよ!」
ミズナ「冷たくて気持ちーわよ!」
キャタピー「キャタピ?(行かないの?)」
コウスケ「いいですかキャタピー、こういうのはしっかり水を浴びてから…」
その時、コウスケの顔にタカシの水鉄砲の水がかかる。
タカシ「そんな固く考えるなって!」
ミズナ「そうよそうよ!こいうのは楽しんだもんがちよ!」
コウスケが顔の水を拭う。
コウスケ「やりましたねぇ(ニヤリ)。こんなこともあろうかとこれを用意しておいたんです!」
コウスケの手元に巨大水鉄砲がある。
タカシ「なっ!なんだありゃ!」
コウスケ「これはさっきのお返しです!発射!(水鉄砲を発射)」
タカシ ミズナ「「うっ、うわー!」」
コウスケの水鉄砲がタカシと、ミズナ、タツベイ、イーブイに命中。
タカシ「ブルブルブル(顔を振る)やったなー!」
ミズナ「私にも貸してぇ!」
○同·岩場
ヒノキとロトムがみんなのことを見ている。
ヒノキ「みんな楽しそうで何よりだよ」
ロトム「ほんとロトね。ヒノキは行かなくってもいいロト?」
ヒノキ「せっかくだけど僕には泳いでる時間は無いんだ。見つけないと行けないポケモンがいるんでね…おっ、早速発見!」
ヒノキはスターミーを見つける。
ロトム「もしかしてスターミーがお目当てロト?」
ヒノキ「ああそうさ。あのアブストラクトなフォルム。素晴らしいとは思わないかい!?」
ロトム「ちょっとなに言ってるか分からないロト(早口)」
ヒノキ「なんで分かんないんだよ(早口)」
ロトム「スターミー。なぞのポケモン。みず。エスパータイプ。体の中心にある赤いコアから夜空に向かって謎の電波を発している。宇宙からの侵略者ではないかとじまたでささやかれている(図鑑説明)。ヒノキがスターミーを探してる理由。なんとなく分かったロト…」
ヒノキ「ああ、あの星形の体。七色に光る中心のコア。その上宇宙に向かう謎の電波。あぁぁ素晴らしい!(ヒノキがスターミーに顔を近付ける)これこそまさにポケモンの神秘!僕は今、猛烈に感動している!」
その時、スターミーのコアが七色に光りだす。
ヒノキ「おお!この輝き!間違いない!スターミーが宇宙との交信を始めたんだ!」
ロトム「スターミーは強烈なサイコパワーを放つとき、コアと呼ばれる器官が七色にきらめく(図鑑説明)」
ヒノキ「えっ?(汗)」
ドカーーーン!(大爆発)
ヒノキ「(真っ黒のヒノキ)………げほっ(黒煙)………バタン(倒れる)」
ロトム「ダメだこりゃ…(汗)」
そこにジュンサーがやってくる。
ジュンサー「大丈夫ですかー!?」
ヒノキ「あぁジュンサーさん、お世話になってます…」
ジュンサー「いったいなにがあったんですか?」
ロトム「ヒノキがスターミーにちょっかいを出しすぎてサイコパワーで吹き飛ばされたロト!」
ヒノキ「お騒がせしてすみません…(汗)でもこの通り、体に問題はありません!(ジャンプ)」
ジュンサー「ほっ、それならひと安心です。研究熱心なのはいいことですが、ポケモンには気を付けてくださいね」
ヒノキ「すみません…」
ロトム「ところでジュンサーさんはこんなところでなにをしているロト?」
ジュンサー「それがね、今近くの海で不可解な事件が発生しているの。ほらっ(写真を見せる)」
ヒノキとロトムが写真を覗く。
写真には噛み後だらけでボコボコになったみずポケモン達が写っている。
ヒノキ「ん~、どれどれ?こっこれは!?」
ロトム「一体なにがあったロト!?」
ジュンサー「それが私たちにも原因が分からないんです。でもここを見てください」
ヒノキ「これは…噛み後…でしょうか?」
ロトム「それにしても大きいロトね」
ジュンサー「はい、この歯形から推測したところ、この辺りに生息しているどのポケモンよりも大きいことが判明したんです…」
