第六話 ハブネークは危ねぇーく(※読み飛ばして大丈夫です)
◯タカシの家・リビング
テレビでお盆のニュースをしている。
◯以下・テレビ
インタビュアー「多くのお子さん連れの方が荷物を持って、次々と(新幹線に)乗り込んでいきます」
N「ついに始まったお盆休み。毎年恒例の帰省ラッシュは、既にピークを迎えています」
男の子「ホウエン地方のじいじとばあばのところに行くの。海に行く。いっぱい泳ぐの」
少女「ジョウト地方のおばあちゃんの家に行きます。料理が美味しいので楽しみです」
N「KR各社によりますと、新幹線キボウは今日午前、カントー駅発の下り列車が満席になっている他…」
◯テレビ終わり
タカシがソファーでいびきをかいて寝ている。
母「タカシー、さっさと起きなさい」
タカシ「ん~?(顔だけ起こす)」
母「寝癖ついてる。それ直したら着替えて」
タカシ「ん〜、なんで?(目を擦りながら)」
母「なんでって墓参り行くって言ったでしょ」
タカシ「え〜、俺、昼からコウスケたちと研究所に…」
母「昼までには終わるから来なさい!」
タカシ「はぁ〜〜い………」
☓ ☓ OP ☓ ☓
◯おばあちゃんの家・庭
先にタカシ、タツベイ、ロトムだけが庭についている。
タカシ「おばあちゃ~ん、来たよー。あれ?もう墓参り行っちゃったかな?」
庭には多くのタライがある。
タツベイがタライを覗くと、そこにはトサキントが泳いでいる。
トサキント「トサキーン、トサキントトサキントトサキーント」
ロトム「トサキント。きんぎょポケモン。みずタイプ。せびれ、むなびれ、おひれが優雅にたなびく姿から、水中の女王、水の踊り子、水のプリンセスなど様々な呼ばれ方をしている」
タツベイ「タツタッ!(水槽の中に手を入れる)」
タカシ「あぁ、タツベイあんまり驚かせたら…」
その時、タツベイの手にトサキントの角が刺さる。
タツベイ「タツッーー!(飛び上がる)」
タカシ「はぁ…言わんこっちゃない…」
タツベイ「(ムカッ)タツッ!!(頭突き攻撃)」
タツベイの頭突きがタカシに当たる。
タカシ「いてっ!(地面に倒れる)ドウシテコウナルノ~」
ロトム「タカシ大丈夫ロト?」
そこにタカシのおばあちゃんがやってくる。
おばあちゃん「おおタカシ来たかよ」
タカシ「(一瞬で立ち上がる)おばあちゃん!」
タツベイ「タツタッ!」
おばあちゃん「あら、その子が噂のタツベイね」
タカシ「そうだよ!こいつが俺の最初のポケモンのタツベイ。そしてこっちがロトムだよ」
ロトム「はじめまして!僕はスマホロトム!よろしくロト!」
おばあちゃん「あらあらご丁寧にどうも、まさかポケモンが言葉を話すなんて信じられないねぇ」
ロトム「僕はパイナップル社で開発された最新鋭のスマホロト!話すなんて朝飯前ロト!」
おばあちゃん「ホントにすごいねぇ」
タカシ「おばあちゃん。なんかまたトサキント増えてない?」
おばあちゃん「そうそう。またトモさんから貰ってね。品評会に出す用で育ててるらしくって、前に家で見せてもらったらたっくさんいるのよ。それで3匹くらいまた貰ってきて。そうそう、それでさっきトサキントにポケモンフードあげてたらそこの草むらで音してよ。見たらハブネーク出てきて。もういやぁ〜って思って虫除けパって取ってかけたらどっかいってねぇ。多分まだそこら辺にいるねぇ。前もそこの下のマサミちゃんも畑で見たって言っててね。いやぁねぇ。前カナ達が帰ってきてた時にも一回庭で見たろ?もうあの時はてんやわんやだったのにもう皆大きくなって誰も帰らないもんねもう…」
ロトム「マシンガントークロト…(小声)」
タカシ「もうこうなったら止まらないから…(小声)」
そこにタカシの母、父がやってくる。
父「お久しぶりです」
母「またハブネークの話してるの?」
おばあちゃん「あぁ、どうもこんにちわ。そうなのよ。そこにハブネークがまたいてよ。いやぁ、怖い怖い」