ヒノキ「謎の巨大ポケモン…巨大!?…ということは!?」
ジュンサー「はい…この海のどこかにポケシウムで巨大ポケモンがいるかもしれません…」
○同·砂浜
一同が海から上がってくる。
タカシ「あぁ、泳いだ泳いだ!ぐぅー(お腹の音)」
ミズナ「あはは!タカちゃんのお腹の音おっきぃ、ぐぅー(お腹の音)」
タカシ「なんだ、ミズナも腹減ってんじゃないか」
ミズナ「えへへ…」
コウスケ「おっ、ちょうどあそこで焼きそばが売ってますよ!」
ミズナ「いいわね!私焼きそば食べたい!」
タカシ「そうだな!買いに行こうぜ!」
× × × ×
タカシ達が焼きそばの屋台の列に並んでいる。
タカシ「焼きそば楽しみだなぁ」
?「へい!まいどあり!お待たせいたしやした!お次のお客さんどうぞ!」
そこには焼きそばを作っているバイヤーとゲンガーがいる。
タカシ「すみません!焼きそば三つって、おっお前はっ!ポケモンバイヤー!」
バイヤー「あっ?ってなんだ坊主どもか!へっへっへっ!その通り!俺様の名前はシゲマサ!泣く子も黙るポケモンバイヤーってのは俺のことさ!」
ゲンガー「ゲンゲロゲーー!(怒)(そんなこといいから早く作れ!)」
バイヤー「っていけねぇ、つい癖で…(焼きそばを作り始める)」
タカシ「お前達!また悪巧みしてるんじゃないだろうな!」
ミズナ「そうよ!もしまた悪さするならただじゃおかないんだから!」
バイヤー「坊主ども!悪いが今はお前らの相手をしてる暇はねぇんだ!見ての通り俺たちは焼きそば作りに忙しいんだよ!ゲンガー!キッチンペーバー取ってくれ!」
ゲンガー「ゲンガッ!(ほらよっ)」
バイヤー「焼きそば買わねぇんならさっさと帰ってくれ!」
ミズナ「ん~…怪しいわねぇ…」
コウスケ「まぁまぁ二人とも、今回は本当に焼きそばを売ってるだけのようですし…(汗)」
タカシ「ん~、まぁそれもそうだな、それじゃあ焼きそばを3つ!」
バイヤー「まいどありー!3つで1800円でぇす!」
タカシ「はい(金を渡す)」
バイヤー「1800円ちょうどいただきまーす!(袋を渡す)まいどありー!はい、お次のお客さんどうぞー!」
ミズナ「本当に焼きそば売ってるだけだったね」
タカシ「だな、あ~あ、アイツらがあんなんじゃ、なんか気が滅入っちゃうよ」
コウスケ「あはは…悪いことしてるんじゃないんですからいいじゃないですか…」
タカシ「まぁそりゃそうだけどさぁ…」
その時、女性の悲鳴が聞こえてくる。
女「キャーーーー!!」
タカシ「なっ!なんだ!?」
ミズナ「海のほうから聞こえてきたわよ!」
コウスケ「行ってみましょう!」
× × × ×
タカシ「あっ!あれはっ!」
海から大きなサメの背鰭が出ている。
海で泳いでる人達が一斉に陸に上がり始める。
人々「「「うわーーー!!!」」」
その時、タカシ達の元にヒノキ、ロトム、ジュンサーがやってくる。
ヒノキ「よかった!みんな無事だね!」
タカシ「ヒノキさん!あのポケモン!」
ジュンサー「…間違いないわ。あれがみずポケモンを傷つけている犯人。サメハダーね」
タカシ コウスケ ミズナ「「「サメハダー!?」」」
ロトム「サメハダー、凶暴ポケモン。みず、あくタイプ。凶暴でずる賢い海のギャング。海水をおしりの穴から吹き出して120キロで泳ぐことが出来る。長い距離を泳げないのが弱点だ」
コウスケ「明らかに通常の個体より大きいですよ!」
タカシ「あっ!あれは!(赤い色の石がある)ポケシウム!」
ヒノキ「そうか!サメハダーはポケシウムの影響でポケモン達を襲っていたんだ!」
人々が浜辺に上がる。
一人の女性が海に足をつけてポケモンを探している。