タカシ「あはは…おばあちゃん、僕たちこれからお墓参り行くけどおばあちゃんも一緒に行く?」
おばあちゃん「あぁそうか、それじゃ行こうかね」
◯お寺・庭
一同がやってくる。
寺庭の中央でヤグラが組み立てられている。
父「おお、やってるやってる」
ロトム「あれはなにをしているロト?」
おばあちゃん「ああ、あれは盆踊りのためのヤグラを建ててるんだよ」
ロトム「ヤグラロト?」
母「お盆で帰ってきたご先祖様の霊が集まる場所よ」
タカシ「夜になったらゴーストタイプのポケモンたちと一緒に円になって踊るんだ」
ロトム「へぇ!それは興味深いロト!」
そこに一匹のフワンテがやってくる。
フワンテ「フワフワ〜」
タカシ「あっ!フワンテだ!」
ロトム「フワンテ。ふうせんポケモン。ゴースト、ひこうタイプ。仲間が欲しいのか子どもに近づいていく姿がよく目撃されている。あてもなくさまようようすから迷える魂の道しるべと伝える昔話もある」
フワンテ「フワ〜〜(手を差し伸べる)」
タカシ「おまえ人懐っこいやつだな!(フワンテの手を握り返す)」
ロトム「タカシ、あんまりフワンテと手を繋がないほうがいいロトよ」
タカシ「えっなんでだよ?」
ロトム「風船と間違えてフワンテを持っていた小さな子どもが消えてしまうことがあると言われている(図鑑説明)」
タカシ「えっ…まっさかぁ…(顔をフワンテの方にゆっくりと向ける)
フワンテ「フワフワ〜〜(嬉しい)」
タカシ「あはは…フワンテ…俺は小さな子どもじゃなくって、もう10才の少年だからな…」
フワンテ「フワ?(首を傾げる)」
母「タカシ行くわよ〜」
タカシ「はーい、それじゃまた後でね〜(汗)(フワンテの手を離す)」
タカシ「そういうことは先に行っとけよ!(小声)」
ロトム「あはは…ごめんロト」
◯山の墓地
タカシ達が一つのお墓の前で立ち止まる。
父「さぁ、着いた着いた」
ロトム「ここがタカシたちのお墓ロト?」
タカシ「そうだよ。ここにおじいちゃん達が眠ってるんだ」
ロトム「ふ〜ん、タカシもここに入るロト?」
タカシ「ん?そうなんじゃない?」
父がライターで線香に火をつけようとしている。
父「あぁ、ダメやな」
母「タカシ、じいじとムーランドに水上げて」
タカシ「はぁ〜い」
◯止め絵の連続
タカシが手桶と柄杓でお墓に水をかけていく。
母が団子を祀る。
おばあちゃんが新しいシキビを筒に入れる。
◯終わり
父が線香を立てる。
父「これでよし。タカシ、なむなむして」
タカシ「はーい、ほらロトムとタツベイも」
ロトム「分かったロト」
タツベイ「タツ?(首を傾げる)」
タカシが手を合わせる。
見様見真似でロトムとタツベイが手を合わせる。
タカシ「よしっ!(母の方を見て)これで終わり!?」
母「ええっと…(おばあちゃんの方を見て)あとお兄さんところとタニさんところかね」
おばあちゃん「いや今年はトカちゃんところもやね」
母「あれトカちゃん亡くなってたの?」
おばあちゃん「あれ?あんたに言ってなかったかね…」
タカシ「…まじか………」
☓ ☓ ☓ ☓
タカシ達が階段を登っていく。
タカシ「あっち”ぃ………」
タカシが立ち止まって、後ろを振り返る。
手前には林とお寺の屋根が見えて、奥には日を照り返して白く光っている海と、空には大きな入道雲が立ち込んでいる。
タカシ「………(帰りたい)」
そこにおじさんの声が聞こえてくる。
イネ「おうタカくん!」
タカシ「ん?(振り返る)あぁ!イネちゃん、久しぶりです!」
イネ「タカくん今日は一人で来たの?」
タカシ「あいや、もうみんな先に行っちゃって」
イネ「あぁ、そうかい。そうそう、タカくんに会ったら言おうと思ってたことあってよ。うちにガレージあるやろ。そこ開けっぱにしててね。それでバイクだそうと思うて行ったらすぐそこにハブネークがおるのよ。もうイネちゃんハブネークだけはダメでよ」
タカシ「イネちゃん前もハブネーク会ってなかった?(苦笑)」