女「コダック?…コダック!」
ボコボコになったコダックが浜に打ち上げられる。
コダック「コダー………(目グルグル)」
女「コダックッ!!(コダックを抱き抱える)」
ヒノキ「ロトム…ポケモンレンジャーに連絡だ」
場面が移ってポケモンバイヤー。
バイヤー「おい聞いたかゲンガー」
ゲンガー「ゲンガゲンガ(聞いた聞いた)」
バイヤー「海のギャング、サメハダー!くぅー、誇り高き我ら悪役にぴったりのポケモンじゃないか!」
ゲンガー「ゲンゲロゲー!(この雑誌を見ろ)」
ゲンガーがバイヤーに雑誌を見せる。
バイヤー「ん?なになに?折れてもすぐは生えるサメハダーの牙はアクセサリーとして人気があり、大きいものだと高値で売れる!?こいつはすごい!あのでっかいサメハダーを捕まえれば、一生金を稼げるじゃないか!」
ゲンガー「ゲンゲロゲー!(その通り!)」
バイヤー「こいつはいいぜ!これならファミレスでハンバーグや、フライドポテト、その上エビフライ!いや、それどころか店にある全部の料理をたらふく食えるぞ!あぁ考えただけでヨダレが…(じゅるり)」
ゲンガー「ゲンガー(ヨダレ)」
バイヤー「こんな律儀に金を稼ぐなんて、俺の性に合わないと思ってたところさ!よぉしゲンガー!そうと決まりゃ早速作戦開始だ!」
ゲンガー「ケンゲロゲー!」
× × × ×
ポケモンレンジャーのキャプテン、シダ、スモモがやってくる。
シダ「皆さん!大丈夫ですか?」
タカシ「シダさん!今、ポケシウムで巨大化したサメハダーが現れて!」
シダ「サメハダーですか!?」
スモモが女とコダックに駆け寄る。
女「ジョーイさん!お願いします!コダックを!」
スモモ「ええ、任せてください。きっとよくなりますよ。キャプテン!」
キャプテン「あぁ!スモモさんはケガをした治療をお願いします!」
スモモ「分かりました!ヒノキさんも来てもらえますか!?」
ヒノキ「もちろんです!(女に向かって)ひとまず日陰に移動しましょう!」
キャプテン「シダ隊員は避難誘導を!これ以上被害者を出してはならんぞ!」
シダ「了解しました!」
ジュンサー「私も手伝います!」
キャプテン「ジュンサーさん!心強いです!よろしくお願いします!」
シダ「それでは行きましょう!」
ジュンサー「はい!」
シダ、ジュンサーが海に向かう。
タカシ「トクサさん!俺も協力します!」
コウスケ「タカシくん、危険ですから止めておいたほうがいいですよ!」
タカシ「でも!このままじゃまたサメハダーが!」
キャプテン「コウスケくんの言う通りだ。タカシくん、こういう問題はね。大人に任せておきなさい」
タカシ「でっ、でも!」
キャプテン「君たちは早く家に帰るんだ!(モンスターボールを取り出す)カメックス!捜索を頼む!」
カメックスがボールから出てくる。
カメックス「ガメッ!!(水に飛び込む)」
カメックスが薄暗い海の中をで、辺りを見渡す。
しばらくして海面に顔を出す。
キャプテン「どうだカメックス?」
カメックス「(首を横に振る)」
キャプテン「そうか…逃げ足の速いヤツだ…」
タカシ「ちぇっ!なんだよ!子供だからってバカにしやがって!俺だってもう10歳の立派な少年だぞ!」
ロトム「タカシ!少年も子供ロト!」
タカシ「(ガクッ)でっでも…」
ミズナ「今回ばかりはポケモンレンジャーに任せておきましょう」
コウスケ「そうですよ、僕たちにはまだ早すぎますよ」
タカシ「………」
キャプテン「やはり沖に出てしまっているか…」
カメックス「ガメ(うなずく)」
キャプテン「どうしたものかな…」
その時、シダ、ジュンサーの声が聞こえてくる。
シダ「おい!君たち止まりなさい!」
ジュンサー「止まらないと逮捕しますよ!」