イネ「そうなのよ。もう最近よくいるのよ。タカくんも気をつけてよ」
タカシ「あはは、分かりました」
◯タカシの家・リビング
タカシがソファーに倒れ込む。
タカシ「疲れた〜〜!」
ロトム「お疲れ様ロト」
タカシ「いやぁ。まさかおばあちゃんちに上がったあともマシンガントークが繰り出すとは…」
ロトム「ほんとにあんなに口が回るなんて驚きロト」
タツベイが庭で走り回っている。
タカシ「あいつのの体力も恐ろしいよ…」
母の声が聞こえてくる。
母「タカシ!昼から遊ぶんでしょ。早く食べないさい」
タカシ「は〜い」
母「昼どうするの?」
タカシ「納豆ご飯にする」
母「自分でして〜」
タカシ「そのつもりだから!(怒)もぉ…」
☓ ☓ ☓ ☓
◯博士の研究所
タカシがドアを開けて入ってくる。
タカシ「こんにちわー」
そこにはミズナ、イーブイ、コウスケ、キャタピー、博士がいる。
ミズナ「あっ来た来た!」
博士「いらっしゃいタカシくん」
タカシ「ごめん、まった?」
コウスケ「いやいや、僕たちもいま来たところですよ」
キャタピー「キャタッ」
タカシ「おっ!キャタピー!どうだコウスケ?あれからキャタピーとは上手くいってるか?」
コウスケ「えぇもちろんです!ポケモンフードだってもりもり食べてくれるようになりましたから」
キャタピー「キャタピー!」
ミズナ「でもまだキャタピーのことはさわれないんでしょ。大丈夫なの?」
コウスケ「いやいや、これから触れるようになっていく予定ですから!」
キャタピー「キャタッ!(コウスケの胸元に飛びつく)」
タカシ「おっと…」
博士「ほう、キャタピーにしてはすごいジャンプ力じゃな」
コウスケの顔が真っ青になっていく。
コウスケ「うわぁーーー!!(飛び上がる)」
キャタピーが地面に落ちる。
ミズナ「キャタピー!」
タカシ「大丈夫か?」
キャタピー「キャタ〜………」
コウスケ「すみませんキャタピー、怪我はないですか?」
キャタピー「(落ち込み)」
タカシ「そんな悲しい顔するなよ」
ミズナ「そうよキャタピー。コウくんはちょっと驚いただけだよ」
コウスケ「ええ。僕たちはもう友達ですから」
キャタピー「キャタ…」
博士「そうじゃな…コウスケくん。キャタピーと仲直りの握手をするのはどうじゃ?」
コウスケ「握手ですか?」
タカシ「おっ、いいですね博士!」
ミズナ「グッドアイデア!ほらコウくん」
コウスケ「分かりました…(ツバを飲む)キャタピー、仲直りの握手です(人差し指を持っていく)」
キャタピー「キャター!(目をキラキラ)(コウスケの指を握る)」
コウスケ「これからもよろしくお願いしますね。キャタピー」
キャタピー「キャタ(うん)」
博士「これで仲直りじゃな」
ミズナ「よかったよかった」
その時、キャタピーが嬉しくなってもう一度コウスケの胸に飛び込む。
キャタピー「キャタッ!」
コウスケ「ウワァ〜〜!!!」
コウスケが飛び上がって、コウスケとキャタピーが地面に倒れる。
コウスケ「あたたた………」
キャタピー「キャタ………」
ミズナ「ちょっと二人ともー」
ロトム「これは慣れるまでに時間がかかりそうロトね………」
タカシ「あはは…そうだ博士、オニドリルはあれからどうですか?」
博士「ああ、もう順調に回復しておるぞ、こっちじゃ」
◯同・研究室
タカシ達はガラス越しにいる通常の大きさのオニドリルを見ている。
ミズナ「あっ!オニドリル!…ってあれ?なんだか小さくなってませんか?」
ロトム「ほんとロト!あの時のデータと見比べても明らかに小さいロト」
博士「そうなんじゃ、スモモさんがポケシウムを治療したんじゃが、その途端に普通の大きさに戻ったんじゃよ」
コウスケ「元に戻る?一体どういうことなんでしょうか?」
博士「これは仮説じゃが、もしかするとオニドリルはダイマックスをしたのかもしれんのう」
タカシ ミズナ コウスケ「「「ダイマックス?」」」