タカシ「なっなんだ!?」
タカシ達がその声の方を見ると、そこにはボートを漕いでいるバイヤーとゲンガーの姿がある。
バイヤー「へぇへへへっ!あのサメハダーは俺達がゲットしてやるぜぇ!」
ゲンガー「ゲロゲロゲー!」
タカシ「あいつらー!」
ミズナ「今回は大人しくしてると思ってたのにー!」
バイヤー達のことを見ていた周りのポケモントレーナー達もサメハダーを捕まえに海に出る。
男「あいつ抜け駆けしやがって!待てぇ!」
女②「私だって!お願いラプラスッ!(モンスターボールを投げる)」
ラプラスが現れる。
女②がラプラスに乗る。
女②「行くのよラプラス!」
ラプラス「ラプラース!」
多くのポケモントレーナー達が海に出ていく。
ジュンサー「皆さん!危険ですから海に出てはだめです!」
シダ「やっぱり止めても無駄ですね」
ジュンサー「え?」
シダ「彼らはポケモントレーナー。冒険者達。こんな困難で諦めるような人間ではない」
バイヤー「ぐへへっ!もう遅いぜ!ゲンガー、ヤツをおびき出すぞ!」
ゲンガー「ゲンガッ!」
バイヤーとゲンガーがポケモンフードを海にまく。
バイヤー「えっさ、ほいさっ、えっさ、ほいさっ」
その時、サメハダーの背鰭が遠くからやってくる。
バイヤー「早速お出ましだぜっ!頼むぜゲンガー!」
ゲンガー「ゲンゲロゲッ!ゲンッガー、(ヘドロばくだん)」
ヘドロばくだんは海に当たって水しぶきが立つ。
バイヤー「あいつどこに行きやがった」
すると、ボートの真下から黒い影が近づいてくる。
バイヤー「ん?(海を覗き込む)」
その時サメハダーが現れ、バイヤー達をボートごと吹き飛ばす。
サメハダー「ザメーー!!!」
バイヤーが空高く飛んでいく。
バイヤー「うわ~~!やーなきーもちー!(キラン)」
○場面がタカシに移る
コウスケ「なっ!なんてパワーなんだ!」
タカシ「あいつら、毎回退場が早いな…。(汗)」
○一人のポケモントレーナーに場面が移る。
女②「ラプラス!ハイドロポンプ!」
ラプラス「ラプラース!!(ハイドロポンプ)」
しかし、サメハダーに攻撃は当たらない。
サメハダーはラプラスに体当たりを食らわせる。
サメハダー「サメッ!」
女②「ラプラスッ!しっかり!」
ボートを漕いでいる男がやってくる。
男「なかなか強いサメハダーじゃねぇか!よぉし!みずタイプにはこいつだ!行けっ!サンダース!」
サンダース「サンダー!」
男「サンダース!10万ボルト!」
サンダース「サンダース!(10万ボルト)」
またもやハメハダーは攻撃を躱して、次はボートに食らいつく。
サメハダー「ザメッ!!」
男「ゔわ”ぁ”ーーーー!!!」
男とサンダースは海に落ちる。
そして、浜辺に打ち上げられる。
男「あぁ~~(目がグルグル)」
サンダース「サ~(目がグルグル)」
タカシ「なんて強さなんだ…」
その時、釣りざおを持ったおじさんが話しかけてくる。
イネ「おうタカくん!」
タカシ「あっイネちゃん!」
イネ「おう、今日はみんなで泳ぎ来たか!あぁみんな見ない間に大きくなったねぇ!」
タカシ「イネちゃん!今はそんなこと行ってる場合じゃないんだよ!サメハダーが現れたんだ!」
イネ「サメハダー?そんなの珍しくもないよ、イネちゃん船で起き出るときもういっつも見るのよ」
ロトム「普通のサメハダーじゃないロト」
コウスケ「そうですよ!巨大サメハダーなんです!」
イネ「巨大サメハダー!?それはすごいなぁ、是非とも一度はつり上げてみたいもんだ」
タカシ「そうだ!トクサさん!」
キャプテン「なんだいタカシくん?」
タカシ「俺達も船に乗ってサメハダーを捕まえましょう!」
○イネちゃんの船·船上
タカシ、タツベイ、ロトム、トクサが乗っており、イネが運転している。
イネの船が猛スピードで進む。
タカシ「すっげぇ速さだ!」
タツベイ「タツタッ!」
イネ「イネちゃんの船はまだまだこんなもんじゃないよぉー!」
トクサ「イネさん、船を出していただいてありがとうございます」
イネ「いえいえ、巨大サメハダーを捕まえるためですから!いくらでも協力させてください!」
船がスピードを落として止まる。
イネ「タカくんはこのポケモンフードを海に撒いてくれ(バケツとスコップを渡す)」
タカシ「分かりました!」
イネ「キャプテンさん!船の操縦は覚えれましたか?」
キャプテン「はい!なんとか!」
イネ「練習あるのみです!頑張ってください!」
ロトム「それで、サメハダーはどうやって捕まえるロト?」
イネ「それはねぇ、これを使うんだ!」
イネはラバーカップが先についたクロスボウを見せる。
ロトム「これはなにロト?」
イネ「こいつにでかい樽が繋がっていてね。樽の力でサメハダーを海面に浮かせる。そしてサメハダーが弱ったところを一網打尽って戦法よ!」
タカシ「ほんとうにそれで上手くいくんですか?」
イネ「もちろん!イネちゃんはこの方法で数多くのサメハダーを捕まえてきたんだからね。ほらほらタカくん!もっとポケモンフードを撒いて!」
タカシ「はーい」
その時、タカシの目の前にサメハダーが現れる。
サメハダー「ザメッ!!」
タカシ「うわっ!!!(船床に倒れる)」
イネ「早速お出ましか!これでも食らえっ!!(クロスボウ発射)」
ラバーカップがサメハダーの体に張り付く。ロープで結ばれた樽が一緒に海に落ちる。
イネ「よぉし!まずは一つ!キャプテンさん!樽を追いかけてください!」
キャプテン「分かりました!(舵を切る)」
イネ「さぁ、盛り上がって来たぞぉ!!」
船を走らせていく。
しばらくすると樽が海中に姿を消す。
ロトム「樽が沈んだロト!?」
イネ「やっぱりパワーがあるな。しばらくこの辺で待機!樽が浮いてくるのを待ちます!」
タカシ ロトム キャプテン「「「分かりました!」」」
× × × ×
タカシが目を細めて海を見渡す。
タカシ「んーどこにも見当たらないなぁ…」
そこにキャプテンがやってくる。
キャプテン「タカシくん、もうずっとそうしているだろう?私が見張っているから君は休みたまえ」
タカシ「大丈夫ですよ!俺はもう立派なポケモントレーナーですから!トクサしんが休んでください!」
キャプテン「ははは、そこまで言うなら仕方がない。それじゃあサメハダーのことを頼むよ。タカシくん!」
タカシ「はい!」
その時、樽が海面に浮かんでくる。
タカシ「あっ!イネちゃん!樽が浮いてきたよ!」
イネ「ああわかった!(舵を切る)」
船を樽に近付ける。
イネ「タカくん!そこにフックのついた棒がある。それでロープを手繰り寄せてくれ」
タカシ「分かりました!」
タカシが棒をもって海の上に腕を出す。
そこに突然サメハダーが現れる。
タカシ「うわっ!!!(尻もちをつく)」
イネ「キャプテンさん!もう一発そいつにぶちこんだれ!」
キャプテン「はい!」
キャプテンは狙いを定めてサメハダーにクロスボウを打ち込む。狙いは見事に命中する。
イネ「いいぞキャプテンさん!」
2つの樽は船から物凄いスピードで離れていく。
ロトム「サメハダーが逃げてくロト!」
イネ「そうは行くか!みんなしっかり捕まってろ!!」
イネは船を全速力でサメハダーの方に向かわせる。
しばらくして樽はその場でとどまる。
イネ「キャプテンさん!ロープの回収頼めるか!?」
キャプテン「やってみます!」
キャプテンが棒を持ってロープをなんとか手繰り寄せる。
イネ「よし!そのロープを船に結んでくれ!」