博士「ああ、ロトム、映像を頼む」
ロトム「了解ロト!(画面にポケモンバトルの映像が流れる)」
博士「ダイマックスというのはガラル地方だけで起きる現象で、ガラル粒子という物質で引き起こされるんじゃ」
映像でポケモンがダイマックスする。
ミズナ「うわっ!ポケモンが大きくなっちゃった!」
タカシ「確かにあの時のオニドリルに似ているな!」
コウスケ「でも、どうしてマシロタウンでダイマックスが…」
博士「儂にも詳しいことは分からんが、ポケシウムとガラル粒子は全くの別物、というのは確かじゃな」
ロトム「んー謎は深まっていくばかりロト…」
その時、机の上にあったポケシウム探査機が鳴り始める。
博士「こっこれは!!」
○同·庭先
タカシ達が外に出ると、遠くの山の方で赤色の光が発せられている。
ミズナ「なんだか大変なことになってない!?」
コウスケ「博士あれは!?」
博士「ポケシウムの光に似ているな………」
タカシ「あっちはお寺の方向だ!いってみよう!」
ミズナ「えぇ!」
コウスケ「ちょっとみんな待ってください!」
博士「み、みんな!」
○お寺·庭
タカシ達が到着するとそこには、通常よりも一回り大きなハブネークがいる。
タカシ「あれは!?」
ロトム「ハブネーク。きばヘビポケモン。毒タイプ。先祖代々ザングースと戦ってきた。体の傷は激しい戦いの印」
ミズナ「やっぱり大きいわね…」
ハブネーク「ハブネーーク!!(暴れ始める)」
コウスケ「このままじゃヤグラが」
タカシ「よぉし!タツベイ!」
タツベイ「ターツタッ!」
コウスケ「待ってくださいタカシくん!危険ですよ!」
タカシ「大丈夫だって、コウスケは心配しすぎだよ!」
コウスケ「ニドキングと戦ったときのことを思い出してください!」
タカシ「あっ!」
○回想
ニドキングの角がタツベイに当たって、タツベイが苦しんでいる。
○回想終わり
タカシ「でも………」
タツベイ「ターツタッ?(首をかしげる)」
男性の声が聞こえてくる。
男「お前達何してる!早く逃げろ!」
ミズナ「タカちゃん…」
タカシ「………」
そこにフワンテがやってくる。
フワンテ「フワフワ~!」
ミズナ「あっフワンテだ!」
フワンテがハブネークにシャドーボールで攻撃する。
フワンテ「フワフワーー!!(シャドーボール)」
シャドーボールがハブネークにヒット。
ハブネークが吹き飛んでいく。
ハブネーク「ハブッ!!(悲鳴)」
一同「「「あっ!?(驚き)」」」
フワンテ「フワフワー!(やってやるぞ!)」
タカシ「凄いじゃないかフワンテ!」
ミズナ「ハブネークを吹き飛ばしちゃった!」
ハブネークがフワンテを睨み付ける。
ハブネーク「ハブネー!!(威嚇)」
コウスケ「ハブネークが怒っていますよ!」
タカシ「よぉし!こうなったらやるしかない!タツベイ頼む!」
タツベイ「ターツタッ!」
ミズナ「私たちも行くわよイーブイ!(モンスターボールを投げる)」
イーブイ「イブブイ!」
コウスケ「仕方ありません、お願いしますキャタピー!(モンスターボールを投げる)」
キャタピー「キャタキャタ!」
タカシ「タツベイ!ひのこ!」
ミズナ「イーブイ!スピードスターよ!」
タツベイ「ターツタッ!(ひのこ)」
イーブイ「イブブイ!(スピードスター)」
フワンテ「フワフワッ!(シャドーボール)」
ハブネーク「ハブッ!!(尻尾で攻撃を弾き返す)」
タカシ「なっ、なんてパワーだ…」
コウスケ「キャタピー!糸で動きを封じてください!」
キャタピー「キャタッピー!」
キャタピーの糸でハブネークは身動きが取れなくなる。
ハブネーク「ハブッ!?」
タカシ「よおし!タツベイ!頭突き攻撃!」
ミズナ「イーブイ!でんこうせっか!」
タツベイ「タツッ!」
イーブイ「イブッ!」
2匹の攻撃がハブネークにヒット。
ハブネーク「ハブッ!!(悲鳴)」
タカシ「良いぞタツベイ!」
ミズナ「イーブイナイス!」
しかし、ハブネークは再び起き上がる。
ハブネーク「ハブハブ…」
ミズナ「なんて体力なの…」
ハブネークがとぐろを巻く。
ロトム「反撃が来るロト!!」
ハブネークが一気にジャンプして、タツベイとイーブイに飛びかかる。
タカシ「タツベイ!!(汗)」
その時、シダの声が聞こえてくる。
シダ「ミサイルばり!」
針がハブネークにヒット。
間一髪でタツベイ達は助かる。
タカシ達が声のする方に顔を向けると、そこにはシダとヘラクロスの姿がある。
一同「「「シダさん!!」」」
シダ「いやぁ間に合ってよかった!みんな怪我はないかい!?」
タカシ「はい!大丈夫です!そのポケモンは…」
ロトム「ヘラクロス。1ぽんヅノポケモン。むし、かくとうタイプ。一直線に敵の懐に潜り込み、たくましい角ですくいあげ投げ飛ばす、すごい力の持ち主」
シダ「ここからは私たちに任せてください!」
ミズナ「分かりました!」
コウスケ「お願いします!」
シダ「私にとって初めての見せ場!張り切って参りますよヘラクロス!」
ヘラクロス「ヘラヘラー!」
ハブネークがヘラクロスに飛びかかる。
ハブネーク「ハブッ!!」
シダ「ヘラクロス!」
ハブネークは尻尾で攻撃。
しかし、ヘラクロスは攻撃を素手で受け止める。
ヘラクラス「ヘラッ!」
タカシ「すごい!」
ロトム「あんな大きな相手の攻撃を食らってもろともしてないロト!」
シダ「ヘラクロス!メガホーン!」
ヘラクロス「ヘラクロッ!!」
ヘラクロスは角でハブネークを攻撃する。
攻撃はハブネークにヒット。
ハブネーク「ハブッ!!(悲鳴)」
シダ「いいですよヘラクロス!」
ヘラクロス「ヘラッ!」
すると、ハブネークは林の中に姿を消していく。
コウスケ「あっハブネークがっ!」
シダ「みんな!追いかけるよ!」
一同「「「はい!」」」
一同が林の中に入っていく。
しかし、どこにも姿は見当たらない。
ミズナ「あれ?ハブネークいなくなっちゃった!」
シダ「見失ってしまいましたね…」
タカシ「どうにかして見つけ出さないと!」
フワンテ「フワッ!フワフワ!」
コウスケ「どうしたんですかフワンテ?」
ロトム「空からハブネークを探すと言っているロト!」
タカシ「わかった!頼むフワンテ!」
フワンテ「フワフワ!」
フワンテが上昇していく。
フワンテが周りを見渡すと、奥の方で木々が動いているのが見える。
フワンテ「フワフワ!(ハブネークの方を指差す)」
ミズナ「あっちのほうみたいね」
タカシ「よし!行こう!」
× × × ×
一同が林の中を走っていくと、ポケシウムの欠片が落ちている。
コウスケ「あれはポケシウム!」
シダ「この方向で間違ってないみたいですね!」
木々の隙間からハブネークの姿が見える。
ロトム「いたロト!」
シダ「よぉし、(モンスターボールを取り出す)行け!モンスターボール!(投げる)」
ハブネークはモンスターボールの中にはいる。
モンスターボール「クルン、クルン、クルン、」
しかし、ハブネークはモンスターボールの中から出てきてしまう。
ハブネーク「ハブハブッ!!」
シダ「ダメですか…」
ハブネークがタカシに飛びかかる。
タカシ「うわっ!」
シダ「ヘラクロス!」
ヘラクロス「ヘラッ!」
ヘラクロスはタカシの前に立ちはだかり、ハブネークの攻撃を受け止める。
タカシ「ありがとうヘラクロス!」
ヘラクロス「ヘラッ!」
シダ「よぉし、ヘラクロス!インファイトです!」
ヘラクロス「ヘラッ!(ハブネークを宙に投げ飛ばす)」
ヘラクロスはハブネークが落ちてくるのに合わせて、角を叩きつける。
ヘラクロス「ヘラクロッ!!」
ヘラクロスの攻撃がハブネークにヒット。
ハブネーク「ハブッ!!(悲鳴)」
ハブネークは地面に倒れ混む。
シダ「よおし、行けっ!モンスターボール!(投げる)」
モンスターボールの中にハブネークが入る。
モンスターボール「グルン、グルン、グルン。ガチャ」
タカシ「やった!」