タカシ キャプテン「「はい!」」
二人が船の後方、2ヵ所にロープを結ぶ。
タカシ「結び終わりました!」
イネ「よし!このまま浅瀬に引きずり出してやる!」
イネちゃんは船を浜辺に向かって進ませる。
イネ「やったなタカくん!これで町のやつらあっと驚くぞ!」
タカシ「はい!」
その時、船に大きな衝撃が襲いかかる。
タカシ ロトム トクサ「「「うわっ!!」」」
タカシ「なっなんだ!?」
イネ「あの野郎…体当たりしに来やがった!」
その間も船は揺れ続いている。
タカシ「うわっ!うわっ!」
イネ「仕方がねぇ!ロープを斧で叩き切れ!!」
キャプテン「はい!」
キャプテンが斧でロープを叩き切る。
船の揺れが収まる。
イネ「くそッ!エンジンがイカれちまった!」
タカシ「そんなっ!それじゃどうしたら…」
キャプテン「こうなったら…頼む!カメックス!(モンスターボールを投げる)」
カメックス「ガメッ!!」
キャプテン「カメックス!相手は今大きく体力を消耗しているはずだ!やってくれるか?」
カメックス「ガメッ!(うなずく)」
イネ「カメックス!サメハダーの鼻を狙え。サメハダーの鼻には神経がたっくさん集まっている。そこを攻撃すれば動けなくなるはずだ!」
カメックス「ガメッ!(うなずく)」
カメックスが海の中に飛び込む。薄暗い海の中にカメックスが一匹ポツンといる。
カメックス「………」
その時、タカシが2つの樽がこっちに向かってきているのを発見する。
タカシ「トクサさん!来ました!」
キャプテン「わかった!カメックス!右からサメハダー接近!みずのはどう用意!」
カメックス「ガメッ!(肩の大砲を構える)」
イネ「あと少しじゃ!」
カメックスがサメハダーの姿を黙視する。
カメックス「…(唾を飲み込む)」
キャプテン「発射!!」
カメックス「ガメッ!!!(みずのはどう発射)」
みずのはどうは見事にサメハダーの鼻に直撃する。
サメハダー「ザメッ!!(悲鳴)」
サメハダーが腹を上にして浮かび上がってくる。
キャプテン「よしっ!行けっ!モンスターボール!」
キャプテンの投げたボールはサメハダーに当たり、サメハダーはボールの中に入っていく。
ボール「ぐるん、ぐるん、ぐるん、ガチャ(ゲット)」
タカシ「やったーー!」
ロトム「サメハダーを捕まえたロト!」
キャプテン「よくやったぞ!カメックス!」
カメックス「ガメガメッ!」
イネ「いやぁ、今回はカメックスに助けられた。ありがとうカメックス!」
キャプテン「いやいや、イネさんの樽がサメハダーの体力を奪っていたからこそですよ!」
カメックス「ガメガメ(うなずく)」
キャプテン「タカシくんも、危険な仕事だったのに物怖じせずに戦ってくれてありがとう」
タカシ「まぁ、それほどでもぉ」
イネ「さぁ!早く浜に戻ってサメハダーを治療してもらわないと!」
タカシ「ですねっ…て、エンジン壊れてるのにどうやって帰るんですか?」
イネ「そりゃあもちろん!(海に飛び込む)泳ぎで帰るんだ!(クロール)」
ロトム「パワフルな方ロトね」
タカシ「ほんとだよ」
一同「「あはははは!」」
N「サメハダーの脅威は去り、海にまた平和が訪れた。ありがとうキャプテン!ありがとうタカシ!ありがとうイネちゃん!タカシ達の冒険はまだまだ続く!」
次回予告
夏祭りが行われるマシロタウン。お祭りの下見に行くタカシ達の元に一人の少年が現れた。彼の名前はヤンタロー。その正体は、最近じまたで有名なチャリンコ暴走族の一味であった。どうなるタカシ。チャリンコ暴走族の脅威から逃れることが出来るか。
ポケモンレンジャー
次回『新たな悪玉!?ヤンタロー現る!』
君は『しんか』することが出来るか?