ミズナ「ハブネークを捕まえた!」
シダがモンスターボールを拾う。
シダ「みんなの協力でハブネークを捕まえることができたよ!ありがとう!」
ミズナ「いえいえ、それほどでもぉ」
コウスケ「これで盆祭りを安心して行えますね」
タカシ「あぁ、それにしても今回はフワンテに助けられたな」
ロトム「シャドーボールで攻撃したり、ハブネークの居場所を見つけたり大活躍だったロト!」
シダ「ほんとだね!フワンテさん!ありがとうございました!」
フワンテ「フワフワ!(手を差し出す)」
シダ「おっ!握手ですか!(フワンテの手を握る)」
タカシ「おっと…」
タカシとロトムが目を合わせる。
タカシ ロトム「「あははは…」」
ミズナ「さぁみんな!もうちょっとで盆祭りが始まるわよ!」
コウスケ「早く家に戻って準備しないとですね」
シダ「それでは戻りますか(ヘラクロスの方を見て)ヘラクロス、助かりました!ありがとうございます!(モンスターボールの中に戻っていく)」
○タカシの家·リビング(夜)
母「タカシ行くよぉ!」
タカシ「はぁ~い!タツベイって、寝てるし」
タツベイは腹を上に向けていびきをかいて寝ている。
ロトム「今日はずっと動き回っていたからロトね」
タカシ「それじゃあ起こさないでおこうか」
ロトム「それがいいロト」
○同·玄関先
タカシがドアを開けると、お寺から太鼓の音が聞こえてくる。
ロトム「何か聞こえるロト」
タカシ「これは盆踊りの太鼓だよ」
父「タツベイはどうした?」
タカシ「寝てたからそのままにしてる」
父「そうか」
母「じゃあ行きますか」
○お寺·入り口
暗闇のなかに提灯の明かりが灯っている。
ロトム「これは綺麗ロト!カシャカシャ(写真を撮る)」
○お寺·庭
多くの人々とポケモン達が円を作って盆踊りを踊っている。
タカシ「おっ、もう人が集まってる!」
その時、コウスケに声をかけられる。
コウスケ「タカシくん」
タカシ「おおコウスケ。来てたのか」
コウスケ「えぇぇ、僕もさっきついたばかりです」
タカシ「お母さん、コウスケと一緒に行ってくる」
母「はーい」
× × × ×
コウスケ「やっぱりこの雰囲気がいいですよね」
タカシ「だなっ」
また二人の後ろからミズナが声をかけてくる。
ミズナ「二人とも」
タカシ「ん?おうミズナって、お前その格好…」
浴衣姿のミズナがそこにいる。
ミズナ「見てみて、お母さんのお下がりなんだ!どう?似合ってる?」
コウスケ「えぇ、とってもお似合いですよ」
ミズナ「でしょ~、タカちゃんはどう?」
タカシ「えぇ、なんか浴衣姿って変な感じだな」
ミズナ「もう、またそんなこと言って!」
ロトム「はぁ、タカシはポケモンバトルだけじゃなくって、思いやりの練習もした方がいいロトね」
タカシ「えぇ~、俺何かダメなこと言ったか?」
コウスケ「まぁまぁいいじゃないですか、せっかくのお祭りですから楽しみましょうよ!」
ミズナ「それもそうね!みんな踊りに行きましょ!」
○盆踊りの止め絵
N「ハブネークを捕まえて、無事に盆祭りを開催させることの出来たタカシ達。きっと天国のご先祖さま達も一緒に踊っていることだろう。もしかしたら、君の家にも誰かが帰ってきているのかもしれないね。ほら君の後ろ…。タカシ達の冒険はまだまだ続く」
○帰り道
タカシとロトムが二人で帰っている。
タカシ「はぁ…疲れた~」
ロトム「まさかぶっ通しで踊ることになるとは思わなかったロト」
タカシ「早く家に帰ってお風呂に浸かりたいよ」
フワンテがその様子を遠くから見つめている。
フワンテ「………」
次回予告
お盆も過ぎ去り、秋の気配を感じ始める夏休み後半。ミズナはタカシ達を連れて海水浴に誘う。始めは楽しく遊んでいた彼らだが、突如として女性の悲鳴が響き渡る。そこには巨大化したサメハダーの姿があった。
ポケモンレンジャー
次回『サメハダー』
君は『しんか』することが出来るか?




